2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
葉山の神奈川県立近代美術館のカフェ・レストラン「オランジュ・ブルー」は、私のお気に入り。 混み合う夏を避けて、あえて冬に訪れたい。 午後の陽射しを浴びて、よく凪いだ海がまぶしく光る。 テーブルには、シフォンケーキ(プレーン)とコーヒー。 少し…
○原武史『昭和天皇』(岩波新書) 岩波書店 2008.1 待望の原武史さんによる昭和天皇論! そう思ったのは私だけではあるまい。同氏の『大正天皇』(朝日選書,2000)は、「頭が弱い」「病弱」といわれた大正天皇の人間味にあふれる姿を、巡行中のエピソードや…
○神奈川県立近代美術館・葉山館『誌上のユートピア:近代日本の絵画と美術雑誌 1889-1915』 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/ プレスリリースによれば、19世紀末から20世紀初頭にかけて(1889-1915)印刷技術の発展を背景に次々と生まれた美術雑誌…
○千葉市美術館 『日本の版画 1941-1950:「日本」の版画とは何か』 http://www.ccma-net.jp/ 「日本の版画」シリーズの第5弾に当たるそうだ。知らなかった。と言っても、第4弾が2004年秋の『1931-1940:棟方志功登場』だそうだから、かなりのんびりした流れ…
○遊行寺博物館 平成20年度特別展『遊行寺の什宝-仏教美術の名品を中心に-』 http://homepage2.nifty.com/yugyoji-museum/index.htm 神奈川県藤沢の遊行寺(清浄光寺)に行ってきた。時宗の総本山で、『一遍上人絵伝』などの寺宝、また「一つ火」と呼ばれる…
○中村真一郎『木村蒹葭堂のサロン』 新潮社 2000.7 久しぶりに入った神田の三省堂でこの本を見つけて、すぐに買ってしまった。5,600円、700ページ超の本を衝動買いというのも豪気な話だが、正月なので気が大きくなっていたのかもしれない。 木村蒹葭堂という…
○フジテレビ ドラマ『鹿男あをによし』第2回 http://wwwz.fujitv.co.jp/awoniyoshi/index.html 原作本(万城目学著、幻冬舎)を書店で見たときは、奈良を舞台にするなんて、いまどき流行りそうもない小説だな、と思った。玉木宏主演でドラマ化されると聞いて…
○日本民藝館 特別展『版と拓の美-摺る・写す-』 http://www.mingeikan.or.jp/home.html 日本民藝館は、建物の中に入るときが楽しい。目の詰まった格子戸をがらがらと引き開けると、銭湯の靴脱ぎ場みたいなエントランスホールがあって、その時々の特別展に…
○五島美術館 『館蔵 茶道具取合せ展』 http://www.gotoh-museum.or.jp/top.html 茶道具取り合わせか、興味ないなーと思っていたのだが、某所でこの展覧会のポスターを見た。黒一色の画面に4つの黒茶碗が、闇に半身を隠すようにほのかに浮かんでいる(上記サ…
○東京国立博物館 陽明文庫創立70周年記念特別展『宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝』 http://www.tnm.go.jp/ 陽明文庫特別展? 文書(もんじょ)ばかりで地味なんじゃないかな、と思ったら、とんでもなかった。名宝・珍宝目白押しで楽しめたが、最も印象的だ…
○観仏三昧的生活(Blog)「琵琶湖文化館、頑張って」(2008/01/05) http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/blog-entry-11.html 展覧会情報サイトとして、いつも利用させてもらっている『観仏三昧』の管理人、和歌山県立博物館の大河内智之さんのブログで、気…
○千葉市美術館 『芳年・芳幾の錦絵新聞-東京日々新聞・郵便報知新聞全作品-』 http://www.ccma-net.jp/ 同時開催の2つの展覧会を見るために千葉市美術館に行った。どちらかというと、お目当てはこちら。私が錦絵新聞に興味を持ったのは、1999年、東京大学…
○NHK木曜時代劇 『鞍馬天狗』 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kuramatengu/ 年が明けて、勤め先では、なんだか平穏な日々が続いている。今日も、まともな時間に職場を離れることができた。帰って、テレビをつけてみたら、見慣れない時代劇が映った。ネット…
○羽田正『東インド会社とアジアの海』(興亡の世界史15) 講談社 2007.12 昨年12月に刊行された本ではあるが、たぶん今年読んだもののベスト3に入ると思う。そんな確かな手応えを感じた1冊である。 東インド会社はヨーロッパで生まれたが、その活動範囲は、…
○ピエール・ブルデュー著、丸山茂・小島宏・須田文明訳『結婚戦略:家族と階級の再生産』 藤原書店 2007.12 たまたま新刊書の棚で見つけて衝動買いしてしまった。初めて読むブルデューである。原文は1962年に発表された論文と、その追補2編。農村で激増する…
○高麗神社~聖天院(埼玉県日高市) 三が日は「博物館に初詣」しかしていなかったので、今週はリアル初詣。埼玉県に高麗(こま)神社があることは、ずいぶん前から知っていた。朝鮮半島の古代国家・高句麗ゆかりの古社である。高句麗といえば、建国の英雄・…
○東京国立博物館 新春企画『博物館に初もうで』 http://www.tnm.go.jp/ ■本館特別1室・特別2室 新春特別展示『子年に長寿を祝う』 恒例の干支づくし、今年はネズミである。あ、サントリー美術館で有名な『鼠草紙』って東博にもあるんだ。工芸品は、根付、水…
○朝日カルチャー講座『対談・世界史の中の日本・政治』(講師:西谷修、小森陽一) 先週の鼎談で小森陽一さんの話術に感心したので、迷っていた今日の講座も聴きに行ってしまった。対話者から面白い話を引き出すのが巧いし、学者どうし、阿吽の呼吸に陥りが…
○朝日カルチャー講座『鼎談'08年、日本の行くべき道を問う』(講師:藤原帰一、姜尚中、小森陽一) 1/5に新宿住友ホールで行われた新春講座。年末に案内葉書を貰い、こんな短い募集期間で大丈夫なのかな?と思っていたが、会場は九分どおり埋まっていた。や…
○橘木俊詔編著;苅谷剛彦、斎藤貴男、佐藤俊樹著『封印される不平等』 東洋経済新報社 2004.7 「格差」「不平等」は、今や流行語の感がある。書店に行けば、よく似た標題の本がずらり並ぶ。私も何冊か読んでみたが、感心するものもあれば、ガッカリするもの…
○赤瀬川原平、山下裕二『実業博物館』 文藝春秋 2007.10 日本美術応援団の本、6冊目。日本美術(2000)→修学旅行(2001)→雪舟(2002)→社会科見学(2003)→観光団(2004)と来て、今度は「実業」である。日本美術と何の関係があるのか?と首をかしげる読者…
○本田由紀『多元化する「能力」と日本社会:ハイパー・メリトクラシー化のなかで』(日本の「現代」13) NTT出版 2005.11 本書が、昨年最後に読んだシメの1冊。「メリトクラシー」というのは、社会学では昔から使われている用語らしいが、私がこの言葉を意識…
○大和文華館 特別企画展『日本の仏教美術-祈りの形象-』 http://www.kintetsu.jp/kouhou/yamato/index.html 今日からついに仕事始め。しかし、実は年末年始に書き込みをサボっていた読んだもの・行ったものネタがたまっている。そこで、とりあえず日記は昨…
○藤沢周平『密謀』上・下(新潮文庫) 新潮社 1985.9 2009年のNHK大河ドラマ『天地人』に登場する、上杉景勝と直江兼続を主人公とした歴史小説。信長の死、秀吉による天下統一、そして関ヶ原での西軍敗北を背景に、上杉家の当主・景勝と重臣・直江兼続の苦悩…
○ITmedia News:「『ダウンロード違法化』阻止、まだチャンスある」――MIAUがシンポジウム (2007/12/27) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/27/news032.html 今年の年末年始は、とにかく一切生産的なことはしないで、だらだらしていた。何かとス…