見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

もっと見たい!/画鬼・暁斎(三菱一号館)

○三菱一号館美術館 『画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』(2015年6月27日~9月6日) 幕末明治に「画鬼」と称され、絶大な人気を博した絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい、1831-1889)の展覧会。だと思って行ったら、副題が「幕末明…

見たもの拾遺:教派神道の教祖と儀礼(国学院大学博物館)ほか

■国学院大学博物館 平成27年度第2回企画展『教派神道の教祖と儀礼』(2015年6月1日~6月30日) 山種美術館に行ったついでに、徒歩圏内にあるこの博物館に初めて寄った。同大学のキャンパスに入るのも初めてだ。今、まさにキャンパス再開発が進行中らしく、お…

女性が描く/松園と華麗なる女性画家たち(山種美術館)

○山種美術館 特別展 上村松園生誕140年記念『松園と華麗なる女性画家たち』(2015年4月18日~6月21日) 終了直前に見に行った展覧会だが、行ってよかった。会場に入ると、描かれた様々な女性の姿が目にとびこんできて、いつもにまして、華やいだ気分になる。…

人類史の疑問/銃・病原菌・鉄(J・ダイヤモンド)

○ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』上・下(草思社文庫) 草思社 2012.2 原著は1997年の刊行、日本語訳も単行本は2000年に出ている。以前から名著のうわさは聞いていたが、私が突然、読んでみようと思い立ったの…

神と暮らす人々/石見 大元神楽(国立劇場)

○国立劇場 第127回民俗芸能公演 重要無形民俗文化財『石見 大元神楽』(6月20日、13:00~ 出演:市山神友会) 【1時の部】 島根県西部に伝わる大元神楽(おおもとかぐら)を見に行った。その特徴は、明治時代に禁止された神懸りと託宣の儀式を伝えていること…

熊本駆け足旅行

熊本に行ってきた。仕事だったので、観光の時間はないと思っていたが、熊本城の天守閣と本丸御殿だけ駆け足で見て来た。カッコイイ城だわ。見た目も、その歴史の背負い方も。 復元された本丸御殿。最も格式の高い対面所(藩主の会見の場)は「昭君之間」と呼…

日向薬師(金沢文庫)+常盤山文庫名品展(鎌倉国宝館)

■神奈川県立金沢文庫 特別展 平成大修理記念『日向薬師-秘仏鉈彫本尊開帳-』(2015年4月24日~6月14日) この展覧会、昨年秋に予定されていたが、収蔵庫の一部にカビが発生し、緊急メンテナンスが必要となったことから、開催が延期されていたものである(※…

希望をかかげる/ぼくらの民主主義なんだぜ(高橋源一郎)

○高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書) 朝日新聞出版 2015.5 朝日新聞の「論壇時評」に2011年4月28日から2015年3月26日まで、月1回連載されたもの。連載が始まった2011年4月といえば、あの東日本大震災から1ヶ月後である。まだ、いろいろなこ…

札幌の本屋 くすみ書房「閉店」の衝撃

○くすみ書房「閉店のお知らせ」 今日、ツイッターでくすみ書房のアカウントが6月10日に閉店を宣言していたことを知った。札幌の本屋「くすみ書房」といえば、本と本屋好きの間では有名なお店である。私は2013年の春に札幌に引っ越すまで、詳しいことは知らな…

かわいい戦場・おどろきの屏風/雑誌・芸術新潮「謎解き大合戦図」

○雑誌『芸術新潮』2015年6月号「関ヶ原&大坂の陣 謎解き大合戦図」 新潮社 2015.6 徳川家康没後400年を記念して、東京・京都・福岡を巡回中の『大関ヶ原展』。江戸東京博物館で見はしたものの、あまりの混雑に辟易して、まともな感想を書いていなかった。本…

江戸のダンディズム(根津美術館)+江戸の悪(太田記念美術館)

■根津美術館 『江戸のダンディズム-刀から印籠まで-』(2015年5月30日~7月20日) 刀剣の拵(こしらえ)や印籠など、男性の装身具に注目した展覧会。ということになっているが、冒頭には、刀剣の「拵」ではなく、刀剣そのものがずらりと並んでおり、若い女…

三種聴き比べ/声明を楽しむ(国立劇場)

○国立劇場 第3回伝統芸能の魅力・声明を楽しむ(6月6日、11:00~) なんとなく気になるけれど敷居の高い伝統芸能について、解説つきで比較的短時間・安価なプログラムを提供するシリーズ。いい試みだと思う。幕が開くと、舞台上には10人ほどの僧侶が横一列に…

美少女・美少年/高畠華宵(松本品子編)

○松本品子編『高畠華宵:大正・昭和・レトロビューティー』 河出書房新社 2011.12新装版 最近、弥生美術館に『日本の妖美 橘小夢展』を見に行ったとき、久しぶりに常設展もゆっくり見た。隣接の竹久夢二美術館もよかったが、高畠華宵が妙に面白くて、参考資…

遊びの哲学/中国人はつらいよ(大木康)

○大木康『中国人はつらいよ-その悲惨と悦楽:伝統から彼らの実像を知る』(PHP新書) PHP研究所 2015.2 PHP社の出版ラインナップを見ると「嫌中嫌韓本」の嫌疑をかけられている(私は読んでいない)本とか、タイトルから見て「日本すごい」を言いたいらしい…

腐敗とのたたかい/日本酒の近現代史(鈴木芳行)

○鈴木芳行『日本酒の近現代史:酒造地の誕生』(歴史文化ライブラリー401) 吉川弘文館 2015.5 以前読んだ飯野亮一氏の『居酒屋の誕生』は、酒を飲ませる店の話が主であったが、上方から江戸へ船で運ばれてくる「下り酒」など、酒の造り手にかかわる話も少し…

21世紀の海禁策/中国のインターネット史(山谷剛史)

○山谷剛史『中国のインターネット史:ワールドワイドウェブからの独立』(星海社新書) 星海社 2015.2 中国やアジアを専門とするITライターである著者が、足掛け14年の観察をもとにして書いた中国インターネット史。まず「前史」は、80年代のテレビの普及か…

必見!室町~江戸の日本美術史/ドラッカー・コレクション(千葉市美術館)

○千葉市美術館 開館20周年記念記念展『ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美』(2015年5月19日~6月28日) ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)といえば「マネジメントの父」と呼ばれる経営学の泰斗、というくら…

目で見るグローバルヒストリー/大英博物館展(東京都美術館)

○東京都美術館 特別展『大英博物館展-100のモノが語る世界の歴史』(2015年4月18日~6月28日) ふだんの自分の関心からは遠かったので、あまり期待せずに見に行ったら、面白かった。100の作品、というより「モノ」を通じて「200万年前から現代に至る人類の…

アイスショー"Fantasy on Ice 2015 幕張"

○Fantasy on Ice 2015 in 幕張(2015年5月30日16:00~、5月31日13:00~) 2010年に初めて見に行ったアイスショーがこのファンタジー・オン・アイス。海外男子スケーターに贔屓が多い私には、いつも大満足の出演者で、以来、2011年、2014年と新潟へ見に行っ…