見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

行ったもの(美術館・見仏)

2026年5月関西旅行:神戸市立博物館

ほぼ順調にスケジュールをこなしてきた今回の関西旅行、最後に大失敗をしてしまった。最終日(水曜)に国立民族博物館の特別展『シルクロードの商人語り』を見ていくつもりだったのだが、万博記念公園駅まで来たら「本日休園」の看板が出ている。え?何?公…

2026年5月関西旅行:奈良国立博物館、大和文華館、逸翁美術館

■奈良国立博物館 特別展『神仏の山 吉野・大峯-蔵王権現に捧げた祈りと美-』(2026年4月10日~6月7日) 平日なので余裕だろうと思い、近鉄奈良駅で朝のコーヒーを飲んで、開館10分前くらいに行ったら、チケット有の列はピロティの真ん中あたり、チケット無…

2026年5月関西旅行:福田美術館、嵯峨嵐山文華館、承天閣美術館ほか

2日目は月曜日なので、開館している美術館・博物館を探して予定を立てた。京都駅から嵐山へはJR嵯峨野線を使うとあっという間。早く着きすぎたので、野宮神社~二尊院~落柿舎あたりを散歩して時間をつぶした。歩いているのは、ほぼ外国人ばかりだった。 ■福…

2026年5月関西旅行:龍谷ミュージアム、京博、京都文博

フルタイム勤務を辞めて平日の自由度が増したのを幸い、大型連休を避けて関西旅行に出かけてきた。 ■龍谷ミュージアム 春季特別展『京都・真如堂の名宝』(2026年4月18日~6月14日) 真正極楽寺・真如堂に伝わる仏像や仏画、経典等、あわせて真如堂創建当時…

2026年4-5月展覧会拾遺@東京周辺

3泊4日の関西展覧会めぐりから帰宅したところだが、書いていないレポートが溜まっているので、まずは東京編から。 ■東京国立近代美術館 企画展『下村観山展』(2026年3月17日~5月10日) 関東では13年ぶりの開催となる下村観山(1873-1930)の回顧展。狩野派…

長沢蘆雪展(府中市美術館)お土産・グッズ紹介

府中市美術館で開催されている、春の江戸絵画まつり『長沢蘆雪』(2026年3月14日~5月10日)が大評判である。後期は、平日に一回見に行ったあと、今週末が最後なのでもう一回見に行ったら、相変わらずの人気で、入場まで30~40分並んだ。ただし、中に入ると…

2026蔦重忌法要@正法寺

今日5月6日は、蔦屋重三郎の菩提寺である誠向山正法寺で「蔦屋重三郎第290遠忌法要」が行われるというので参列してきた。正法寺は、昨年末、大河ドラマ館と合わせてゆかりの地巡りをしたときに一度訪ねている。ただ、そのときは巡回バスを利用したので、立地…

書画と茶道具も一緒に/名品を彩るアンティーク・テキスタイル(五島美術館)

〇五島美術館 館蔵・春の優品展『名品を彩るアンティーク・テキスタイル』(2026年4月7日~5月10日) 更紗作品の受贈を記念し、名物裂と更紗の手鑑を一堂に揃え、古筆や茶道具の名品とともに表具裂や仕覆、袱紗、包み裂、袋物などを展示し、名品を彩った中国…

新しい魅力も発見/花・Flower・華 2026(山種美術館)

〇山種美術館 特別展『花・Flower・華 2026-横山大観の桜・川端龍子の牡丹・速水御舟の梅-』(2026年2月28日~5月10日) 同館では、毎年この時期に、花あるいは桜をテーマにした特別展を開催している。入館してすぐに目に入ったのは、縦長の画面に白いアヤ…

中国陶磁と季節の日本画/千古躍動、笑い滴る(松岡美術館)

〇松岡美術館 『千古躍動 漢から唐までの中国陶磁』(2026年2月25日〜5月31日);『笑い滴る 春と夏の日本画名品選』(2026年2月25日〜5月31日) 季節の日本画が見たくなって訪ねたのだが、順路に従って、まずは中国陶磁の展示室から。後漢時代の灰陶や緑釉…

熊本地震から10年/熊本城(永青文庫)

〇永青文庫 春季展『熊本城-守り継がれた名城400年の軌跡-』(2026年4月11日~6月7日) 2016年4月の熊本地震から10年を迎えるにあたり、最新の復旧状況とあわせ、名城の「いま」と「むかし」を紹介する。 最初の展示室は武具と華麗な屏風が中心で、兜の頂…

リニューアル初訪問/江戸東京博物館・常設展

〇江戸東京博物館 常設展+特集展示『名所江戸百景』(2026年3月31日~4月26日)+特集展示『武家のプライド-江戸博甲冑コレクション-』(2026年3月31日~5月10日) 大規模改修工事のため、2022年4月から長期休館していた江戸博がリニューアルオープンした…

2026年2-3月展覧会拾遺

今週は月曜に白内障の手術を受けたので、眼帯を外したあとも、ずっと保護眼鏡(度なし)を掛けている。しかしPC画面を見るには全く支障がないので、在宅でガッツリ仕事をしていた。溜まっていた展覧会レポートも少し書いておこう。 ■國學院大学博物館 企画展…

子犬もおじさんもかわいい/長沢蘆雪(府中市美術館)

〇府中市美術館 春の江戸絵画まつり『長沢蘆雪』(2026年3月14日~5月10日) 同館サイトの記述によれば、2001年秋に『司馬江漢の絵画 西洋との接触、葛藤と確信』を開催し、2005年の『百花の絵』以降、毎年春に江戸絵画を中心とする展覧会を開催することにな…

2026年3月大阪:妙心寺展(大阪市美)、とりマニア(逸翁)他

■大阪市立美術館 興祖微妙大師六百五十年遠諱記念特別展『妙心寺 禅の継承』(2026年2月7日~4月5日) 広島出張帰りに大阪で1日だけ遊んできた。まずは行きたかった妙心寺展へ。京都の西郊に位置する妙心寺は、花園法皇の離宮御所を建武4年(1337)に関山慧…

浮世絵の贅沢×2/表装-肉筆浮世絵を彩る(太田記念美術館)

〇太田記念美術館 『表装-肉筆浮世絵を彩る』(2026年3月6日~3月29日) 表装文化の研究者・濱村繭衣子氏を監修に迎え、太田記念美術館の600点を超える肉筆浮世絵コレクションから、優れた表装をともなう約40点を厳選し紹介する。「表装」とは、絵画や書の…

長崎生まれの洋式砲術家/高島秋帆(板橋区立郷土博物館)

〇板橋区立郷土博物館 没後160年記念展『高島秋帆~高島平のはじまり~』(2026年1月24日~3月15日) 東京在住の江戸絵画ファンなので、毎年この時期は、府中市美術館と板橋区立美術館の企画展を楽しみにしている。ところが、先日、SNSで板橋区立郷土博物館…

遺民画家・八大山人/明末清初の書画(書道博物館)

〇台東区立書道博物館 『明末清初の書画-八大山人生誕400年記念-』(2026年1月4日~3月22日) 東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画第23弾は、漢民族が統治する明から満洲族の清へと王朝が交代した激動の時代「明末清初(17世紀前後)」にスポッ…

仮の再会/出光美術館所蔵 茶道具名品展(大倉集古館)

〇大倉集古館 特別展『出光美術館所蔵 茶道具名品展』(2026年2月3日~3月22日) 出光美術館が所蔵する名品の中から、多種多様な茶の湯の美術約70件の作品を展示する。何十年も通い続けていた出光美術館が、ビルの建替えのため休館に入ったのは2024年12月。1…

最古の彩色絵巻に再会/歌仙 在原業平と伊勢物語(三井記念美術館)

〇三井記念美術館 特別展・生誕1200年『歌仙 在原業平と伊勢物語』(2026年2月21日~4月5日) 2025年が在原業平(825-880)の生誕1200年にあたることにちなみ、業平と『伊勢物語』を題材に生み出された絵画・工芸等の作品を集め、そのイメージの広がりの豊か…

見直される女性リーダー/北条政子(鎌倉歴史文化交流館)

〇鎌倉歴史文化交流館 企画展・没後800年『北条政子-鎌倉を生きた女性たち-』(2025年12月13日~2026年2月28日) この展覧会が見たかったので、久しぶりに鎌倉に行ってきた。1225年(嘉禄元年)7月11日、北条政子が69歳でその生涯を閉じてから800年を記念…

飲み食べるうつわ/茶道具取合せ展(五島美術館)

〇五島美術館 館蔵『茶道具取合せ展』(2025年12月16日~2026年2月11日) 毎年この時期に開催される同館の館蔵・茶道具取合せ展。最後に見たのが2023年だから、3年ぶりに見に行った。冒頭の単立ケースに展示されていたのは、『井戸茶碗(美濃)』と『粉引酢…

2026年1月展覧会拾遺

見に行った展覧会が溜まってきたので棚下ろし。 ■千葉市美術館 企画展・開館30周年・千葉開府900年記念『千葉美術散歩』(2025年11月1日~2026年1月8日) 千葉市美術館が在る千葉という「場」をテーマとした展覧会。よく分からずに行ったのだが、大変おもし…

写実絵画の雄/鹿子木孟郎(泉屋博古館東京)

〇泉屋博古館東京 『生誕151年からの鹿子木孟郎(カノコギ タケシロウ):不倒の油画道』(2026年1月17日~4月5日) 近代の日本洋画に本格的な「写実」表現をもたらした鹿子木孟郎(1874-1941)の足跡をたどる特別展。なぜ切りのいい生誕150年記念でなかった…

大唐長安の栄華を思う/アジアの仏たち(永青文庫)

〇永青文庫 早春展『アジアの仏たち-永青文庫の東洋彫刻コレクション-』(2026年1月17日~3月29日) 永青文庫の設立者である細川護立が蒐集した中国彫刻、インド彫刻を7年ぶりに転換するという。7年前、2019年の展覧会『石からうまれた仏たち』はもちろん…

中国の神将俑、十王図も/たたかう仏像(静嘉堂文庫美術館)

〇静嘉堂文庫美術館 『たたかう仏像』(2026年1月2日~3月22日) 静嘉堂文庫所蔵の「たたかう仏像」といえば、浄瑠璃寺旧蔵の十二神将立像である。本展では、その十二神将が久しぶりに展示されると聞いたので楽しみにしていた。しかしポスターなどのメインビ…

抽象のような具象のような/抽象美と柳宗悦(日本民藝館)

〇日本民藝館 『抽象美と柳宗悦』(2026年1月6日~3月10日) 柳宗悦(1889-1961)の晩年にあたる1950年代は、日本の美術界で抽象美術が大きな注目を集めた。柳も抽象美についての論考を発表し、雑誌『民藝』での抽象紋特集に発展した。本展は、特集に掲載さ…

能装束と呉州手のお正月/綾錦(根津美術館)

〇根津美術館 企画展『綾錦(あやにしき):近代西陣が認めた染織の美』(2025年12月20日〜2026年2月1日) 同館コレクションから、能装束や古更紗など、近代の西陣で認められた染織の粋を展観する。根津美術館では数年に1回くらいのペースで染織をテーマにし…

福富コレクションの名品/LOVE いとおしい…っ!(山種美術館)

〇山種美術館『LOVE いとおしい…っ!』(2025年12月6日~2026年2月6日) 恋人同士の燃え上がるような愛、親子や夫婦など家族への愛、生まれ育った故郷への愛、身近な動物への慈しみの愛など、さまざまな愛のかたちを描いた日本の近代・現代絵画を中心に取り…

画家の眼差し/戦争と子どもたち(板橋区立美術館)

〇板橋区立美術館 戦後80年『戦争と子どもたち』(2025年11月8日~2026年1月12に日) 戦時中から終戦直後にかけて制作された、子どもを主題とする作品や、子どもたちに向けた絵本、教科書、紙芝居などの大人が提供した印刷物、さらには子どもたち自身が戦時…