2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
○田中伸尚『ルポ 良心と義務:「日の丸・君が代」に抗う人びと』(岩波新書) 岩波書店 2012.4 国旗国歌法の制定(1999年8月)から13年になるという。もうそんなになるのか…。当時、すでに成人していて、比較的、思想も行動も自由で、安定した職場に身を置い…
○荒俣宏『0点主義:新しい知的生産の技術57』 講談社 2012.5 「0(ゼロ)点主義」の説明には、このようにある。人生の知力とは、ここぞの場面で相手を空振りさせる「決め球」を磨くことだ。こういう球は、出題者が決めた枠にストライクを投げられるかどうか…
■六孫王神社(京都市南区) 源氏三神社をめぐる週末。日曜の午前中に河内の壺井八幡宮を訪ね(※記事)、昼過ぎ、京都駅着。大きな荷物を八条口のロッカーに預け、そのまま線路に沿って西へ歩く。見えてきたのが六孫王神社。清和天皇の六男を父として生まれ、…
■多田神社(兵庫県川西市) 何度でも書くけど、私は今年の大河ドラマ『平清盛』を面白く見ている。面白いので、いろいろ調べると、知らなかったことを学べる。清和源氏発祥の地に源満仲(多田満仲→坊っちゃんの先祖)が建立したというこの神社も、ドラマの縁…
■西国第二十五番 御嶽山播州清水寺(兵庫県加東市) 二巡目を志した西国巡礼が、なかなか進捗しない。が、諦めたわけではないので、神戸で仕事があったのを幸い、久しぶりに3箇所、まわってきた。せっかく兵庫県まで行ったので、1日2本しかバスの通わない播…
○根津美術館 コレクション展『中世人の花会と茶会』(2012年6月2日~7月16日) 『中世人(ちゅうせいびと)の花会(はなのえ)と茶会(ちゃかい)』と読む。ずらりと並んだ同館コレクションの床の間飾りと茶道具。うう、渋い。私は根津嘉一郎(初代)の趣味…
○内田樹、中沢新一『日本の文脈』 角川書店 2012.1 2009年4月から2011年5月まで、計7回の対談を収録したもの。最初の対談は、大阪の相愛大学で、釈徹宗さんの司会のもとに行われ、2回目は内田樹さんの勤務校(当時)の神戸女学院大学祭で行われている。平川…
○サントリー美術館 沖縄復帰40周年記念『紅型 BINGATA-琉球王朝のいろとかたち-』(2012年6月13日~7月22日) 紅型(びんがた)とは、沖縄を代表する伝統的な染色技法。琉球王朝時代は王族や貴族の衣装として用いられた。実は、多様な色と形を用いたものが…
○『東京人』2011年11月号「特集・チャイナタウン神田神保町」 都市出版 2011.11 神保町の大きな書店で見つけて、実は新刊だと思って買ってしまった。よく見たら半年以上も前の号だったのだが、楽しく読んでいる。 私は神保町が大好きだ。もちろん理由は「本…
○浅田次郎『ま、いっか。』(集英社文庫) 集英社 2012.5 小説はほとんど読まない。したがって、小説家のエッセイも読まない私だが、浅田次郎氏の『蒼穹の昴』『中原の虹』シリーズは全部読んでいる。余勢を駆って『浅田次郎とめぐる中国の旅』なんて、中国…
○鎌倉国宝館 常盤山文庫名品展2012『特集:米色青磁』(2012年5月31日~7月1日) 米色青磁というのは、青い青磁と同じ釉薬が、一定の条件下で薄茶色に焼きあがったもので、「稲穂の黄金色」なんて、しゃれた形容をすることもある。私はこの色を見ていると「…
別の用事で鎌倉に来たのだが、4月に源義朝と鎌田正清の供養塔を探しにきて、結局、探しあてられなかったことを思い出した。そこで、リベンジ。宝戒寺から雪ノ下方面へ。滑川にかかる大御堂橋を渡り、右に折れてすぐ。 ↑この資材置場の手前で右に曲がる。道の…
○成田龍一『近現代日本史と歴史学:書き換えられてきた過去』(中公新書) 中央公論新社 2012.2 歴史像(解釈された歴史)は、新たな史実(出来事)の発見がなくても、解釈によって変わりゆく。本書は、まず冒頭に「近代日本を対象とする歴史学研究」のパラ…
○日経ホール 日中国交正常化40周年記念事業 京劇西遊記『孫悟空大鬧天宮(だいとうてんきゅう)』(2012年6月9日、12:00~) 2009年と2010年に中国の京劇劇団の来日公演を見て、だんだんハマりつつあった。2011年は、おなじみ西遊記に題材を取った『孫悟空大…
○静嘉堂文庫美術館 受け継がれる東洋の至宝 PartⅠ『東洋絵画の精華-名品でたどる美の軌跡-』至高の中国絵画コレクション』(2012年5月23日~6月24日) 4月からずっと同じタイトルの展覧会の第2部「中国絵画」編である。湊信幸氏の講演を聞いたあと、展示会…
○村井章介『世界史のなかの戦国日本』(ちくま文庫) 筑摩書房 2012.4 16世紀から17世紀前半といえば、信長(1534?-1582)・秀吉(1537-1598)・家康(1542-1616)の三英傑が覇を競った時代であることは、戦国オンチの私でもさすがに知っている。しかし、本…
○静嘉堂文庫美術館 講演会『静嘉堂コレクションとの出会い』(講師:湊信幸氏)(2012年6月3日、13:30~) 『東洋絵画の精華』展の第2部『至高の中国絵画コレクション』(2012年5月23日~6月24日)にあわせたイベントである。東京国立博物館の副館長も務めら…
○国立劇場 第34回特別企画公演『伎楽-日本伝来1400年』(2012年6月2日) ・午後2時開演「薬師寺の玄奘三蔵会-伎楽法要-」 伎楽は、飛鳥時代から奈良時代にかけて、寺院の法会でさかんに上演された芸能である。正倉院や法隆寺の宝物の中には、奇ッ怪で滑稽…
○東京国立博物館 特別展『ボストン美術館 日本美術の至宝』(2012年3月20日~6月10日) 最初の参観は開催初日だった。あれから2カ月半、東京展もそろそろ終幕なので、もう1回行ってみることにした。1日(金)は、定時過ぎにそさくさと職場を出る。山の手線の…
○藤井斉成会有鄰館(2012年5月20日参観) あまりたびたび行けるところではないので、見たものの備忘録を残しておこうと思いながら、先週は忙しくて書けなかった。まだ記憶がよみがえるかしら。 ■1階陳列室 1階は、ほぼ常設なのだろう。動かしにくそうな「…