見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新たな空也上人像/遊行寺の什宝(遊行寺宝物館)

○遊行寺宝物館 特別展『遊行寺の什宝-伝えられた仏教美術の優品-』(平成22年1月1日~2月15日) 風邪をひく前の週末の話である。久しぶりに神奈川県藤沢市の時宗総本山、遊行寺(清浄光寺)に行ってきた。紅梅、白梅、さらに早咲きのサクラまでが咲きこぼ…

ミュージアムの存在意義/芸術の生まれる場(木下直之)

○木下直之編『芸術の生まれる場』(未来を拓く人文・社会科学16) 東信堂 2009.3 画家がアトリエで絵を描き上げても、それは「芸術」にはならない。芸術の誕生には、それに立ち会う人が必要である、と著者は考える。制作者には、少々納得のいかない定義かも…

風邪を引いたらしい

月曜から風邪を引いたらしい。職場に出勤はしているものの、帰ると布団にくるまって震えていた。熱のせいで。 もうほとんどいいのだが、めったにないことなので、いい機会と思って、ブログの更新もサボってだらけている。また近々復活します。

春節元旦、新年好!(横浜中華街)

昨日(2/13)は旧暦2009年の大晦日、そして、今日2/14は旧暦2010年の元旦である。こんなにうまく週末に重なることは、めったにないので、ぜひ中華街でのカウントダウンに参加してみたいと思っていた。 ところが、3日前くらいに旅行情報サイトを覗いたら、中…

楽しみも悲しみも/近代数寄者の名茶会三十選(熊倉功夫)

○熊倉功夫編『近代数寄者の名茶会三十選』 淡交社 2004.12 茶の湯といえば、女性のたしなみ、というのが、最近までの私の理解だった。実業家(茶人)の興した美術館をまわるようになって、むかしは男性の趣味だったんだなあ、と分かってきたが、彼らについて…

おもてなし心横溢/懐石のうつわ(畠山記念館)

○畠山記念館 冬季展 開館45周年記念『懐石のうつわ-向付と鉢を中心に-』(2010年1月23日~3月22日) 私は「茶道」と言えば、お茶を立てて飲むことだと思っていたので、その前に供される「懐石(料理)」もお茶の一部であり、亭主の心遣いの見せどころであ…

NHK大河ドラマ『龍馬伝』序盤好調

○NHK大河ドラマ『龍馬伝』第6回「松陰はどこだ?」 今夜も『龍馬伝』を見た。私が大河ドラマの視聴習慣を持ったのは、2007年の『風林火山』が最初である。それ以前も、記憶に残っている作品は何本かあるけれど、大河に限らず、連続ドラマを見る習慣があまり…

遊牧民族の多様な文化/チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展(江戸東京博物館)

○江戸東京博物館 特別展『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』(2010年2月2日~4月11日) いちおう、江戸博の公式サイトに上がっている説明は読んでいったのだが、いわく、「モンゴル帝国は、チンギス・ハーンが1206年に建国した騎馬遊牧国家です。13世紀…

元禄の金襴手、化政の染付/町人文化と伊万里焼展(戸栗美術館)

○戸栗美術館 『町人文化と伊万里焼展-器からみる江戸の食-』(2010年1月5日~3月28日) 江戸時代の町人たちの食文化を支えた伊万里焼を紹介。文化の大きな盛り上がりは2度あった。はじめが、貨幣経済が浸透して“豪商”と呼ばれる人々が台頭してきた元禄年間…

柔構造の強み/明治維新1858-1881(坂野潤治、大野健一)

○坂野潤治、大野健一『明治維新1858-1881』(講談社現代新書) 講談社 2010.1 本書は、「明治から戦前昭和にいたる我が国の民主化努力の成果と挫折を、通説に疑問を投げかけながら描き続けてきた政治史家」(坂野潤治氏)と「アジアやアフリカに頻繁に足を…

徳川慶喜の失敗/鳥羽伏見の戦い(野口武彦)

○野口武彦『鳥羽伏見の戦い:幕府の命運を決した四日間』(中公新書) 中央公論新社 2010.1 野口武彦さんの著書を初めて読んだのは、同じ中公新書の『長州戦争』(2006)だった。これでハマって『幕府歩兵隊』(2002)に戻り、本書が「歩兵隊三部作」の完結…

知識は東アジアの海を渡った(丸善ギャラリー&学習院大学史料館展示室)

○学習院大学開学60周年記念特別展覧会『知識は東アジアの海を渡った~学習院大学コレクションの世界~』(2010年1月26日~2月1日) 学習院大学が開学60周年(※新制大学となってから)を記念して、丸善・丸の内本店ギャラリーと、学習院大学史料館展示室と、…