2006-01-01から1年間の記事一覧
午前中はメコンデルタ・クルーズを楽しみ、午後は再びホーチミンの市内観光。ベンタイン市場で、ベトナムコーヒーを買い込む。 夜に入ると、一家総出でオートバイに乗った市民たちが町に繰り出し、道路は大混雑。夜通し、走り回って、新年を迎えるらしい。
旅行初日は、午後3時過ぎにホーチミンに到着し、そのまま、数ヶ所を市内観光。 中央郵便局は、フランス植民地時代に建てられた公共建築の代表作。外壁には、フランスの著名人の名を記したレリーフが一面に飾られている。中に入ると、アーチ型の大天井が圧倒…
明日からベトナム旅行に出かけてしまうと、新年まで戻らない。なので、早々に今年のまとめをしておこうと思う。例によって、今年、買ったのに読んでない本から。 ■浅羽通明『右翼と左翼』(幻冬舎新書) 幻冬舎 2006.11 半分までは読んでいるので、新年に続…
○古田元夫『ベトナムの世界史:中華世界から東南アジア世界へ』 東京大学出版会 1995.9 年末年始のベトナム旅行を控えて、もう1冊くらい、ベトナム本を読んでおこうと思った。本書は、ベトナムの近現代史を「普遍国家」「国民国家」「地域国家」という3つの…
○国立近代美術館 『揺らぐ近代-日本画と洋画のはざまに』 http://www.momat.go.jp/Honkan/Modern_Art_in_Wanderings/index.html 近美のサイトには、まだ「現在開催中の展覧会」にデータが残っているようだが、先週末で終了した展覧会である。最終日に駆け込…
○浦沢直樹、手塚治虫『Pluto(プルートゥ)』第4巻 小学館 2007.2 第4巻の「豪華版」が書店に現れたのは1週間ほど前だろうか。「通常版」は本日発売。今頃、多くの読者が本書を味わっていることと思う。 第2巻の遅い展開に少し苛立ったあと、第3巻では、物語…
○アンドルー・ゴードン著、森谷文昭訳『日本の200年:徳川時代から現代まで』上・下 みすず書房 2006.10 近年、欧米人による日本近代史の好著が続いている。翻訳版における、今年の収穫は、イアン・ブルマの『近代日本の誕生』(ランダムハウス講談社)と本…
何事もなく終わるかに見えた週末。郵便受けに「不在配達通知」が入っていたので、郵便局に取りに行ったら、友人からのクリスマス・プレゼントだった。感謝! この4、5年、どこに住んでも「仮住まい」感覚なので、いつも極力、身軽でいようと思い、ぬいぐるみ…
○三井記念美術館 特別展『敦煌経と中国仏教美術』 これも先週末に行った展覧会。三井文庫所蔵の敦煌経は、中野区新井薬師の三井文庫で見たことがある。調べてみたら、2004年新春に行われた『シルクロードの至宝 敦煌写経』という展覧会らしい。日本橋の三井…
○日本民藝館 創設70周年記念特別展『柳宗悦と朝鮮民画』 http://www.mingeikan.or.jp/home.html 昨日で終わってしまった展覧会。「朝鮮民画」をどのように説明しようか、考えていたら、日韓市民ネットワークなごやのサイトに「宮廷画家や学者層の画家達、い…
○国立劇場 12月文楽公演『義経千本桜』 http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html 今年9月、久しぶりに文楽(仮名手本忠臣蔵)を見て、いやーやっぱり面白いなあ、と思った。また以前のように熱を入れて通おうかな、と思っていた矢先、吉田玉男さんの…
○増田彰久(写真)、大田省一(文)『建築のハノイ:ベトナムに誕生したパリ』 白揚社 2006.4 年末年始はベトナムに行く。ずいぶん前から行ってみたくて、旅行仲間にねだっていたら、とうとう実現することになった。しかし、ぼんやり雰囲気に憧れていただけ…
○丸谷才一『双六で東海道』 文藝春秋社 2006.11 雑誌「オール読物」に2005年2月号から2006年5月号まで連載とある。たぶん『綾とりで天の川』(文藝春秋社 2005.5)の続きではないかと思う。例によって洒落た題名(江戸時代の発句から)、例によって和田誠さ…
○米谷匡史『アジア/日本』(思考のフロンティア) 岩波書店 2006.11 (東)アジアの近代化は、西洋の衝撃によってもたらされた。しかし、アジア諸国にとって、切実な近代化体験とは、西洋/東洋の相克ではなくて、むしろアジア内部に引き起こされた摩擦と抗…
○三浦展『下流社会:新たな階層集団の出現』(光文社新書) 光文社 2005.9 新書ベストセラーに名を連ねる「格差」「階層」社会ものは、全く興味がなかったが、この直前に読んだ『前略仲正先生、ご相談があります』に、本書が紹介されているのを読んだ。それ…
○仲正昌樹『前略仲正先生、ご相談があります』 イプシロン出版企画 2007.1 元ネタは、雑誌「ダ・カーポ」に連載された「時事相談」というコラム(知らなかったけど)。憲法改正、小泉改革、格差社会などの政治問題から、細木数子はなぜ怒ってばかりいるのか…
○静嘉堂文庫美術館 静嘉堂文庫の古典籍 第6回『中国・日本の貴重書』 http://www.seikado.or.jp/ 同文庫の貴重書を公開する展覧会。第5回『中国の版本』が2005年の春だったから、ほぼ2年ぶりだ。今回は、中国の本(漢籍)と日本の本(国書)を、あわせて公開する…
○畠山記念館 秋季展『中国宋元画の精華-夏珪、牧谿、梁楷-日本人が愛した伝来の絵画』 http://www.ebara.co.jp/socialactivity/hatakeyama/display/2006/autumn.html 六本木の泉屋博古館分館に行ったついでに、そういえば、この展覧会も今日までだったな、…
○泉屋博古館分館 特別展『中国陶磁:美を鑑るこころ』 http://www.sen-oku.or.jp/ 地味な展覧会だと思っていたが、ようやく間に合った最終日、館内は意外に混雑していた。第1展示室に入った瞬間、清・康煕年製『五彩花鳥文瓶』(ポーラ美術館蔵)が目に飛び…
○井上進『書林の眺望:伝統中国の書物世界』 平凡社 2006.11 中国の書物が織りなす大森林を、時には鳥瞰し、時には樹木一本一本に近寄って細かく観察するなど、ざまざまな方法で「撫でまわしみた報告」である、という。 分量としては、1点ものに焦点を絞った…
○『金の言いまつがい』 東京糸井重里事務所 2006.12/『銀の言いまつがい』 同 2007.1 寒い寒い雨の土曜日。近所(新宿)の本屋で買い出しをしてきたあとは、ふとんでダラダラしながら、軽めの活字を読んでいた。 前作『言いまつがい』が出たのが2004年の春…
○名古屋市博物館 特別展『比叡山と東海の至宝-天台美術の精華』 http://www.museum.city.nagoya.jp/tenji18/061021/1020.html 仏像展企画目白押しの2006年秋も、いよいよフィナーレ。結局、全部は行けなかったが、この展覧会は、最後の週末になんとか間に合…
○奈良県立美術館 特別展『応挙と蘆雪-天才と奇才の師弟-』 http://www.mahoroba.ne.jp/~museum/okyo/okyo/index.html ここだけの話――というほどの秘密ではないのだが、1泊2日の出張で京都・奈良から帰ったあとの週末、私は再び奈良に出かけてしまった。ど…
○天理大学附属天理図書館 特別展示『教祖120年祭記念展』 http://www.tcl.gr.jp/tenran/kinen/120nen/index.htm 出張で天理図書館に行ってきた。先方の職員に会って、いろいろ話を聞くのが目的だったが、今年、同図書館は、教祖120年祭(教祖・中山みきの没…
○東京国立博物館 特別展『仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り』 http://www.tnm.jp/ 先週の話になるが、ようやく本家の『仏像』展に行ってきた。前期の見ものが、京都・宝菩提院願徳寺蔵の菩薩半跏像。後期が滋賀・向源寺蔵(渡岸寺観音堂)の十一面観音…
○生井英考『空の帝国、アメリカの20世紀』(興亡の世界史19) 講談社 2006.11 書店で本書を手に取って開いたとき、「1908年に描かれたニューヨークの近未来想像図」という口絵が目に入った。ノスタルジックな摩天楼の間を、怪鳥のような飛行船が、空を圧して…
○金沢県立金沢文庫 特別展『霊験仏-鎌倉人の信仰世界-』http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm この秋は、なぜか各地で仏像展が開かれている。先日は、長岡まで遠征して『新潟の仏像展』を見てきたわけだが、個人的には、この展覧会が第2…
○李相日(り・さんいる)監督・脚本 映画『フラガール』 http://www.hula-girl.jp/index2.html 久しぶりに映画を観て来た。好意的な批評が聞こえていたので、公式サイトをチェックしてみたら、『パッチギ!』の李鳳宇(り・ぽんう)氏がプロデュースした作品…
○出光美術館 開館40周年記念展『出光美術館名品展II』 http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html アメリカ旅行記を書いている間に、いろいろ「見たもの」「行ったもの」の未掲載分が溜まってしまった。取り急ぎ、行こう。 出光美術館では、所蔵名品展の…
○井上進『中国出版文化史:書物世界と知の風景』 名古屋大学出版会 2002.1 このところ、アメリカ関連本ばかり読んでいたので、漢字文化の本が読みたくなって、つい買ってしまった。しかし、手を出すのは出張が終わってから、と自分に禁じていたら、著者の久…