行ったもの(美術館・見仏)
見に行った展覧会が溜まってきたので棚下ろし。 ■千葉市美術館 企画展・開館30周年・千葉開府900年記念『千葉美術散歩』(2025年11月1日~2026年1月8日) 千葉市美術館が在る千葉という「場」をテーマとした展覧会。よく分からずに行ったのだが、大変おもし…
〇泉屋博古館東京 『生誕151年からの鹿子木孟郎(カノコギ タケシロウ):不倒の油画道』(2026年1月17日~4月5日) 近代の日本洋画に本格的な「写実」表現をもたらした鹿子木孟郎(1874-1941)の足跡をたどる特別展。なぜ切りのいい生誕150年記念でなかった…
〇永青文庫 早春展『アジアの仏たち-永青文庫の東洋彫刻コレクション-』(2026年1月17日~3月29日) 永青文庫の設立者である細川護立が蒐集した中国彫刻、インド彫刻を7年ぶりに転換するという。7年前、2019年の展覧会『石からうまれた仏たち』はもちろん…
〇静嘉堂文庫美術館 『たたかう仏像』(2026年1月2日~3月22日) 静嘉堂文庫所蔵の「たたかう仏像」といえば、浄瑠璃寺旧蔵の十二神将立像である。本展では、その十二神将が久しぶりに展示されると聞いたので楽しみにしていた。しかしポスターなどのメインビ…
〇日本民藝館 『抽象美と柳宗悦』(2026年1月6日~3月10日) 柳宗悦(1889-1961)の晩年にあたる1950年代は、日本の美術界で抽象美術が大きな注目を集めた。柳も抽象美についての論考を発表し、雑誌『民藝』での抽象紋特集に発展した。本展は、特集に掲載さ…
〇根津美術館 企画展『綾錦(あやにしき):近代西陣が認めた染織の美』(2025年12月20日〜2026年2月1日) 同館コレクションから、能装束や古更紗など、近代の西陣で認められた染織の粋を展観する。根津美術館では数年に1回くらいのペースで染織をテーマにし…
〇山種美術館『LOVE いとおしい…っ!』(2025年12月6日~2026年2月6日) 恋人同士の燃え上がるような愛、親子や夫婦など家族への愛、生まれ育った故郷への愛、身近な動物への慈しみの愛など、さまざまな愛のかたちを描いた日本の近代・現代絵画を中心に取り…
〇板橋区立美術館 戦後80年『戦争と子どもたち』(2025年11月8日~2026年1月12に日) 戦時中から終戦直後にかけて制作された、子どもを主題とする作品や、子どもたちに向けた絵本、教科書、紙芝居などの大人が提供した印刷物、さらには子どもたち自身が戦時…
年末の台湾旅行のレポートを書き終えたので、ようやく今年の話題に移る。今年も1月3日に正月特別開館の深川江戸資料館で獅子舞を見て来た。今年も、まずは再現された江戸の街並みを訪ね回ったあと、火の見櫓前で、立ったり座ったり倒立したりのパフォーマン…
12月27日から29日まで、2泊3日の台湾旅行に行ってきた。2025年は故宮博物院が開館100周年に当たるため『甲子万年』と題した超ド級の特別展が開催されると分かったのは10月初め。特別展は台北の故宮本館と、嘉義の故宮南院の両方で同時開催され、南院には北宋…
2泊3日の台湾旅行はあっという間に最終日。朝食後、ホテルをチェックアウトする。これは玄関ロビーのクリスマスツリー(鏡に私の姿が映っていたのはAIで補正した)。 大した荷物はないので、そのまま故宮博物院(本館)に直行。最終日は3日間でいちばん天気…
初訪問の故宮博物院南院の続き。S203室の北宋山水画を見たあとは、3階の入口に戻って順番に見ていくことにした。 【S301】「導覧大庁」 【S302】「甲子万年:国立故宮博物院開館100年記念特別展」 故宮博物院の選りすぐりの名品を展示する「甲子万年」展、南…
2日目は、故宮南院の「甲子万年」展、とりわけ、この日が展示最終日となる北宋山水画の「神品」を見るため、嘉義へ向かう。台北駅8:21発の高速鉄道で1時間半ほどの快適な列車旅を楽しみ、嘉義駅に到着した。空港のように広くて未来的な駅でびっくりしたが、…
初日続き。中正紀念堂を出て、徒歩で国立台湾博物館に向かう。2020年の正月に来て以来なので6年ぶりになる。前回のレポートには「もっぱら建築意匠に注目」と書き残しているが、歴史系と自然科学系の融合した博物館で、展示もけっこう面白かったことを覚えて…
早朝5時、暗いうちに家を出て羽田空港に向かう。もう少し遅い時間の出発でもよかったのだが、ぎりぎりに決めたので、フライトを選べなかった。10か月ぶりの松山空港に到着。ちょっときれいになっている?と思ったら、2025年10月に展望デッキなどのリニューア…
〇弥生美術館 生誕120周年記念『伊藤彦造展~美剣士の血とエロティシズム~』(2025年9月20日~12月21日) 最後の週末に滑り込みで見てきたもの。伊藤彦造(1904-2004)は、大正末期にデビューし、昭和40年代まで活躍した挿絵画家である。いま、この紹介を展…
今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜』を1年間楽しませてもらった。序盤からずっと面白くて、台東区民会館にできたという大河ドラマ館にいつ行こうか、迷っていたのだが、夏が暑すぎたり、秋以降仕事が忙しかった…
〇荏原畠山美術館 新館開館1周年記念『「数寄者」の現代-即翁と杉本博司、その伝統と創造』(2025年10月4日~12月14日) 冷たい雨の中、最終日に駆け込みで見てきた展覧会。現代の「数寄者」とも呼ぶべき美術作家・杉本博司の作品と同館コレクションとのセ…
見に行った展覧会、レポートを書けていないものがどんどん溜まっているので、ひとことずつでも書いておく。 ■東京国立博物館 特別展『運慶 祈りの空間-興福寺北円堂』(2025年9月9日~11月30日) 奈良・興福寺の北円堂から、本尊の弥勒如来坐像と両脇に控え…
〇大倉集古館 企画展『人々を援(たす)け寄り添う神と仏-道釈人物画の世界-』(2025年11月22日~2026年1月18日) 道教や仏教の神仏や人物を描いた「道釈人物画」を取り上げ、私達人間のそばに寄り添い、邪悪を払い、願いを叶え、ある時には生きる姿勢を示…
〇静嘉堂文庫美術館 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催記念『静嘉堂の国宝・重文・未来の国宝』(2025年10月4日~12月21日) 絵画がほぼ展示替えになったので、前期に続いて後期も見てきた。ギャラリー1には、前期の呼びものだった『馮昭儀当逸熊…
今週は日曜から水曜まで出張で札幌に行ってきた。初日は移動日で仕事がなかったので、早めの便でお昼前に新千歳空港に到着。JRを乗り継いで白老に向かった。2020年に開業した民族共生象徴空間「ウポポイ」に行ってみたかったのである。小さな駅に下りると、…
旅行3日目は単独行動。橿原考古学研究所附属博物館を訪ねるために、大和八木から2駅先の畝傍御陵駅で下車した。博物館の開館まで、まだ30分ほど時間があったので、どこか立ち寄れる観光スポットはないか探したら、駅の反対側に「本薬師寺跡」があることが分…
旅行2日目。友人たちとは朝の近鉄車内で合流し、室生口大野駅で下車、満員の路線バスで室生寺に向かった。受付を入ってすぐの宝物殿の開館(9:00)まで、まだ時間があったので、さきに境内を散策することにする。 仁王門をくぐって石段を上がると、弥勒堂、…
三連休を使って、東京在住の友人と三重県在住の友人と3人で小旅行をしてきた。昨年のお伊勢参り旅行のメンバーで、今年も津や久居あたりに泊まるつもりが、どこもホテルが満室で、初日は名張で落ち合うことになった。 土曜日、新幹線と近鉄急行を乗り継ぐ途…
レポートを書けていない展覧会がたくさんあるのに、今週末はまた関西旅行なので、まとめて簡単なメモを書いておく。 ■東京藝術大学大学美術館 藝大コレクション展2025『名品リミックス!』(2025年10月7日~11月3日) 先人の作品に向き合い、描き写すことで…
〇山種美術館 特別展『日本画聖地巡礼2025-速水御舟、東山魁夷かや山口晃まで-』(2025年10月4日~11月30日) 2023年開催された『日本画聖地巡礼』展の第2弾だというが、私は第1弾は見逃したようだ。展示は、北海道→東北→関東、という具合に地域でまとめら…
〇根津美術館 在原業平生誕1200年記念特別展『伊勢物語 美術が映す王朝の恋とうた』(2025年11月1日~12月7日) 在原業平(825-880)の和歌を中心とする短編物語集『伊勢物語』は、『源氏物語』と並び、日本の文化・芸術のあらゆる分野に多大な影響を与えて…
〇五島美術館 特別展『古染付と祥瑞-愛しの青(Blue)-』(2025年10月28日~12月7日) 今季はやきものか、おなじみのテーマだな、という軽い気持ちで出かけたら、お茶会の日だったせいか、着物姿の女性たちで展示室が賑わっていた。冒頭の単立ケースに展示…
■鎌倉国宝館 特別展『扇影衣香-鎌倉と宋元・高麗の仏教絵画の交響-』(2025年10月25日~12月14日) 久しぶりに鎌倉に遠征した。国宝館の特別展では、宋元・高麗、そして日本の鎌倉の同時代の東アジアで制作された仏教絵画を一堂に展観中。京博の『宋元仏画…