見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ワシントンDC写真だより(3)

帰国前夜。 出張の主目的である、女性政策研究所(Center for Women Policy Studies)とアメリカ国立科学財団 (National Science Foundation, NSF)訪問も無事に終わった。 天候に恵まれ、会う人に恵まれ、食事はハズレなし。 フードコートでの朝食。 レスト…

ワシントンDC写真だより(2)

アメリカ議会図書館。パブリックツアーに参加して見学。 壮麗な内部装飾。 大閲覧室の展望バルコニーに出る階段の壁画(ミネルヴァ像)。 たぶん15年くらい前にも一度来たことがある。あれから、デジタル技術の進歩によって、図書館の機能は激変したと思うの…

ワシントンDC写真だより(1)

アメリカ国立公文書館。 国家の威信と公文書館の責任を示す壮麗な展示と、 さわって楽しめる、アトラクティブな展示が同居する。

進々堂カフェ・御池店の朝食

明日(1/25)より3泊5日でワシントンDCに出張に行ってきます。帰国は1/29です。 ノートPCを持っていくので、もしかしたら、向こうからブログ更新ができるかもしれませんが、未定。 とりあえず、先週の京都旅行で立ち寄った進々堂カフェの写真を貼っておきま…

母と娘と/渋江抽斎(森鴎外)

○森鴎外『渋江抽斎』(中公文庫) 中央公論新社 1988.11 「渋江抽斎」といえば、鴎外の史伝小説の代表作、というのは、とりあえず文学史で習うところだ。史伝小説とは、著者の憶測や虚飾を排し、客観的な事実を積み上げて歴史を記述するスタイルのことと言わ…

外国あってこその日本/父が子に語る近現代史(小島毅)

○小島毅『父が子に語る近現代史』 トランスビュー 2009.11 そもそも、インド初代首相のネルー氏が書いた『父が子に語る世界歴史』という本があって、それを念頭に、著者は『父が子に語る日本史』(2008.10)を執筆し、さらに続編として書かれたのが本書であ…

新春西国巡礼(3):永観堂、金戒光明寺、知恩院

■永観堂 禅林寺(京都市左京区) 先だって、陳舜臣の『巷談中国近代英傑列伝』という本を読んで、歴史学者の王国維が、京都のどこに住んでいたか知りたいと書いた。そうしたら、まさに京都に向かう朝、携帯でブログの管理画面を開いたら、見ず知らずの行灯さ…

新春西国巡礼(2):岩間寺、石山寺、三井寺再訪

■西国第十二番 岩間山正法寺(岩間寺)(滋賀県大津市) 岩間寺へは、昨年の10月17日に続く再訪である。というのも、「結縁御開帳」の初日、私は東京の友人と二人でこのお寺を訪ねたのだが、近江六札所で発売されている「土鈴・浄土の鳥」を入手することがで…

新春西国巡礼(1):若冲の虎とニワトリ

振替出勤の関係で、この週末も3連休になったのを幸い、また西国巡礼に行ってきた。初日はひとりで京都の博物館めぐり。 ■高麗美術館 新春特別展『朝鮮 虎展』(2010年1月9日~2月14日) 朝鮮といえば虎、虎といえば朝鮮である(これは私のイメージ)。朝鮮半…

博物館に初もうで2010+VR洛中洛外図屏風(東京国立博物館)

■TNM&TOPPANミュージアムシアター『洛中洛外図屏風 舟木本』(2010年1月2日~3月28日) 3連休の週末に博物館に初もうで。お目当てのひとつが、この新作VR(バーチャルリアリティ)上映だった。このVR上映って、どのくらい知られているんだろう? 私はけっこ…

思い出の展覧会/麗しのうつわ(出光美術館)

○出光美術館 『麗しのうつわ-日本やきもの名品選-』(2010年1月9日~3月22日) 出光美術館は、陶磁器をめぐって、数々の意欲的な展覧会を送り出してきた。たとえば、景徳鎮、柿右衛門、古伊万里からデルフト、マイセンまでを視野に収めた『陶磁の東西交流…

空き腹には毒?/陶磁器ふたつの愉楽(根津美術館)

○根津美術館 新創記念特別展 第3部『陶磁器ふたつの愉楽 観るやきもの・使ううつわ』(2010年1月9日~2月28日) 展示構成は、まず「観るやきもの」の視点から、(1)室町時代の陶磁器→(2)江戸時代の陶磁器→(3)20世紀の陶磁器→(4)昭和20年代以降の陶磁器、と続く…

文楽人形の面影/小村雪岱とその時代(埼玉県立近代美術館)

○埼玉県立近代美術館 企画展『小村雪岱とその時代』(2009年12月15日~2010年2月14日) 余談になるが、2009年3月に完結した小学館の『全集日本の歴史』月報には、山下裕二さんによる「今月の逸品」という連載があって、確か14巻の『「いのち」と帝国日本』の…

殿様の趣味とビジネス/細川サイエンス(永青文庫)

○永青文庫 冬季展示『細川サイエンス-殿様の好奇心』(2010年1月9日~3月14日) 旧熊本藩主細川家の至宝を受け継ぐ永青文庫が、「殿様とサイエンス」という切り口で、所蔵品を紹介する展覧会。たぶん同文庫初の試みと思われ、企画を知ったときは、ええ~サ…

画家も小説家も/巷談中国近代英傑列伝(陳舜臣)

○陳舜臣『巷談中国近代英傑列伝』(集英社新書) 集英社 2006.11 なつかしいなあ、陳舜臣さん。70年代後半から80年代は、このひとの中国歴史小説を読みまくった。中国近代史に関する私の基礎教養は、時代順に『旋風に告げよ』(鄭成功)→『実録・アヘン戦争…

できなくても可/正座と日本人(丁宗鐵)

○丁宗鐵『正座と日本人』 講談社 2009.4 丁宗鐵(ていむねてつ)氏は漢方医学による難病治療が専門の医学博士。「大の歴史好き」の著者が、古今東西の資料を渉猟し、医学的見地を加えて書いた「正座」文化論である。こう紹介すると、アマチュアの道楽で、か…

「松丸本舗」で初お買いもの/丸善・丸の内本店

○丸善・丸の内本店「松丸本舗」 三が日は実家に戻って、つかの間の東京生活を楽しんだ。この機会に、ぜひとも行っておきたいところがあった。昨年秋、松岡正剛氏のプロデュースによって、丸の丸善・丸の内本店内にオープンした”書店内書店”松丸本舗である(→…

雑誌・芸術新潮「わたしが選ぶ日本遺産」に付け加える

○『芸術新潮』2010年1月号「わたしが選ぶ日本遺産」 新潮社 2010.1 雑誌『芸術新潮』が、創刊60周年(還暦)を記念して、わたしたち日本人が誇るべきものとして、これから後の世代へと伝え、いつまでも残してゆきたいものは何か、というアンケート調査を各界…

家族の肖像/仰臥漫録(正岡子規)

○正岡子規『仰臥漫録』(岩波文庫) 岩波書店 1927.7 『仰臥漫録』は子規の病床日記。主な記事は、明治34年(1901)9月2日から10月29日までの間に書かれた。そのあと、翌年9月まで、短い心覚えのメモや草花のスケッチや俳句、短歌などが書き留められている。…

死に臨む覚悟/病牀六尺・墨汁一滴(正岡子規)

○正岡子規『病牀六尺』(岩波文庫) 岩波書店 1927.7 同『墨汁一滴』(岩波文庫) 岩波書店 1927.12 年末にNHKドラマ『坂の上の雲』の第1部全5回を面白く見た。原作を読んだのはずいぶん昔のことで、読み返したいという気持ちは起こらないのだが、香川照之の…