見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

元代の絵画/東京国立博物館

○東京国立博物館 特集陳列『中国書画精華』 http://www.tnm.jp/ 忙中閑を見つけて、前期に続いて、後期も覗いてきた。後期は元~明代の絵画が中心である。 私は元代の絵画が好きだ。元代の絵画には、対象を凝視する作者の視線を強く感じる。南宋盛期の絵画の…

地方仏の衝撃/茨城県立歴史館

○茨城県立歴史館 開館30周年記念特別展Ⅰ『茨城の仏教遺宝―みほとけの情景とまなざし―』 http://www.ibaraki-rekishikan.com/ 最終日ぎりぎり、上野からスーパーひたちで往復という贅沢をして見に行った。いや~見逃さなくてよかった。感動した。県内各地から…

今年の紅葉

昨年に比べると、どこもきれいですね。昨年より忙しくて、あまり出歩けないのが悲しい。 京都はかなり色づいてました。東京はもうちょっと。鎌倉はどうかしら。 来週末も忙しそうだし、その次まで持ってくるといいな...

小泉純一郎:血脈の王朝

○佐野眞一『小泉純一郎:血脈の王朝』文藝春秋社 2004.11 小泉純一郎論。ただし、小泉自身を正面から取り上げた第4章は、比較的短い文章で、掘り下げ方も浅い。圧倒的なボリュームを占めるのは、小泉政権の進路に大きな影響を与え続けている、飯島勲、田中真…

記憶と忘却/戦争の世紀を超えて

○森達也、姜尚中『戦争の世紀を超えて:その場所で語られるべき戦争の記憶がある』講談社 2004.11 アウシュビッツ、ザクセンハウゼン、ベルリン、ワルシャワ、そしてソウル、オドゥンサン統一展望台、東京裁判の行われた市ヶ谷記念館など、戦争の記憶を色濃…

飛び出し小僧

関西旅行おまけ。 JR草津線の油日(あぶらひ)駅から、櫟野寺(らくやじ)に歩く途中で見かけた飛び出し小僧。 滋賀県下は「飛び出し小僧」がとても多い、なんてことを知っていたら、あなたは、みうらじゅん・いとうせいこうの「見仏記」の読者に違いない。…

古写経/京都国立博物館

○京都国立博物館 特別展『古写経―聖なる文字の世界』(守屋コレクション寄贈50周年記念) 地味な展覧会なんだろうなあ、眠くなるかもなあ、なんて思いながら行ってみた。意外と退屈しなかった。展示品の中核をなすのは、守屋孝蔵氏が収集した日本の古写経コ…

十二天屏風/東寺宝物館

○東寺宝物館 秋の特別展『東寺の五大尊と十二天』 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004091700198&genre=J1&area=K1G 実はこの日(11/13)は、夜行バスで早朝京都着→奈良へ移動して、正倉院展、大和文華館、秋篠寺を見る→京都に戻って、東寺宝物…

秋篠寺の技芸天

○秋篠寺(奈良市秋篠町) http://www1.sphere.ne.jp/naracity/j/kan_spot_data/w_si52.html 久しぶりである。高校の修学旅行で1度、大学時代に1度、もしかするとその後は20年あまり来ていなかったかも知れない。実は去年の秋、大和西大寺の駅から、思い立っ…

普賢十羅刹女/大和文華館

○大和文華館 特別展『普賢菩薩の絵画-美しきほとけへの祈り-』 http://www.kintetsu.co.jp/kouhou/yamato/ 3年くらい前にも大和文華館を訪ねたことがある。やはりこの季節で、国宝「寝覚物語絵巻」を含む特別展が開催されていた。ところが、このとき、「…

正倉院展/奈良国立博物館

○奈良国立博物館『第56回 正倉院展』 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2004toku/shosoin/shosoin-1.htm 先週の話題を今ごろUPするのもどうかと思いながら。正倉院展は、このところ3年連続で行っている。夜行バスを利用するのが定番になってしまった。金曜日…

若冲のペットボトル

関西旅行おまけ。 奈良のコンビニで見つけた若冲プリントのペットボトル(お茶)。 関西限定!? 東京では見たことない。

近江・櫟野寺

○油日神社~櫟野寺 http://www.rakuyaji.jp/ 櫟野寺(らくやじ)は滋賀県の東南部、甲賀町にあり、近江西国第二十九番、湖国十一面霊場第八番などの霊場にもなっている。本尊の十一面観音は一木造りでは日本最大級の坐仏である。何度かガイドブックで写真を…

水と仏の近江/琵琶湖文化館

○琵琶湖文化館 特別展『フェノロサ・天心が見た近江』 http://www2.ocn.ne.jp/~biwa-bun/ 私は近江が大好きで、いつか滋賀県内に住むことが夢だ。もし大津近辺に住むことができたら、この琵琶湖文化館に毎月1度は通いたいと思っている。特別展開催中も大人30…

若冲と琳派/細見美術館

○細見美術館 琳派展Ⅶ『若冲と琳派』 展 http://www.emuseum.or.jp/ 週末、京都・奈良の展示会と文化財の特別拝観を駆け足でめぐってきた。1日1件のペースで紹介していきたい。順にさかのぼることにして、まず、日曜日の夕方、旅の最後に立ち寄った細見美術館…

街はクリスマス:南新宿

夜行バスで奈良・京都に行ってきました。 というわけで、とりあえず、出発前(金曜日の夜)の新宿南口バスターミナル付近。 街はもうすぐクリスマスなのね...

秋の花:リンドウ

海蔵寺のキキョウ(※と書いてしまったけどリンドウでした)。このお寺は鎌倉いちばんの私のお気に入り。毎月一度は通って、季節の花を楽しむ。 さて、今夜はまもなく家を出て、夜行バスで京都・奈良の週末旅行に出発。寺社の特別公開と美術館を、精一杯の駆…

王朝ブログ明月記/五島美術館

○五島美術館『特別展 京都冷泉家「国宝 明月記」-藤原定家の日記から800年を越えて甦る王朝貴族の生活-』 http://www.gotoh-museum.or.jp/ すごい。なんたって国宝「明月記」(54巻、補写本5巻ほか)全巻を展示してしまおうという企画である。 私が出かけ…

秋の花:ツワブキ

これも大巧寺の庭で。つわぶき(石蕗)の花。内田百間の随筆集のタイトルにもあったね。

秋の花:ムラサキシキブ

秋の花を求めて、鎌倉へ。大巧寺(おんめさま)の庭のムラサキシキブ。実がぎっしり付いている。いいなあ、日当たりがよくて手入れもよくないと、こうはならない。

唐三彩そのほか/松岡美術館

○松岡美術館『中国唐王朝の華 唐三彩展』 http://www.matsuoka-museum.jp/ 港区白金(東大医科研の真向かい)に移転オープンしたのが2000年の4月だというから、まだ新しい美術館である。ちょっと前から名前は聞き知っていたが、今回、初めて出かけてみた。 …

清朝末期の戦乱

○小林一美『清朝末期の戦乱』(中国史叢書)新人物往来社 1992.12 最近、「清末から民国初期」がマイブームである。しかし、まだまだ知らないことが多い。書店でたまたま目にした本書は、日本人になじみの薄い少数民族の反乱を含め、比較的淡々と事実の記述…

初期伊万里/サントリー美術館

○サントリー美術館『初期伊万里展-染付と色絵の誕生』 http://www.suntory.co.jp/sma/japanese/index.html 今年は陶磁器をずいぶん見た。いい展覧会が多かったためだと思う。この「初期伊万里」は、これだけ単独の企画だったら、行かなかったかもしれないが…

建築の中国/JA

○雑誌「JA」Autumn, 2004『Works of Japanese Architects in China - 中国に建つ日本人建築家の作品』 「中国の建築」というより、「建築の中国」。いっそ、そう呼びたくなるくらい、中国では建設ラッシュが続いている。なぜ建築ラッシュが続くのか、その裏…

岩佐又兵衛/千葉市美術館

○千葉市美術館『伝説の浮世絵開祖 岩佐又兵衛-人は彼を「うきよ又兵衛」と呼んだ-』 http://www.city.chiba.jp/art/ 岩佐又兵衛は「浮世絵の開祖」と呼ばれる江戸初期の画家。私が初めてこのひとを意識したのは、橋本治の『ひらがな日本美術史3』(新潮社 …

宋元の漆器/根津美術館

○根津美術館 特別展『宋元の美 ―伝来の漆器を中心に―』 http://www.nezu-muse.or.jp/ 中国の漆器? そうなのだ。陶器と同様、漆器をつくる技術も、もともと日本は大陸から学んだはずだ。しかし、中国にはずいぶん行っているが、向こうの博物館で漆器を見た記…

宮内庁書陵部展示会

○宮内庁書陵部 特別展示会『儀式関係史料』 週末、宮内庁書陵部の展示会に行ってきた。毎年、この時期に行われるイベントである。ただし、書陵部の組織は、図書課・補修課・陵墓課に分かれており、文献関係の展示と陵墓関係の展示が、交互に行われているらし…