見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2013年10月・東京の展覧会拾遺

■東京国立博物館 特別展『京都-洛中洛外図と障壁画の美』(2013年10月8日~12月1日) 10月20日(日)に駆け足でまわった展覧会。まずは東博から。「本邦初!国宝・重要文化財指定『洛中洛外図屏風』全7件が一堂に」というのが売り文句だが、残念ながら一度…

手のひらで感じる/2013東美特別展(東京美術倶楽部)

○東京美術倶楽部 第19回『東美特別展』(2013年10月18日~20日) 早く書かないと忘れてしまうと思いながら…。10月19-20日の週末は東京に出かけた。目的のひとつがこれ。毎年秋に秋に行われる美術品の展示即売会(アートフェア)で、2008年に初めて覗いてみて…

小石を拾う/街場の憂国論(内田樹)

○内田樹『街場の憂国論』 晶文社 2013.10 疲れているとき、内田樹さんのエッセイを読むと、いつも少し元気になる。未熟な若者、分からず屋の教師、勘違い政治家などに対して、どんなに厳しいことを言っていても、相手への敬意や信頼が根底にあるからだろう。…

2013年10月・京都の展覧会拾遺

■京都府立総合資料館 開館50周年記念『東寺百合文書展・筆跡』(2013年10月12日~11月10日) 10/14(月)三連休最後の一日は、東京の友人と入れ替わりに、京都在住の友人につきあってもらう。渋い選択で申し訳ないと思いながら、私の趣味で、まず文書展。ユ…

2013秋@大徳寺:高桐院宝物曝涼展、黄梅院、龍源院

■高桐院 宝物曝涼展 10月第二日曜は大徳寺本坊大方丈だけでなく、塔頭寺院の高桐院でも宝物曝涼(むしぼし)が行われる。そこで本坊拝観のあとは、こちらにも寄る。 入口で東京の永青文庫のポスターが目にとまり、理由も考えずに、懐かしく眺めた。あとから…

2013秋@大徳寺曝涼(むしぼし)の至福

10月の京都には何度も行っていたはずなのに「第二日曜に大徳寺で曝涼(むしぼし)がある」ということは、この夏、雑誌『Pen』で板倉聖哲先生が紹介しているのを読むまで知らなかった。幸か不幸か、今年の第二土曜は福井県の小浜に泊まっている。翌朝、7:50発…

仏像、城跡、王の舞/若狭・敦賀 歴史読本

○「歴史読本」編集部編『若狭・敦賀 歴史読本』 中経出版 2013.10 小浜に秘仏探訪に行って一泊した。翌朝は、早いバスで京都に向かうことになり、街の中にコンビニがなかったので、駅の売店でパンとコーヒーを買って朝食にした。そのとき、レジ台に置かれて…

2013秋@関西:小浜「みほとけの里 若狭の秘仏」

○「みほとけの里 若狭の秘仏:平成25年度秋の文化財特別公開」若狭姫神社~竜前区薬師堂~神宮寺~明通寺 今年も小浜に行ってきた。8月初め、今年のバスツアーの日程が福井県のホームページにUPされたので、友人を誘って、いろいろ検討した結果、10/12(土)…

信じるもののために/血盟団事件(中島岳志)

○中島岳志『血盟団事件』 文藝春秋 2013.8 たぶん日本史の教科書にも載らない「血盟団事件」なるものを私が知ったのは、立花隆の『天皇と東大』が最初ではないかと思う。それから、竹内洋さんの大学史研究、特に戦前の国家主義もしくは日本主義と呼ばれる学…

京都旅行・食べたもの

日曜は、朝から小浜→京都に移動。大徳寺で、年に一度の「宝物曝涼」を見る。方丈と高桐院。雑誌『Pen』の板倉聖哲先生の記事から得た情報を、さっそく活用させていただいた。至福のひとときのあとは、昼食もリッチな気分で、門前の老舗・泉仙の雲水弁当。あ…

小浜旅行・食べたもの

今年も福井県小浜市の「若狭おばまの秘仏めぐり」に行ってきた。東京の友人が同行してくれたので、旅の食生活も豊かだった。 土曜日、バスツアーの前に慌ただしく昼食をとった、はまかぜ通り商店街の「カフェあさい」。普段使いの骨董販売もしている。体にや…

札幌・植物園の秋

久しぶりに植物園を歩いてきた。 西日本は、まだ真夏日になっているらしいが、札幌の10月は、すっかり実りの秋である。 赤い実(ヤマボウシ) 黒い実(ナツハゼ) 青い実(サワフタギ) また赤い実(イチイ) むかし、北海道出身の先輩を見ていて、植物の名…

連続テレビ小説『あまちゃん』と2013年秋のNHK新ドラマ

○『あまちゃん』(2013年4月1日~9月28日、全156回) 2013年の春から夏、社会的話題となった『あまちゃん』ブーム。私も第6週(5月初め)に視聴したのがきっかけで、以後1回も欠かさず、最終回まで見てしまった。半世紀の人生で、初めてのことだ。 私は、あ…

意外に長い歴史/あなたの知らない北海道の歴史(山本博文)

○山本博文監修『あなたの知らない北海道の歴史』(歴史新書) 洋泉社 2012.9 半年前、全く縁のなかった北海道の住人となって、土地の歴史を知りたいと思った。そもそも基礎知識が乏しいので、取りつく島を見いだせずにいたが、この夏、江差・上ノ国・松前・…

名コンビ誕生の予感/日本建築集中講義(藤森照信、山口晃)

○藤森照信、山口晃『日本建築集中講義』 淡交社 2013.8 カバーの折込みにいう、「先生役に路上観察眼をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手に平成の絵師・山口晃氏。その二人がニッポン各地の名建築13件を見学して、あれやこれやを発見したり、建築の魅力を語り…

西へ東へ、また京へ/物語の舞台を歩く・義経記(五味文彦)

○五味文彦『義経記』(物語の舞台を歩く 10) 山川出版社 2005.7 歴史教科書で有名な山川出版社による「物語の舞台を歩く」というシリーズの1冊。妙に活字のポイントが大きいのは、老眼に悩む中高年読者を狙っているからかもしれない。しかし、活字の大きい…

2013年9月・東京の展覧会拾遺

関西レポートを書き終わったので、9月最初の三連休に行った東京の展覧会について書いておく。 ■センチュリーミュージアム 『中世の日本美術』(2013年8月19日~11月30日) 書跡が充実していて、「和様」と「唐様」を比べることができるのが面白かった。中世…

忘れ去られるもの/田楽と猿楽(国立文楽劇場)

○国立文楽劇場 第18回特別企画公演『田楽と猿楽-中世芸能をひもとく』(2013年9月23日、13:00~) もともと、この公演の情報を見つけて、行きたい!と思い、関西旅行が決まった。行くと決めておいて言うのもナンだが、そんなに需要があるのだろうかと思って…