2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
○東浩紀、北田暁大『東京から考える:格差・郊外・ナショナリズム』(NHK Books) 日本放送協会 2007.1 ともに1971年生まれ、東京郊外に育ち、東京近郊で暮らし続けているふたりの若手研究者の対談。私は、年齢こそ彼らよりひとまわり上だが、やはり東京近郊…
○『義塾図書館を読む』講演会~井上進「漢籍からたどる中国の伝統文化」 http://www.maruzen.co.jp/home/tenpo/keio/keio_index.html 丸善・丸の内本店ギャラリーで開かれている、慶応義塾図書館貴重書展示会に連動した講演会シリーズ。この貴重書展示会は、…
○森美術館 『日本美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで-若冲、白隠、円空、劉生-』 http://www.mori.art.museum/jp/index.html 久しぶりの森美術館。会場に入ると、無防備な笑いを顔いっぱいに浮かべた3人の楯持人埴輪に迎えられて、いきなり脱力する。最初…
○森達也『下山事件(シモヤマ・ケース)』 新潮社 2004.2 森達也さんの読者として、本書の存在は、発売当初からずっと気になっていた。しかし、なかなか読んでみようという決断がつかなかった。 下山事件とは、1949年7月、国鉄総裁の下山定則が出勤途中に失…
○小林英夫『満州と自民党』(新潮選書) 新潮社 2005.11 「現代思想」2007年1月号「特集・岸信介」で、巻頭インタビュー(聞き手・成田龍一)を受けていた小林英夫さんの旧著。満州国および満鉄に関する著作の多い方であることは以前から知っていた。 この1…
○東京国立近代美術館 『都路華香(つじ・かこう)展』 http://www.momat.go.jp/ 年末に近美の『揺らぐ近代-日本画と洋画のはざまに』を見に行ったとき、京都の近代美術館で開かれていた『都路華香展』のポスターを見た。いま、近美のサイトに上がっている、…
○印刷博物館 企画展示『石版印刷の表現力~モード・オブ・ザ・ウォー』 http://www.printing-museum.org/index.html 東京大学情報学環(という名称の研究科がある)が所蔵する、第1次世界大戦期プロパガンダ・ポスターコレクションの展示会である。2006年4月…
○三井記念美術館 企画展『新春の寿ぎ-国宝 雪松図・卯花墻を中心に-』 http://www.mitsui-museum.jp/index2.html 三井家旧蔵の名品で寿ぐお正月。本展の「見もの」国宝2点は、2005年10月の開館記念特別展にも出品されていたはずだが、そのときは見逃してし…
○出光美術館 書の名筆III 『書のデザイン』 http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html 2002年の『高野切と蘭亭序』、2005年の『平安の仮名、鎌倉の仮名』に続く、「書の名筆」シリーズだそうだ。私は、2002年当時はまだ書に興味がなくて、第1弾は見逃し…
○阿部謹也『近代化と世間:私が見たヨーロッパと日本』(朝日新書) 朝日新聞社 2006.12 阿部謹也さんの本は、『ハーメルンの笛吹き男』(平凡社, 1974)『中世の窓から』(朝日新聞社, 1981)など、70~80年代の著作を学生時代に読んだきりで、ずっとご無沙…
○ロナルド・ドーア『働くということ:グローバル化と労働の新しい意味』(中公新書) 中央公論新社 2005.4 雇用と労働を考えるマイブームに乗って、また1冊、新しい本を読んでみた。著者のロナルド・ドーア氏は、日本ふうに言えば大正生まれの、日本研究の大…
○現代思想2007年1月号「特集・岸信介-戦後国家主義の原点」 青土社 2007.1 岸信介は、私が生まれたときの総理大臣である。しかし、さすがに全く記憶はない。最近まで、歴史の中の人物だと思っていた。 岸の名前が気になり始めたのは、安倍総理のせいではな…
○玄田有史『14歳からの仕事道(しごとみち)』(よりみちパン!セ) 理論社 2005.1 玄田有史さんの本、2冊目。中学2年生くらいの読者のために、働くとはどういうことか、どうすれば、やりがいのある仕事につけるのか、ということを説いたもの。 面白い。本当…
○東京国立博物館 新春企画『博物館に初もうで』 http://www.tnm.jp/jp/ 特別展『悠久の美-中国国家博物館名品展』を見たあとは、ぐるりと常設展を見てまわった。 今年も特別1室・2室では、干支にちなんだ特別展示が行われていた。イノシシといえば、思い出…
○東京国立博物館 特別展『悠久の美-中国国家博物館名品展』 http://www.tnm.jp/jp/ 今年の「行ったもの」は、何からスタートしようか。ちょっと考えたけれど、やっぱり、いちばんお世話になるだろう、上野の東博から始めることにした。新春の特別展は、中国…
○佐野洋子『覚えていない』 マガジンハウス 2006.8 正月休みで、ふだん行かない本屋のふだん行かない棚を漁っていたら、本書が目についた。パラパラめくっているうちに、懐かしくなって買ってしまった。むかし(80年代)、「本の雑誌」を読んでいて、群よう…
○玄田有史『仕事のなかの曖昧な不安:揺れる若年の現在』 中央公論新社 2001.12 私の場合、ときどき唐突に、新しいトピックの本に行き当たることがある。今年の「読んだもの」は、『労働ダンピング』(岩波新書 2006.10)に始まった。非常に興味深かったので…
○森達也『世界を信じるためのメソッド:ぼくらの時代のメディア・リテラシー』(よりみちパン!セ) 理論社 2006.12 「よりみちパン!セ」は、「中学生以上」を対象とする、ヤングアダルト新書。癖のある執筆者陣を揃えた、面白いシリーズである。私が読んだ…
○中野麻美『労働ダンピング:雇用の多様化の果てに』(岩波新書) 岩波書店 2006.10 就職して、まもなく20年になる。思い返せば、最初の10年は、じわじわと定員削減が進行した時代だった。それでもまだ、組織には、削減に耐えるだけの余力というか、余剰があ…
本日早朝、成田着の便でベトナムから帰国しました。 お土産の中から、お気に入りの逸品をご紹介。 1、ホイアンの裏通りで、おじいちゃんが作っていたブリキの船のおもちゃ。水とオイルを装填すると、動く。 2、ベトナムビール「BIERE LARUE(ラルー)」の…
最終日は、見どころの多いハノイで忙しい1日を過ごす。ドンスアン市場近くで見つけたフランスパン売り。 夜行便(出発が1時間ほど遅れた)にて帰国。(以上、1/8記)
南部・中部とはうってかわって、冬服の目立つハノイ。ハロン湾クルーズも冷たい風に震えながら。 夕食後は、ベトナムの伝統芸能、水上人形劇を楽しむ。素朴で可愛らしい。音楽は、かなり中華風である。
阮朝の第4代トゥドゥク帝、第12代カイディン帝の帝廟を訪ねる。どちらでも目についたのが、陶片やガラス片をモザイク状に嵌め込んだ装飾。野外でも屋内でも用いられる。 写真は、カイディン帝廟(屋内)に使われていたもの。梅の樹は、ビール瓶の破片ででき…
バスでダナンを経て、阮(グエン)朝の古都フエへ。もっとも、阮朝はベトナム最後の王朝であるが、フランスの支援を受けて成立したのが1802年であるから、ものすごく新しい王朝である。 王宮の建築にも、ところどころ、不思議な折衷様式が見られる。これはど…
午前は、ミーソン遺跡を見学。チャンパ王国(2~17世紀)盛期の遺構であるが、今は森林の中に埋もれている。 午後はホイアンに戻る。小さな田舎町だが、16~17世紀には国際貿易港として栄え、中国人町、日本人町が作られたという。曲がりくねった狭い路地、…
ホーチミン郊外のクチで、ゲリラ基地の遺構を見学。酒作りや農作業の様子も展示している。写真は、春巻でおなじみ、ライスペーパーを干しているところ。 夕刻、飛行機で、ベトナム中部の町ダナンに向かい、ホイアン泊。