見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年読めなかった本

私は「買った本は読む、読まない本は買わない」をモットーにしている貧乏たらしい読書家だが、そうは言っても、モットーどおりに行かないこともある。というわけで、買ってはみたものの、今年読めなかった本。 ■増田弘『自衛隊の誕生:日本の再軍備とアメリ…

長崎B級史跡めぐり

○九州旅行:伊王島(俊寛僧都墓~千畳敷~灯台~天主堂)、野母崎の観音寺、長崎市内(中華街~聖福寺~福済寺) 12/22に始まった九州旅行も最終日。この日(12/26)は長崎観光に当てる計画である。ただし、普通にはとても「長崎観光」とは言えないB級史跡め…

仕事納めにケーキ

今日は仕事納め。 24日に出勤していなくて、職場でクリスマスケーキを食べ損ねたなあと思っていたら、昨日も今日も、お茶の時間にケーキの差し入れをいただきました。だから「cake revenge」。 年下のバイトさんに連日ゴチになる私。まっいいか。新年にお返…

長崎・平戸の歴史/街道を行く

○司馬遼太郎『街道を行く11・肥前の諸街道』(朝日文庫)朝日新聞社 1983.2 クリスマス休暇に九州に行くことになった。先に長崎・平戸・五島列島の史跡めぐりの計画を立てていた友人に着いていくことにしたのだが、どこからどう合流するかで、いろいろと迷っ…

長崎・伊王島の天主堂

九州より帰京。大分(臼杵、別府、国東)で仏像三昧、佐賀(有田)で焼き物三昧、そして長崎(平戸、長崎)ではB級?史跡三昧の、例によって欲張った旅行をしてきました。これからゆっくり報告を書きます。 留守中、トラックバックやコメントをつけてくださ…

平戸史跡めぐり

○九州旅行:平戸(平戸観光資料館~松浦史料博物館~聖ザビエル記念聖堂~最教寺~積徳堂跡~平戸城など) さて、平戸観光である。今日からは案内人が一緒なので心強い。波止場のバスターミナルに荷物を預けて出発する。まず、埠頭の干物屋さんを覗いて、店…

有田焼きものめぐり

○九州旅行:有田 クリスマスイブの朝、別府を発って博多に向かった。ソニック6号という特急は、小さい車体のわりに速い。国東半島の付け根のあたりはカーブが多いのだが、車体を大きく傾けて曲がるので、ジェットコースターみたいな速度感があって楽しい。博…

臼杵・国東仏像めぐり

○九州旅行:臼杵、国東半島(宇佐神宮~富貴寺~真木大堂~熊野磨崖仏~両子寺) 羽田から朝8:00過ぎの飛行機に乗った。離陸が30分ほど遅れたので心配したが、ホーバークラフトで大分に渡り、バスで大分駅へ。本数の少ない日豊本線の普通列車に滑り込みで間…

常識のウソ/昭和史の決定的瞬間

○坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)筑摩書房 2004.2 1936年(昭和11年)の二・二六事件(およびこの背景となる数年間)から、1937年(昭和12年)7月7日の盧溝橋事件によって日中戦争が勃発するまでの時代を扱ったものである。 私は高校で日本史を…

ありがとう赤坂見附/サントリー美術館

○サントリー美術館『ありがとう赤坂見附―サントリー美術館名品展《生活の中の美 1975~2004》』 http://www.suntory.co.jp/sma/japanese/index.html サントリー美術館は、今月末をもって赤坂見附での展観を終了する。そこで「絵画・漆工・陶磁・染織・ガラス…

懐かしき昭和/大(Oh!)水木しげる展

○江戸東京博物館『大(Oh!)水木しげる展』 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ 水木まんがの記憶は、1960年生まれの私にとって、いちばん幸せな幼少年期に結びついている。だから、当時の水木さんの作品を見ていると、母親の胎内に遡行していくような安心…

鎌倉・長谷寺の歳の市

この冬は暖かいので、まだどうも師走の実感がない。 今日は長谷寺の門前に、恒例の歳の市が立つと聞いて出かけた。短い参道に集まった露店は、食べもの屋さんがほとんど。ほかに熊手屋さん、暦屋さん、だるま屋さん2軒など。 そのあと、9月に面掛け行列で…

台湾小吃二題

敦化南路にある「糖朝」の小豆入り豆腐花(冷製)とゴマだんご。 大きなガラスのボールにはドライアイスが入っていて、アツアツのお粥みたいに白い煙をくゆらせながら運ばれてくる。味は甘さ控えめ。お店の内装もおしゃれ。 これは小吃ではなく朝ごはんなの…

明るい未来へ/デモクラシーの冒険

○姜尚中、テッサ・モーリス-スズキ『デモクラシーの冒険』(集英社新書)集英社 2004.11 なんだか、とても楽しい気分になる1冊だった。不思議なことに。昨今、デモクラシーについて真面目に語ろうとすれば、憤懣、愚痴、倦怠、笑止あるいは悲壮な雰囲気が…

輝く日の宮、そして藤壺

○瀬戸内寂聴『藤壺』講談社 2004.11 藤原定家の「源氏物語、奥入(おくいり)」に「かかやく日の宮、このまきもとよりなし」と記載されている幻の巻。源氏の君と義理の母・藤壺がはじめて結ばれる場面が描かれていると想像される巻である。この巻の真実に迫…

哀悼/僕の叔父さん 網野善彦

○中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書)集英社 2004.11 網野善彦を初めて読んだのは、世に出たばかりの『異形の王権』(平凡社, 1986.8)だったように思う。それから網野善彦, 上野千鶴子, 宮田登共著の『日本王権論』(春秋社, 1988.1)が出て、…

鈴木清順の『狸御殿』

○鈴木清順監督 『オペレッタ狸御殿』 先日、張芸謀の映画に高倉健が出るというので、へえ~と思っていたら、鈴木清順の新作映画に、中国の人気スター章子怡(チャン・ツィー)が出るのだそうだ。公式サイトも立っているし、新聞にも出たらしいから、映画ファ…

台湾のタイワンリス

...何を言ってるんだか?とお思いでしょうが。 写真は台湾にて。台北駅近くの公園で見かけた本場のタイワンリス。 逗子・鎌倉に住みついて繁殖しているタイワンリスより、体が大きいと思う。 間近に見たせいかしら? 人が近づいても怖がらない。 なにやら…

思い出の麗江/千里走単騎

○張芸謀監督 映画《千里走単騎》 ちょっと乗り遅れのニュースになるが、張芸謀監督の新作映画《千里走単騎》の撮影が、中国・雲南省の麗江市で始まったらしい。麗江か~。あるとき、写真で見た町並みの美しさに驚嘆し、何年も憧れ続けて、1年前の年末休暇に…

berry

秋の生りものはいいなあ。見ているだけで気持ちが落ち着く。豊かになる。 これって単に食いしん坊ってことかしら。 関係ないけど、HSK(漢語水平考試)7級合格の通知が来た。やったー。 誰にも褒められないので、自分で自分を褒めてみる。 写真はいつもの海…

天皇家のひとびと/対論:昭和天皇

○原武史、保阪正康『対論 昭和天皇』(文春新書) 文藝春秋社 2004.10 私は昭和生まれであるが、昭和天皇のことをよく知らない。私の通った中学・高校は天皇(制)なんて語るも汚らわしいという雰囲気があった。昭和ひとけた世代の両親は、苦しい過去を敢え…