見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

蘭州・寧夏から内蒙古2010【最終日】フフホト→北京→羽田

■(再び)内蒙古博物館 飛行場にピックアップされる11:00までフリータイムだったので、タクシーで再び内蒙古博物館に行き、おととい見残した部分を中心に1時間ほど見学。でも恐竜エリアには足を踏み入れている余裕がなかった。 (お気に入りのジオラマ:マ…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【10日目】フフホト

■盛楽博物館 フフホトの東南、和林格尔(ホリンゴル)県にある博物館。今回のツアーの手配をした友人の話では、ホリンゴル県の壁画墓を見たいというオファーを出したところ、ユーラシア旅行社から、この博物館でも見られる、と教えられたそうだ。「本物はな…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【9日目】包頭→フフホト

■美岱召(びだいしょう) 包頭市の東方、フフホト市に向かう途中にある明代創建の寺院。日本ではあまり情報がなかったが、行ってみると、明代らしい大らかな古建築、素晴らしい壁画も残っていた。すぐそばに内蒙古農業大学(?)の分校キャンパスがあって、…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【8日目】包頭

■五当召 朝、包頭市北方の山間部に向かう。車中で包頭市の概況についてガイドさんの説明を聞き、「包頭(パオトウ」がモンゴル語で「鹿のいるところ」を意味すると聞いたときは「奈良かよ!」と思った。道路はよく整備されているが、大型トラックと並走する…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【7日目】銀川→包頭

■承天寺塔 西夏時代の外観をとどめて清代に再建されたという八角塔。中国風味とイスラム風味が微妙に混じっている感じがする。工事中のため、門内には入れず。塀の外から写真だけ撮る。 ■寧夏博物館 寧夏回族自治区の成立50周年に当たる2008年にオープン。こ…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【6日目】銀川

■西夏王陵 銀川市の郊外、今回のツアーで一番楽しみにしていた西夏王陵に向かう。西夏(せいか)は、中国近世、宋、遼、金などと時代を同じくするタングート族の国家。西夏文字という、漢字に似て、より複雑な独特の文字を持つことで知られる。近年は『射雕…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【5日目】中衛→銀川

■沙坡頭観光区(黄河遊覧) 同区は、中衛市近郊に設けられた、砂漠・草原・湖・黄河を一体化した遊園地。「ここは楽しいですよ」とガイドさんも嬉しそう。サラサラした砂の斜面で遊んだあと、羊皮筏子(ヤンピーファーズ)と呼ばれる、羊の皮袋(羊の形その…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【4日目】固原→中衛

■固原博物館 日曜の朝、博物館が開くまでの間、近くの小高い丘を散策。昨日、車で超えてきた伝説の六盤山を遠望する。固原博物館は、寧夏回族自治区の「省級」博物館。立派な建物だが、展示品は複製が多いように感じた。 ■戦国秦漢長城 固原の市街地を離れて…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【3日目】蘭州→固原

■白塔山公園 蘭州市のシンボルとも言うべき、黄河にかかった中山鉄橋を渡り、見晴らしのいい白塔山に登る。山頂には元代の白塔(ラマ教の白塔と多重塔を折衷したような、変わったかたち)が立ち、その足下には、蘭州名物の刻絵葫蘆(ひょうたん)を売る店が…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【2日目】蘭州

蘭州は、シルクロードに続く「河西回廊」の入口の都市。10年ほど前に初めて来たときは、地味な服装に白い帽子を被った回族の人々が印象的だったが、高層ビルが林立する近代的な街に変貌していた。 ■甘粛省博物館 朝一番、ガイドさんの案内で訪ねたのが甘粛省…

蘭州・寧夏から内蒙古2010【初日】東京→蘭州

成田にて、友人2名と合流。CA926(成田発15:15→北京着18:10)搭乗。 北京から、CA1277(北京発20:10→蘭州発22:40)の予定が、出発が1時間以上遅れる。写真は機内で出た簡単な夜食。見た目は悪いが、アルミホイルで保温したパンが意外と美味。 ガイドの劉さん…

【ただいま夏休み中】今年は中国西北地方11日間

今日から夏休み。恒例の中国旅行に出かける。しばらく更新はできないので、高野山のハスの花で飾っておく。 今年の目的地は、蘭州~銀川~フフホト。結局(遊びすぎなんだが)自宅を出る前にあれをして、成田に着いたらあれとこれをして、と、仕事みたいにダ…

非科学的で、したたか/大飢饉、室町時代を襲う!(清水克行)

○清水克行『大飢饉、室町時代を襲う!』(歴史文化ライブラリー258) 吉川弘文館 2008.7 『日本神判史』でファンになった”若旦那”清水克行氏の本2冊目。本書は、応永27年(1420)から翌28年にかけての大飢饉をドキュメンタリーふうに追いながら、中世日本人…

お盆旅行2010:至宝の仏像+仏像修理100年(奈良国立博物館)

お盆旅行4日目の8月16日。「奈良博は16日(月)も開いてますよ」と教えてくれたのは、いつもの京都の仏友。この展覧会に一緒に行く約束をしていたのだが、当日朝、「腰痛のため断念」のメール連絡が入る。で、先々週の週末に、はじめて見仏ツアーをご一緒し…

お盆旅行2010:春日大社万灯籠、東大寺大仏殿万灯供養会

8月15日、昨年(2009年)に続き、「春日大社万灯籠」と「東大寺大仏殿万灯供養会」に参詣。春日山の「奈良大文字送り火」は、まあ省略してもいいかな、と思う。昨年は、暗くならないと雰囲気が出ないだろうと思い、日没を待っていたら、春日大社の参道が、本…

お盆旅行2010:東寺、醍醐寺、高麗美術館

お盆旅行3日目、8月15日は、夜の観光が主目的なので、昼間は無理をしないでおこうと思う。ちょうどご朱印帖が1冊終わってしまったので、新しいものを購入するため、東寺へ。ここは、いつものとおりなので省略。続いて、先々週の京都旅行で行けなかった高麗美…

お盆旅行2010:なら燈花会と興福寺国宝館の夜間開館

14日、高野山を下山し、南海電鉄→近鉄を乗り継いで、次の目的地・奈良へ。翌15日の夜に「春日大社万灯籠」「東大寺大仏殿万灯供養会」「大文字送り火」のハシゴを予定していたので、この日はホテルで休養のつもりだった。 あ、でも「なら燈花会」は14日まで…

お盆旅行2010:高野山宿坊の食事

初日の夕食。精進料理とはいえ、いつもの三食分くらいあった。食べすぎました。「何かお飲物をつけましょうか」と言われて「じゃ、ビールを」と条件反射してしまった。原料は麦だからいいのか。 2日目の朝食。ちゃんとお腹がすく不思議。がんもどきが美味。 …

お盆旅行2010:高野山伽藍、金剛峯寺

ろうそく祭りから一夜明けて、8月14日は、宿坊で「朝のお勤め」に参加することから始まった。天井の低い、薄暗い本堂でご住職の読経(季節にあわせて盂蘭盆会経の由)を聴聞したあと、内陣に入り、ご本尊のお厨子の裏に並んだ徳川家や大名家のお位牌を見せて…

お盆旅行2010:高野山ろうそく祭り

8月13日、14時過ぎに高野山内に到着し、多少の観光はできるかと思っていたが、霊宝館で2時間以上遊んでしまったので、再び宿(宿坊)に戻る。今夜は奥の院のろうそく祭り(萬燈供養会)を見に行くため、17時半に夕食を用意してもらっていたので。 「精進料理…

お盆旅行2010:高野山霊宝館

4月から勤め始めた職場は、8月15日前後に「一斉休業」を設けている。東京育ちの私は、全く旧盆の習慣がないのだが、貰える休暇は有難くいただき、かねての計画どおり、人生初の高野山参詣旅行に出かけることにした。 新大阪で、京都の友人おすすめの「スルッ…

動き出す怪物/ブリューゲル版画の世界(Bunkamura ザ・ミュージアム)

○Bunkamura ザ・ミュージアム 『ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界』(2010年7月17日~8月29日) 当ブログ的には、久しぶりの洋モノ。ベルギー王立図書館が所蔵する、ブリューゲル作品と、同時代の版画150点を展示。わくわくしながら会場に入っ…

必見!十六羅漢/欣求浄土(ごんぐじょうど)(大倉集古館)

○大倉集古館 『欣求浄土~ピュア・ランドを求めて:大倉コレクション仏教美術名品展』(2010年8月1日~2010年9月26日) 大倉コレクションの日本・東洋の仏教美術の優品から、浄土やそのイメージに繋がるものを中心に展観。はじめ、ペンキのベタ塗りのような…

異なるものとの同居/雨月物語・春雨物語(円地文子訳)

○上田秋成著、円地文子訳『現代語訳:雨月物語、春雨物語』(河出文庫) 河出書房新社 2008.7 京博の秋成展を見てきて(展覧会の内容にやや不満だったこともあり)久しぶりに、雨月・春雨が読みたくなって、神田の三省堂書店に探しに行った。原文かつ文庫本…

感じること、学ぶこと/宮大工と歩く奈良の古寺(小川三夫)

○小川三夫『宮大工と歩く奈良の古寺』(文春新書) 文藝春秋 2010.7 私は仏像も好きだが古建築も好きだ。特に奈良の古建築は、その場に立つと、仏像の名品の前に立ったときと同様、霊妙なエネルギーが体の隅々に充電されるような感じがする。だが、その魅力…

危機管理と情報の価値/オランダ風説書(松方冬子)

○松方冬子『オランダ風説書:「鎖国」日本に語られた「世界」』(中公新書) 中央公論新社 2010.3 近世日本に「オランダ風説書」なるものが存在したということを知ったのは、いつだったろう。中学高校時代に覚えた言葉ではなく(高校では日本史取ってないけ…

画家との交友/特別展観・上田秋成(京都国立博物館)

○京都国立博物館 特別展観『没後200年記念 上田秋成』(20107月17日~8月29日) 怪異小説『雨月物語』の作者として有名な上田秋成(1734-1809)の自筆原稿や出版物に加え、交友のあった画家たちの作品を展示し、18世紀後半の多彩で豊かな文学・芸術の世界を…

炎熱の巡礼旅・高月「観音の里ふるさとまつり」

日曜(8/1)はJR北陸本線の高月駅に8:49着。昨日と同じ、京都在住の友人2名と再び合流する。「朝早いのはちょっと…」と躊躇していた年下の友人も来てくれて、うれしかった。 高月駅では、既に8:30から第1便のバスが動き出しており、たくさんの人の姿が見られ…

炎熱の巡礼旅・京都

金曜日(7/30)の昼過ぎに東京を出て、久しぶりに京都へ。東山に向かう。 ■高台寺 掌美術館 『夏の名宝展』(2010年7月8日~8月29日) お目当ては室町時代の観音図。六観音が六道に対応している。Wikiによれば、人間道を准胝観音が担当するのは真言宗系であ…