2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
○NHKアニメ『精霊の守り人』(監督:神山健治、制作:プロダクションI.G) http://www3.nhk.or.jp/anime/moribito/ 昨日(4/29)のことだ。遅く起きて、テレビのスイッチを入れたら、教育テレビでアニメをやっていた。へえ、NHKでアニメかあ、と思って、しば…
○大澤真幸『逆接の民主主義:格闘する思想』(角川oneテーマ21) 角川書店 2008.4 「われわれは、一方で、ユートピアを避けなくてはならず、他方では、ユートピアを必要ともしている」という一文で始まる「まえがき」を読んで、最初は、どんな話が始まるやら…
○板橋区立美術館『日本美術講演会』 榊原悟「楽しい江戸絵画」 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/ 館蔵品展『絵師がいっぱい』にあわせた連続講演会の2回目。全6回とも日本美術ファンには垂涎の講師陣だが、とりわけ、榊原先生のお話は、どうしても聴…
隣りに住んでいる、アパートの大家さんは花好き。 去年のこの時期、軒先の見事な藤棚を見て、このアパートに引っ越すことを決めた。 あれから1年か。 藤波の花は盛りになりにけり ならのみやこを思ほすや君
○薬師寺東京別院 国宝薬師寺展開催記念『もうひとつの薬師寺展』 http://www.yakushiji.or.jp/ 上野の東京国立博物館で開催中の『国宝 薬師寺展』にあわせて、東京別院で開かれている展覧会。上記サイトにあがっているポスターの、向かって左、垂髪の十一面…
○辻惟雄『奇想の江戸挿絵』(集英社新書ヴィジュアル版) 集英社 2008.4 これはすごい本である。立ち読みのつもりでページをめくって絶句してしまった。全文200ページ余、新書としては標準的なボリュームだと思うが、図版を載せていないページがほとんどない…
○氏家幹人『武士道とエロス』(講談社現代新書) 講談社 1995.2 「忠」という感情は「恋」の気分と不可分だった。うまいことを言うものだ。戦国時代、男どうしの同性愛は、ありふれた習俗だった。例に挙げられているのは、宣教師フロイスの記録、武田信玄の…
○喜田貞吉著、礫川全次編『先住民と差別:喜田貞吉歴史民俗学傑作選』 河出書房新社 2008.1 2008年初頭、河出書房新社が相次いで刊行した喜田貞吉の本3冊の最初の1冊である。私は、2月刊の『被差別部落とは何か』と3月刊の『賤民とは何か』を先に読むことに…
流鏑馬(やぶさめ)が大好き。今年も鶴岡八幡宮の流鏑馬を見に行った。 武田流の皆さん、チョーカッコいい! ■大日本弓馬会(武田流流鏑馬)公式サイト http://www.yabusame.or.jp/ あらためて気づいたけど、甲斐の武田と同じ四つ菱紋なんだな。 「笠懸」も…
○三井記念美術館 企画展『数寄の玉手箱-三井家の茶箱と茶籠』 http://www.mitsui-museum.jp/index2.html 三井家伝来の茶箱・茶籠約30点を展示する。茶箱あるいは茶籠とは、持ち運びができる小型の箱や籠に、茶碗、茶器、茶杓、菓子器など茶道具一式を組み込…
○滋賀県立琵琶湖文化館ホームページ「浮城」 http://www2.ocn.ne.jp/~biwa-bun/ 応援むなしく、3月31日で休館(公開中止)となってしまった琵琶湖文化館のことは、その後も忘れたわけではない。新年度になって、ホームページにアクセスしてみて、びっくりし…
○東京国立博物館・本館16室(歴史資料) 特集陳列『博物図譜-日本的研究の展開-』 http://www.tnm.go.jp/ 新年度最初の展示は「博物図譜」がテーマなので、これは楽しいにちがいない、と思っていたが、期待以上だった。展示資料は総計25点。「歴史資料」の…
○苅谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ:学歴主義と平等神話の戦後史』(中公新書) 中央公論新社 1995.6 戦後日本に出現した「大衆教育社会」。それは、単に教育機会が拡大した社会ではなく、教育と社会のかかわりかたに日本固有の特徴が見られる。 第一のキーワ…
○喜田貞吉『賤民とは何か』 河出書房新社 2008.3 同じ著者の『被差別部落とは何か』を読み終えたばかりで、また本書を見つけた。前者が2月29日、本書が3月30日発行である。オビの広告を見たら、『先住民と差別』という題名の本も刊行されていることが分かっ…
○出光美術館 『柿右衛門と鍋島-肥前磁器の精華-』 http://www.idemitsu.co.jp/museum/ 江戸時代初期、日本で初めて磁器生産に成功した九州・肥前窯(佐賀県)。その精華というべき柿右衛門と鍋島、さらに古伊万里を、館蔵コレクションを中心に紹介する展覧…
○国立西洋美術館 『ウルビーノのヴィーナス:古代からルネッサンス、美の女神の系譜』 http://www.nmwa.go.jp/ ティツィアーノ作『ウルビーノのヴィーナス』(ウフィツィ美術館所蔵)を初めて日本で公開する展覧会。高田馬場だったか目白だったか、山手線の…
○鎌倉国宝館 常設展 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm お花見のついでに鎌倉国宝館に寄った。逗子に住んでいたときから、通い慣れた喫茶店みたいなもので、常設展も特別展も、だいたい見尽くしていると分かっていても、ちょっと覗…
むかし住んでいた逗子に、今年も桜を見に行った。 ハイランドの「町の桜」。年に一度、静かな住宅街が魔法にかかったように変身する。 そして衣張山ハイキングコースから見る「山の桜」。練り切りの和菓子みたいで美味しそう。山並みの先には鎌倉の海。 昨年…
○国立公文書館 平成20年度春の特別展『病と医療-江戸から明治へ-』 http://www.archives.go.jp/ 恒例、春の特別展。病と医療から見た近世~近代の軌跡を、江戸の諸本と明治の公文書でたどる。こんな狭いテーマで面白い資料が揃うのかな、と心配したけれど…
○宮下志朗『本を読むデモクラシー:”読者大衆”の出現』(世界史の鏡. 情報3) 刀水書房 2008.2 19世紀のパリへようこそ。時代はまさに活字の世紀。識字率の向上とともに、「読書」のためのさまざまなインフラが成立し、ソフトウェアが刷新されていく。読者大…
○小島毅『足利義満 消された日本国王』(光文社新書)光文社 2008.2 歴史マニアの間ではあまり人気のない人物だと思うが、私は足利義満が好きだ。それから平清盛も好きだ。両者に共通するのは、「東アジア世界における日本」を構想した点である。 東アジアの…
○姜尚中、小森陽一『戦後日本は戦争をしてきた』(角川oneテーマ21) 角川書店 2007.11 本書は、刊行後すぐに買ったきり、手に取る機会がなくて放置していた。気が付いたら、もう半年近くも経っている。いつもカレントな政治状況を捉えて発言しているお二人…
○喜田貞吉『被差別部落とは何か』 河出書房新社 2008.2 はじめ、題名に似合わない、かわいらしい装丁が目についた。それから著者の名前を見て、目を疑った。奥付を開けたら新刊なので、もう1回驚いた。喜田貞吉(1871-1939)は、広範な分野に足跡を残した個…
○府中市博物館 『南蛮の夢、紅毛のまぼろし-安土桃山の名宝から夢二まで』 たまたま仕事でオランダに行く機会があり、そのあと、神戸市立博物館で南蛮美術企画展『バイオグラフティ異国趣味』を見てきた。と思ったら、今度は府中である。なんだか今年の私は…
3月最後の週末、桜は既に満開。上野公園は花見客で大賑わい。 そんな中で、国立博物館の裏庭は、ゆっくり花を楽しむことのできる穴場。 今年は夜桜ライトアップもするらしい。 先週末は、薬師寺展をゆっくり見るため、朝から出かけたのだが、 今週末は夜桜を…
○東京国立博物館 特別展 平城遷都1300年記念『国宝 薬師寺展』 http://www.tnm.go.jp/ 上野の桜が満開になったと聞いて、慌てて薬師寺展に行ってきた。最近の『大徳川展』や『近衛家1000年の名宝』に比べると、展示品の総数は少なめだったが、このくらいのほ…