見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2013歳末旅行・中尊寺(平泉)

28日(土)夜、寝台急行「はまなす」で雪の札幌を離れ、29日(日)未明に青森着。ちゃんと横になれる寝台を取ったのだが、よく眠れず、結局、翌日が使い物にならないことを認識。 新青森から「はやて」で一ノ関→平泉へ。年末なので、もう美術館や博物館は開…

2013クリスマスケーキ

札幌で迎える初めてのクリスマス。 24日も25日も仕事で、デパ地下の閉店間際に慌てて駆け込んだが、どこも混雑してて、ケーキが買えなかった。 結局、1日遅れの26日に買って帰った「きのとや」のケーキ。ショートケーキもベークチーズ(正式商品名)も294円…

愛すべき出版人/岩波茂雄(中島岳志)

○中島岳志『岩波茂雄:リベラル・ナショナリストの肖像』 岩波書店 2013.9 岩波書店の創業者である岩波茂雄(1881-1946)の評伝。冒頭に短い「はじめに」があって、著者が岩波茂雄に出会ったきっかけ、関心を持った理由が示されている。岩波書店は、日本右翼…

未来が複数形だった頃/グローバル化の遠近法(姜尚中、吉見俊哉)

○姜尚中、吉見俊哉『グローバル化の遠近法:新しい公共空間を求めて』(岩波人文書セレクション) 岩波書店 2013.10 おや、姜先生と吉見先生が新しい本を出されたのか、と思った。奥付には「2013年10月」発行とあるし、その隣りの吉見俊哉氏のあとがきにも「…

弘前・プチ旅行(買ったもの)+クリスマスリース2013

2日目は、弘前に住んで8年になる友人の案内で、地元民に愛されるギャラリーや民芸屋さん、観光ガイドに載らない小さな神社やお寺、市場などを回った。 買ったものいろいろ。竹かごは「三上幸男竹製品販売センター」にて。 郷土玩具の「弘前馬コ」を模したら…

弘前・プチ旅行(食べたもの)

嶽温泉・山のホテルの夕食。 林檎クリーム焼き。茶碗蒸しにもリンゴが入っていてびっくりした。 名物のマタギ飯。立ち寄りでも食べることができる。 お酒は斎藤酒造の「松緑」。これ、かなり好きな味だわ~。 お風呂は硫黄の匂いの濃い濁り湯で、温泉らしさ…

弘前・プチ旅行

むかしの友人が弘前で暮らしていることが分かって、札幌から遊びに行った。 ケンカ別れしたわけでも何でもないのだが、仕事や住まいが3~4年ごとに変わるので、連絡を怠っているうち、音信が取れなくなって、気がついたら13年も経っていた。それでも彼女が私…

餅と煎餅の国/地元菓子(若菜晃子)

○若菜晃子『地元菓子』(とんぼの本) 新潮社 2013.5 橋本麻里さんの『変わり兜』を買おうと思って、隣りを見たら、この本が置いてあった。表紙は、水に浸かったカエルの卵みたいな、白いお椀(杯)に入った葛まんじゅうの群れ。あ、小浜の葛まんじゅうだ、…

全部載せの美学/変わり兜(橋本麻里)

○橋本麻里『変わり兜:戦後のCOOL DESIGN』(とんぼの本) 新潮社 2013.9 「変わり兜」を中心に、鎧、陣羽織など戦国武士のファッション約65点(数えてみた)を紹介。写真中心で、解説や読み物ページは最低限に抑えている。写真の背景も白かグレーの単色とし…

江戸と中国の視座から/史論の復権(與那覇潤対論集)

○與那覇潤対論集『史論の復権』(新潮新書) 新潮社 2013.11 與那覇潤氏が7人の論客とおこなった対論(対談)集。ホストの與那覇氏が著書『中国化する日本』で話題の歴史学者であることは承知している。だが『中国化する日本』は、手に取ってパラパラめくっ…

囲われ者の金魚/アートアクアリウム展(サッポロファクトリー)

○サッポロファクトリー 『アートアクアリウム展 ~札幌・金魚の灯~』(2013年11月30日~2014年1月19日) 公式ホームページによれば「アートアクアリウム展は『アート』と『デザイン』と『アクアリウム』を融合させ、変幻自在の水槽デザインとライティング、…

2013札幌・初吹雪

札幌に引っ越して、初めての冬。 10月に入った頃からそわそわと、初めて使うストーブを点検に来てもらったり、灯油を確保したり、冬靴・コート・帽子を買い揃えたりしてきた。 11月に雪が降ったときは、来たか!と思ったが、いつの間にかその雪も消えて、12…

あれから四年半/すずしろ日記 弐(山口晃)

○山口晃『すゞしろ日記 弐』 羽鳥書店 2013.11 山口晃画伯の『すずしろ日記』第2巻。うわー待ってました! 第1巻が2009年3月刊行だから、4年半ぶりである。画伯のおっしゃるとおり、元ネタは東京大学出版会のPR誌『UP』に連載されたエッセー漫画(オビの表現…

2013秋@幕末の北方探検家 松浦武四郎(静嘉堂文庫)

○静嘉堂文庫美術館 『幕末の北方探検家 松浦武四郎』(2013年10月5日~12月8日) 終わった展覧会だが書いておこう。「北海道の名付け親」として有名な松浦武四郎(1818-1888)に関する展覧会だが、どうして静嘉堂がこんな企画を立てたのか、さっぱり分からな…

見えない労働/家事労働ハラスメント(竹信三恵子)

○竹信三恵子『家事労働ハラスメント:生きづらさの根にあるもの』(岩波新書) 岩波書店 2013.10 Amazonのカスタマーレビューをさらっと覗いてきたら、題名に違和感を持った読者が多いようだった。確かに。何でも「ハラスメント」をつけてしまえば事足りると…

2013秋@江戸の狩野派(出光美術館)

○出光美術館 『江戸の狩野派-優美への革新』(2013年11月12日~12月15日) 「江戸狩野」に焦点をあてた展覧会。そういえば、春の京博で「京狩野」を取り上げた『狩野山楽・山雪』が開催されたことは記憶に新しい。あれもよかったが、こっちもなかなか。 江…

2013札幌大通り・ミュンヘンクリスマス市

久しぶりに地元レポート。 第12回ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo(2013年11月29日~12月24日)が始まっている。ドイツには一度だけ行ったことがあって、秋だったから、まだクリスマスには早かったけれど、どの町でも「マルクト広場」散歩が楽しかった…

野望の時代/劇画 ヒットラー(水木しげる)

○水木しげる『劇画 ヒットラー』(ちくま文庫) 筑摩書房 1990.7 長い前置きから。「特定秘密保護法」成立の見通しが強まったことに対し、教育学者の佐藤学先生が「法案に反対する学者のアピール」賛同者を募っているということを、内田樹先生のツイッターで…

2013秋@東大寺 鎌倉再建と華厳興隆(金沢文庫)

○金沢文庫 特別展『東大寺-鎌倉再建と華厳興隆-』(2013年10月11日~12月1日) ○○何百年忌みたいな企画ものかと思ったら、そうではなかった。このところ、金沢文庫では、年1回くらい奈良にちなんだ展覧会をやっていて、その一環らしい。東国在住の奈良ファ…

2013秋@古径と土牛(山種美術館)

○山種美術館 特別展 小林古径 生誕130年記念『古径と土牛』(2013年10月22日~12月23日) 梶田半古の門下で、兄弟子・弟弟子の関係にあった二人の画家、小林古径(1883-1957)と奥村土牛(1889-1990)の画業を振り返る展覧会と聞いて、土牛が好きな私は出か…

2013秋@古代中国の名宝 細川護立と東洋学(永青文庫)

○永青文庫 秋季展示『古代中国の名宝-細川護立と東洋学』(2013年10月5日~12月8日) 永青文庫の設立者であり、東洋学に造詣の深かった細川護立(1883-1970)の蒐集した中国の古代美術の名品が展示されると知って、はずせない展覧会だと思って出かけた。い…

あり得る明日/原発ホワイトアウト(若杉冽)

○若杉冽『原発ホワイトアウト』 講談社 2013.9 山口二郎先生がツイッターで「面白かった」とつぶやいていたので、私としては珍しく、新刊小説を読んでみることにした。以下、ネタバレ込みで紹介する。 物語は、2013年7月21日の参議院選挙の投開票日の夜から…

2013秋@光悦-桃山の古典-(五島美術館)

○五島美術館 特別展『光悦-桃山の古典(クラシック)-』(2013年10月26日~12月1日) 11月10日放送のNHK日曜美術館「本阿弥光悦 日本最強のマルチアーティスト」でも取り上げられていた展覧会。放送では、蒔絵『舟橋蒔絵硯箱』と赤楽茶碗『銘・雪峯』の印…