2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
○松本清張『小説東京帝国大学』上・下(ちくま文庫) 筑摩書房 2008.3 1965年6月から雑誌『サンデー毎日』に連載され、1969年12月に新潮社から刊行されたもの。ちなみに同年1月には、安田講堂で学生と機動隊の衝突が起きている(成田龍一氏の解説を読むまで…
○本田由紀『「家庭教育」の隘路:子育てに強迫される母親たち』 勁草書房 2008.2 『ニートって言うな!』をはじめとして、若者の就労問題の論客として知られる本田由紀さんであるが、私は、最初に『多元化する「能力」と日本社会』(NTT出版,2005)を読んで…
○佐川美術館・樂吉左衞門館 開館記念Ⅱ吉左衞門『り<RI>展』 http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/ 閉まる美術館があれば、開く美術館もある。休館の決まった琵琶湖文化館のあとは、守山市の佐川美術館を訪ねた。2007年9月に新設された樂吉左衞門館を見るた…
○琵琶湖文化館 収蔵品特別公開:近江の美術 第3期『仏教美術の精華』 http://www2.ocn.ne.jp/~biwa-bun/ 3月31日で公開中止(休館)となる琵琶湖文化館に行ってきた。昨年12月6日の県議会で上記の方針が表明されて以降、なんとか撤回にならないものかと見守っ…
○京都国立近代美術館 『ドイツ・ポスター 1890–1933』 http://www.momak.go.jp/ 2月に京都に来たとき、あまりにも印象的なチラシを見て、この展覧会、どうしても行きたいと思っていた。放射線上の中心に大きな目を配したデザインで、国際衛生展覧会のポスタ…
○神戸市立博物館 古地図企画展『地図を楽しむ』 http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/main.html 長くなったので回を分けてみた。南蛮美術室の企画展に併設で開かれている、もうひとつの企画展。地図皿を中心に、少し風変わりな古地図資料を集めて…
○神戸市立博物館 南蛮美術企画展『バイオグラフティ異国趣味』 http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/main.html 今回の関西行、神戸まで足を伸ばすことにしたのは、上記サイトに上がっている南蛮美術企画展の写真に見覚えがあったからだ。昨年、国…
週末1泊2日でまた関西へ。休館の決まった琵琶湖文化館にお別れをいうのが目的だったが、ついでに足を伸ばしたところが数ヶ所。 ・神戸市立博物館 ・京都国立近代美術館 ・佐川美術館 実は、全て「初訪問」である。 写真は、佐川美術館のコーヒーショップSAM…
○大平雅巳『カラー版:西洋陶磁入門』(岩波新書) 岩波書店 2008.2 きれいなカラー図版多数。書店でふと中を開いたら、記憶に新しい写真が目に入った。オランダで見た、デルフト焼きの巨大なチューリップ専用花瓶である。 16世紀半ば、東方からオランダにも…
○永青文庫 冬季展『鴎外・漱石と肥後熊本の先哲たち』 http://www.eiseibunko.com/ 3/16で終了した展覧会。最終日に、ふと思い出して行ってきた。永青文庫は、肥後熊本藩主細川家伝来の歴史資料や美術品を保存・公開している。これまで日曜日は休みだったが…
○東京国立博物館・本館16室(歴史資料) 特集陳列『東京帝室博物館歴史部の変遷』 http://www.tnm.go.jp/ 会場でメモしてきたことを写しておく。東京国立博物館の初代館長・町田久成は、歴史資料を収集する史伝部(→のち、歴史部)を博物館に設けた。大正年…
○遠藤誉『中国動漫新人類:日本のアニメと漫画が中国を動かす』 日経BP社 2008.2 ちょっとズルイ本である。表紙は、赤地にオレンジの雷紋、微笑みながら本に読みふけるパンダという「いかにもポップカルチャー」なデザイン。いま、日本のアニメとマンガ(動…
○内田樹『女は何を欲望するか?』(角川oneテーマ21)角川書店 2008.3 最近お気に入りの内田樹さんの新著だ、と思ったら、そうではなくて、2002年に径書房から出された単行本の「仕立て直し」だという。当時は内田樹さんをよく知らなかったし、まして「女」…
3/7(金)、ハーグ。午前中に、国立文書館と王立図書館の見学を手際よく終える。夜便で帰国のため、夕方までフリータイムだ。広場のカフェで昼食を取り、マウリッツハイツ美術館へ。オランダ屈指の絵画コレクションで知られる美術館だ。 比較的こじんまりし…
国立美術館は、2階に上がると、いよいよ絵画である。レンブラントだけではない。ヴァン・ダイク、ルーベンス、フェルメールなど、有名どころの作品が並ぶ。にもかかわらず、日本と違って、他の観客を気にせず、ゆっくり見られるのが、本当にうれしい。初めて…
3/6(木)、アムステルダム。スケジュールどおり仕事が済み、午後2時頃で自由になった。遅い昼食のあと、国立美術館に向かう。私は内心、小躍りしたい気持ちだったが、日本からの同行人は、特に美術に興味はなさそうなので、同意してくれるかな?と、ちょっ…
○野口武彦『井伊直弼の首:幕末バトル・ロワイヤル』(新潮選書) 新潮社 2008.2 オランダ紀行をひとやすみ。今週、時差ボケの頭に活を入れるため、読んでいたのはこの本。雑誌『週刊新潮』に連載された「安政内憂録」「安政血風録」を収める。前著『幕末バ…
続いてライデン大学図書館(本館)を見学した。手荷物をロッカーに預け、「学生のような顔で、後についてきてください」という案内者に従うと、ノーチェックで館内に入れる。 ライデン大学の歴史は古い。1575年(天正3年、織田信長が武田軍を破った長篠の戦…
午後は、ライデン大学を見学。知人を介して、同大学に滞在中の日本人の方に案内をお願いしてあった。初対面の案内者とシーボルトハウスの前で落ち合い、日本・朝鮮研究センターの図書室を訪ねた。 仏龕のようなアーチ型のガラス扉の左右には「韓国学研究所」…
3月4日の昼過ぎ、成田を発って、アムステルダムまで13時間。久々の長旅だなあと思っていたが、トラブルもなく、平穏に到着した。雪交じりの冷たい風に震えながら、アムステルダム駅前のホテルに落ち着く。鰻の寝床のように奥の深い建築は、かつて東インド会…
○司馬遼太郎『オランダ紀行』(朝日文庫 街道をゆく35) 朝日新聞社 1994.12 突然、オランダに行くことになった。初めて出張の計画を告げられたのは、3週間ほど前のことだった。「オランダ」に何の関心も予備知識もなかった身なので慌てた。こういうとき、ガ…
オランダ出張より、帰国。 ライデン→アムステルダム→ハーグを1日ずつの正味3日間。訪問先は以下のとおり。 ■図書館・文書館関係(こっちは仕事) ・ライデン大学図書館 ・ライデン大学日本・朝鮮研究センター図書館 ・IIAV(国際女性運動情報・資料センター…
突然ですが、明日からオランダ行きにつき、しばらくブログの更新はありません。 短い出張である。3/8(土)には帰国予定。 写真は、横浜の大佛次郎記念館の階段ホール。 どのランプシェードにも、姿とりどりの猫が乗っている。