2016-01-01から1年間の記事一覧
29日に東北沢で友人と食事をする前に、代々木上原にある東京ジャーミーに寄った。トルコ文化センターを併設する回教寺院(モスク)である。私も以前はこの近くに住んでいたので、何度か前を通ったことはあるが、中に入るのは初めてだった。 ちょうど礼拝の時…
〇NHK大河ドラマ『真田丸』全50回 久しぶりに大河ドラマを完走し、12月30日の総集編もガッツリ見てしまった。まずは楽しい1年が送れたことに感謝したい。あまり期待はしていなかった。私は、これまで三谷幸喜脚本のドラマや映画を1本も見たことがなかった。…
代々木上原の友人と歳末のお食事会。東北沢にある「モロッコ料理の台所 エンリケマルエコス」に行った。10人くらいで満席になるカウンターだけのお店で、女性の料理人の方が、全てひとりで切り盛りしていて、大変そうだけどカッコよかった。メインプレートが…
〇三井記念美術館 特別展 国立劇場開場50周年記念『日本の伝統芸能展』(2016年11月26日~2017年1月28日) 昭和41年(1966)11月に開場した国立劇場が、今年、開場50周年を迎えたことを記念する展覧会。内容をよく把握せずに行ってみたら、冒頭には、真っ赤な…
○篠田航一、宮川裕章『独仏「原発」二つの選択』(筑摩選書) 筑摩書房 2016.9 休日のショッピングモールで食事をしていたとき、隣りのテーブルのおじさんが「女子どもは原発に反対で困る」と大きな声を出していた。そうかー。女子どもで結構だが、逆にどう…
〇弥生美術館 『山岸凉子展「光-てらす-」-メタモルフォーゼの世界-』(2016年9月30日~12月25日) 会期終了間際のクリスマスイブに見に行ったら、驚くほどたくさんの人が来ていた。カップル、若者、初老の男性など、いろいろなお客さんがいたが、いちば…
〇武田徹『日本語とジャーナリズム』(犀の教室) 晶文社 2016.11 「主語がない」「具体的な人間関係に絡めとられなければ発話すらできない」「日本語には命題がありえない」等々、西欧言語に知悉した知識人から、しばしば酷評される日本語という言語。日本…
今年の夏、『岩佐又兵衛展』を見に福井市に行った。福井は、初めて行く町なので、事前に少し調べたら「えがわの水ようかん」という名物があることが分かった。食べてみたいと思ったが、もう少し調べたら、冬場しか作っていないことが分かって、買うことはで…
〇川添裕『江戸の見世物』(岩波新書) 岩波書店 2000.7 もともと見世物とか芝居興行とか神事・祭礼に関心があり(←我ながら大雑把な括り)、今年の秋に国立民族学博物館(みんぱく)で行われた特別展『見世物大博覧会』は、噂を聞いて、どうしても見たくて…
〇デビッド・イェーツ監督、J.K.ローリング脚本『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(MOVIXつくば) ハリー・ポッターシリーズの作者J.K.ローリングによる新作ファンタジー。物語は、ハリーたちが活躍する70年前の1926年まで遡る。ニューヨーク…
書き落としていたもの、短めにまとめてレポート。 ■出光美術館 開館50周年記念『時代を映す仮名のかたち-国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品』(2016年11月19日~12月18日) 最終日に観覧。仮名には「和歌を記す文字」という役割があり、平安時代から室町時…
〇目黒区美術館 『色の博物誌-江戸の色材を視る・読む』(2016年10月22日~12月18日) 全く行く予定のない展覧会だったが、ネット上の評判がいいので、気になって最終日に行ってみることにした。行ってよかった。とても斬新な展覧会だった。 建物に入り、レ…
〇澁澤龍彦、巌谷國士『裸婦の中の裸婦』(河出文庫) 河出書房新社 2007.4 上野のクラナッハ(クラーナハ)展を見たあと、むしょうに澁澤さんの美術エッセイが読みたくなった。なつかしい河出文庫の棚(私が、80年代に澁澤龍彦という存在を知ったのも河出文…
〇国立西洋美術館 企画展示『クラーナハ展-500年後の誘惑』(2016年10月15日~2017年1月15日) クラナッハが来る!と大喜びして、よく見たら展覧会のタイトルは「クラーナハ展」だった。そういう表記も使われると初めて知ったが、なんとなく落ち着かないの…
〇江戸東京博物館 特別展『戦国時代展-A Century of Dreams-』(2016年11月23日~2017年01月29日) 今年の春は『真田丸』展で大いに賑わった江戸博が、年末から年始は『戦国時代展』だという。これはまた、観客を集めるに違いないと思ったら、案の定、混雑…
〇岡本綺堂他『見た人の怪談集』(河出文庫) 河出書房新社 2016.5 出先で、持っていた本を読み終えてしまったので、手近の本屋に飛び込んで、目についたままに買ってみた1冊。近代日本の作家が書いた怪談15編が収められている。巻末に詩人の阿部日奈子さん…
〇橋爪大三郎、大澤真幸『げんきな日本論』(講談社現代新書) 講談社 2016.10 オビの表には「日本ってこんなにおもしろい!」、裏返したら「なぜ日本人は、かくも独自の文化を生み出せたのか?」とあって、一瞬ぎょっとした。近ごろ世間に蔓延する「日本ス…
今年も、いつもの花屋さん(東京・幡ヶ谷)でクリスマスリースを買ってきて、玄関のドアに飾った。 今年は明るい色のリースが欲しかったので、例年買っているものより少し小さめ。ドアの塗装が薄いピンク色なので、よく合っている。 →2015年のリース いい年…
〇千葉市美術館 『文人として生きる-浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術』(2016年11月10日~12月18日) 日本文人画壇の巨星・浦上玉堂(1745-1820)と長男春琴(1779-1846)、次男秋琴(1785-1871)の足跡をたどり、新出、初公開を含め、珠玉の作品群270点で構成す…
○高橋源一郎『丘の上のバカ:ぼくらの民主主義なんだぜ2』(朝日選書) 朝日新聞社出版 2016.11 朝日新聞に2015年4月から1年間、月1回掲載された「論壇時評」と、同じ時期に書かれた文章で構成されている。私は、高橋源一郎さんは文学と文学評論の人だとずっ…
〇東京都総務局総合防災部防災管理課編『東京防災』 東京都 2015.9 『東京防災』は、東京都が「30年以内に70%の確率で発生すると予測されている首都直下地震」に向けて、災害に対する日頃の準備や発災時の対処法をまとめた冊子本である。2015年9月に東京都…
〇王躍文著;東紫苑、泉京鹿訳『紫禁城の月:大清相国 清の宰相 陳廷敬』(上下) メディア総合研究所 2016.9 原作は2013年に中国で出版された歴史小説。中国の現代作家の作品(それも歴史小説)を読んだことがあまりないので、珍しいと思い、読んでみた。主…
○NHK BSプレミアム 『獄門島』(2016年11月19日放送)、『シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!』(11月24日~26日放送) NHKが横溝正史づいている。と言ってもBS放送の話なので、自宅に視聴環境のない私には関係ないか、と思っていたら、11月19日はちょ…
○橋本健二『現代貧乏物語』 弘文堂 2016.11 冒頭の問題提起は強く共感できるものであった。2005年に「格差社会」が流行語になってから10年以上が過ぎ、貧困や格差に関する研究レベルは確実に上がり、研究の裾野も広がっている。しかし、研究が進んだだけでは…
■東寺(教王護国寺) 2016年秋期特別公開・灌頂院(2016年10月28日~12月4日) 週末、駆け足で見てきたもの。東寺は宝物館の『東寺の明王像』展が見たかったのだが、行ってみたら前日の金曜で会期が終わっていた。がーん。しかし、五重塔・小子房・灌頂院が…
週末、関西で見たい展覧会があって行ってきた。直前に運よく取れたホテルが鶴橋駅前で、地図を見たら、少し北に「真田山」という地名があり、真田丸跡に近いと分かったので歩いてきた。 高台の上の小さな三光神社には真田幸村の銅像が立つ。人が腰をかがめて…
■神奈川県立金沢文庫 生誕800年記念特別展『忍性菩薩-関東興律七五〇年-』(2016年10月28日~12月18日) 来たる2017年、東国を中心に真言律宗を広め、各地の社寺の復興に携わった忍性(1217-1303)の生誕800年を迎えることを記念する特別展。この春、奈良…
○サントリー美術館 『世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画』(2016年11月16日~2017年1月9日) 噂を聞いて、ずいぶんチャレンジングな展覧会だなあと思った。こんなマイナーなテーマでお客が入るんだろうかと心配したが、立地がいいのか、そこそこ入ってい…
○根津美術館 開館75周年特別展『円山応挙 「写生」を超えて』(2016年11月3日~12月18日) 考えてみると、私の中で円山応挙(1733-1795)という画家のイメージもずいぶん変わった。むかしは、全く面白くない画家だと思っていた。京博の蕭白展の名コピー「円…
○東京国立博物館 特別展覧会 臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念『禅-心をかたちに-』(2016年10月18日~11月27日) 春に京都国立博物館で見た展覧会の巡回展である。東京と京都ではかなり展示品が異なる(図録でいうと300余件中、約半数は東西1会場の…