2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
○天理ギャラリー 第127回展『幕末明治の銅版画-玄々堂(げんげんどう)と春燈斎(しゅんとうさい)を中心に-』 http://www.sankokan.jp/exhibition/gallery/index.html 銅版画とは、鉄筆等でひっかいたり、酸を腐食させたり、色々な方法で銅版に傷をつけて、 …
○江戸東京博物館 『江戸の学び:教育爆発の時代』展 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ いま、ちょうど教育史関係の読みものにハマっているわけだが、それと符丁を合わせたように、江戸の教育事情に焦点を合わせた展覧会である。キャッチフレーズは「今こ…
○竹内洋『丸山真男の時代:大学・知識人・ジャーナリズム』(中公新書) 中央公論新社 2005.11 昨年11月に刊行されて3刷。けっこう売れてるんだなあ。嬉しいことである。本書の内容は、先日読んだばかりの『大学という病』(中公叢書, 2001)と重なる点が多…
○神奈川県立歴史博物館 特別展示『神々と出逢う-神奈川の神道美術-』 http://ch.kanagawa-museum.jp/ 神奈川県下の古社に伝わる神像、縁起絵巻、美術工芸品など、神道関係の遺宝を集めて公開するもの。いつもなら、チケット売り場と展示会場の間に、がらん…
○竹内洋『大学という病:東大騒擾と教授群像』(中公叢書)中央公論新社 2001.9 私はかつて教員をしていたことがある。高校の教師を4年、小中学生相手の塾講師を2年。得たものがないとは言わないが、あまり楽しい経験ではなかった。そのトラウマだろうか。考…
○東京美術倶楽部 創立百周年記念展『大いなる遺産 美の伝統展』 http://www.toobi.co.jp/ 明治40年(1907)、全国の主な美術商が団結して、東京美術倶楽部を設立。その百周年を記念する展覧会である。先だって、古書専門店の店主が書いた『和本入門』(平凡…
○根津美術館『雛祭り-虎屋の雛人形と雛道具-』 http://www.nezu-muse.or.jp/ この時期になると、やや食傷気味になるほど、あちこちの美術館・博物館で「ひな祭り」関連の展示が目立つ。今月は根津美術館も「雛人形」か。まあ、パスしてもいいかな、と思っ…
○林香里『「冬ソナ」にハマった私たち:純愛、涙、マスコミ……そして韓国』(文春新書) 2005.12 著者とは少しだけ面識がある。なので、あ、林先生の本だ、と思って手に取った。けれど、本屋のレジに持っていくのは少し恥ずかしかった。私は「冬ソナ」ブーム…
○東京国立博物館 特集陳列『幕末の怪しき仏画―狩野一信の五百羅漢図』 http://www.tnm.jp/jp/ 『書の至宝』で大混雑の東京国立博物館に行ってきた。ただし、私のお目当ては、今週から始まった特集陳列(常設展)である。まずは上記サイトの説明を読まれたし…
○竹内洋、佐藤卓己編『日本主義的教養の時代:大学批判の古層』(パルマケイア叢書21) 柏書房 2006.2 2004年の『言論統制』(中公新書)、2005年の『八月十五日の神話』(ちくま新書)と、活躍の続く佐藤卓己さんの新刊である。メディア史の専門家という認…
○張芸謀監督、高倉健主演 映画『単騎、千里を走る』 http://www.tanki-senri.com/ 中国雲南省の麗江は、長いこと、私の憧れだった。念願かなって訪ねることができたのは、2004年の元旦を挟んだ年末年始の休暇である。麗江は、環境保全型の開発が進んで、小ぎ…
○新宿歴史博物館 企画展『暦の世界へ』 http://www.regasu-shinjuku.or.jp/46 なぜに新宿歴史博物館で暦?と思ったが、それなりに理由がある。江戸の一時期、幕府の天文台は牛込にあった。また、大小暦という判じ暦流行の火付け役となった大久保巨川という旗…
○出光美術館『古今和歌集1100年記念祭-歌仙の饗宴』 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkantop.html 先月に続き、再び上記の展覧会に行ってきた。わずかだが、展示替えがあったためである。「佐竹本三十六歌仙」は2点が入れ替わった。うち1枚は、11年ぶ…
○東京都美術館『ニューヨーク・バーク・コレクション展』 http://www.tobikan.jp/ ニューヨーク在住の日本美術収集家、メアリー・バーク夫人が40余年をかけて収集したコレクションの里帰り展。 「縄文から琳派、若冲、蕭白まで」のキャッチコピーのとおり、…
○小森陽一、佐高信『誰が憲法を壊したのか』 五月書房 2006.1 近代日本文学を専門とする小森さんと、経済評論で活躍する佐高さんの対談というのは、一見、奇異な感じがする。しかし、両者とも、憲法改正に反対の意思を表明している点は共通する。むしろ、思…
○丸川哲史『日中一〇〇年史:二つの近代を問い直す』(光文社新書) 光文社 2006.1 はじめ、著者の名前と書名を見比べて、「おや」と意外の感にとらわれた。デビュー作『台湾、ポストコロニアルの身体』(青土社 2000.6)以来、”台湾”研究者としては絶対の信…
○E.W.サイード『戦争とプロパガンダ』 みすず書房 2002.2 通勤の帰り道、私鉄の駅に隣接する小さな本屋に寄ったら、さして広くもない人文書の棚に、サイードの本が3冊並んでいた。どう考えても、雑誌とコミック、文庫本かビジネス書が売れ筋の本屋で、何を間…
○姜在彦『新訂朝鮮近代史』(平凡社選書) 平凡社 1994.8 最近、知りたいと思っていることがある。そもそも近代日本(明治政府)の始まりの頃、日本と朝鮮半島の関係は、どうなっていたのかということである。 私は(自慢にならないが)日本の近代史をほとん…
○保阪正康『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)筑摩書房 2005.11 1週間前に読み終わったこの本のレビューを書くのが遅れたのは、むかし読んだ本を探し出して、ある記憶を確かめたかったためだ。 ――東條さんは矢張り偉いと低く言う兄に和しまた反発す 東條…
○小泉堯史監督 映画『博士の愛した数式』 http://hakase-movie.com/ 年に数本しか映画を見ない私であるが、この映画は必ず見に行こうと決めていた。原作も面白いにちがいない。何せ、書店員が選ぶ「本屋大賞」の第1回を受賞した作品である。なんだけど、どう…
○今尾恵介『日本地図のたのしみ』 角川書店 2005.10.31 著者がナニモノなのか、全く知らずに読み始めた。著者紹介を見ると、日本地図センター客員研究員などの経歴もあるが、現在はフリーのエッセイスト。要するに、子供の頃から地図を見るのが好きで、好き…