2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
〇菊池勇夫『飢えと食の日本史』(読みなおす日本史) 吉川弘文館 2019.4 全編読み終わってから、『飢饉:飢えと食の日本史』(集英社、2000年)の復刊であるという注記に気づいた。原本は20年以上前の著作だが、初めて得る知識も多く、おもしろかった。本書…
〇神奈川県立金沢文庫 特別展『名品撰品-称名寺・金沢文庫の名宝への学芸員のまなざし-』(2020年3月26日~5月22日) 称名寺から寄託を受けた文化財を中心に、県立金沢文庫が所蔵・保管する文化財を交えて、 それぞれの学芸員がテーマを決めて選んだ名品を…
〇出光美術館 『国宝手鑑「見努世友」と古筆の美』(2022年4月23日~6月5日) 新型コロナの影響で、ずっと閉まっていた出光美術館がついに再開した。いやー長かった。私が最後に参観したのは、2020年2月の『狩野派:画壇を制した眼と手』(会期短縮で終了)…
〇栗原俊雄『東京大空襲の戦後史』(岩波新書) 岩波書店 2022.2 「東京大空襲」と呼ばれるのは、1945年3月10日未明に東京東部の住宅街に対して行われた無差別爆撃である。死者は10万人に及び、100万人以上が罹災したといわれている。早乙女勝元氏が被災者の…
〇堀内真由美『女教師たちの世界一周:小公女セーラからブラック・フェミニズムまで』(筑摩選書) 筑摩書房 2022.2 大変おもしろく刺激的な1冊だった。本書は、19世紀半ばから現代まで、およそ150年にわたるイギリス女教師の歴史を論じている。19世紀半ば、…
〇五島美術館 館蔵・春の優品展『吉祥の美』(2022年4月2日~5月8日) 五島美術館の創立者・五島慶太(1882-1959)の生誕140年を祝い、慶太翁蒐集の古筆・歌仙絵を中心に「吉祥」にかかわる優品を選び、約50点を紹介する(展示替え有)。同館の古筆・歌仙絵…
〇渋谷区立松濤美術館 『SHIBUYAで仏教美術-奈良国立博物館コレクションより』(2022年4月9日~5月29日) 奈良国立博物館の数多くある所蔵品の中から、主として仏教に関する美術工芸品83件(展示替あり)を展示する。同館が仏教美術の名品を多数収蔵するこ…
〇日本民藝館 特別展『仏教絵画:浄土信仰の絵画と柳宗悦』(2022年3月31日~6月12日) 玄関を入ると、2階正面の壁には、涼しげな水色地に蓮池文を染め抜いた幕。左右に「南無阿弥陀仏」「阿弥陀法界」の墨拓の軸。すでに阿弥陀の浄土に迎え入れられた雰囲気…
〇SOI(スターズ・オン・アイス)Japan Tour 2022 東京公演(2022年4月10日 13:00~、代々木第一体育館) フィギュアスケートの観戦記事は、昨年のNHK杯以来であるが、その後の全日本選手権、北京五輪、世界選手権は、もちろんテレビやネットで観戦していた…
〇東京藝術大学大学美術館 『藝大コレクション展2022 春の名品探訪 天平の誘惑』(2022年4月2日~5月8日) 同館の所蔵品約3万件の中から選りすぐった名品を展示するコレクション展。今回は、天平の美術に思いを馳せた特集展示が見どころ。ということなのだが…
〇東京国立博物館 特別展『ポンペイ』(2022年1月14日~4月3日) 東京では終わってしまった展覧会だが、これから京都展・九州展もあるので、記録を書いておくのも無駄ではないかもしれない。紀元後79年、ヴェスヴィオ山の噴火により、火山噴出物に埋没したロ…
【gooフォトチャンネルから移行】2022年3月21日~4月8日に見た桜:大横川(東京都江東区)付近、奈良、京都、東京国立博物館(上野)など。
〇大塚英志『大東亜共栄圏のクールジャパン:「協働」する文化工作』(集英社新書) 集英社 2022.3.22 戦時下、いわゆる大東亜共栄圏に向けてなされた宣伝工作である「文化工作」の具体的な姿を追う。短い序章では、戦時下の「文化工作」の特徴として(1)多メ…
2泊3日関西旅行最終日。前日は五条川端のホテルに泊まったので、朝は川端通りの桜並木を四条方面へ歩く。祇園白川筋の桜はほぼ満開。結婚式の前撮り写真を撮りにきているカップルとカメラマンが何組もいた。あれは中華圏の習慣だと思っていたが、日本でもこ…
■小田原山 浄瑠璃寺(京都府木津川市) 関西旅行2日目。浄瑠璃寺は、行政区分では京都府に属するが、観光エリア的には奈良のお寺である。事前に調べたら、奈良市内から直通のバスは、観光シーズンの土日しか運行されていなかったので、JR奈良線で加茂駅に出…
■長谷寺(奈良県桜井市) 室生寺、大野寺を後にして長谷寺へ。仁王門前で拝観受付をして、長い登廊(のぼりろう)を上がって本堂を目指す。 今回の関西旅行、長谷寺を訪ねようと決めたのには理由があった。私の実家の宗旨は真言宗豊山派なのである。総本山の…