2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
〇根津美術館 企画展『はじめての古美術鑑賞 紙の装飾』(2017年5月25日〜7月2日) 昨年から始まった「はじめての古美術鑑賞」シリーズ。本展は、「読めない」という理由から敬遠されがちな書の作品にアプローチする一つの方法として、書を書くための紙、す…
〇出光美術館 『水墨の風-長谷川等伯と雪舟』(2017年6月10日~7月17日) 始まってすぐ前期のうちに見に行ったので、展示品が少し入れ替わっているのだが、感想を書いておく。いい展覧会だった。「水墨」という、中国を発祥とする斬新な絵画表現は、日本に…
〇東京芸術劇場 日中国交正常化45周年記念・天津京劇院日本公演『京劇 楊門女将2017』(2017年6月24日) 毎年、この時期に開催される本場の京劇の招待公演を楽しみにしている。今年は天津京劇院だという。天津には、むかし行ったが、清代に建てられた立派な…
〇高島俊男『三国志 きらめく群像』(ちくま文庫) 筑摩書房 2000.11 肩の凝らない読みものを求めて、大型書店の文庫・新書の棚をさ迷っていたら、本書が目に留まった。新刊でもないのに、どうして平積みになっていたのか不思議だが、三国志ものには常に一定…
〇前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書) 光文社 2017.5 発売早々「とにかく面白い」という評判をSNSで読んだ。同時にインパクトのありすぎる表紙(顔を緑色に塗って、バッタの扮装をしているのは著者である)も記憶に留めたが、実際…
このところ業務イベント続きで忙しかったので、ぐったり気味だった週末。 気分転換に鎌倉散歩に行ってきた。アジサイの季節に訪ねるのは久しぶりである。あちこちで花を見たが、いちばん美しいと思ったのは、鶴岡八幡宮の参道(段葛)から鎌倉駅に向かう交差…
初日のお昼は新潟駅で野菜天へぎそば。蕎麦好き江戸っ子として、蕎麦はこうあるべき!と膝を打ちたくなるくらい美味しい。お店は「長岡小嶋屋」と言って、新潟の本家小嶋屋から独立した関係にあるらしい。 夜は寿司。これも駅ビル内の手軽な寿司屋なのに美味…
○Fantasy on Ice 2017 in 新潟(2017年6月17日 14:00~;6月18日 13:00~) 週末、新潟でアイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)を見てきた。FaOIは私の一番好きなアイスショーである。チケットは高い(SS席 21,000円)上に、近年、争奪戦が激しく…
新潟に行ってきた。恒例のアイスショー「ファンタジー・オン・アイス(FaOI)」を見るためで、今年は土日公演のチケットを取っていた。今日(日曜)は午前中に少しだけ市内観光をした。 ■北方文化博物館・新潟分館 今年は初めて駅前でなく市の中心部のホテル…
〇林望『習近平の中国:百年の夢と現実』(岩波新書) 岩波書店 2017.5 むかしから中国には一定の関心があるので、その指導者に対しては素朴な好き嫌いがある。朱鎔基、胡錦濤さんなどはわりと好き。習近平は、早くから優秀なリーダーと聞いて期待を寄せてい…
〇三の丸尚蔵館 『名所絵から風景画へ-情景との対話』(2017年3月25日~6月25日) 出光美術館を見た帰りに、ふらりと寄った展覧会だが、面白かった。いろいろ知らなかった作品に出会うことができた。逸名(雲谷派)の『唐土名勝図屏風』(江戸中期)は八曲…
皇居東御苑の三の丸尚蔵館を見てきた。ふと菖蒲田があったことを思い出して、行ってみたら満開だった。 花菖蒲はアヤメ科のノハナショウブをもとに改良された園芸品種で、江戸系、肥後系、伊勢系の三系統があるが、ここには江戸系が植えられているそうだ。白…
〇雑誌『BRUTUS』2017年6/15号「人気画家・山口晃の死ぬまでにこの目で見たい西洋絵画100」 マガジンハウス 2017.6 山口晃画伯が選ぶ西洋絵画1000。実際には91番目までが画伯のセレクションで、あと9点は美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏と藤原えりみ氏が選ん…
〇太田記念美術館 企画展『馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月』(2017年6月2日~25日) なんと今年は曲亭(滝沢)馬琴(1767-1848)の誕生250周年なのだそうだ。初めて知った。他にどこかの博物館や文学館で記念企画展はないのだろうか。ないとしたら嘆かわし…
〇日本民芸館 特別展『江戸期の民藝-暮らしに息づく美-』(2017年4月4日~6月18日) なんかこう、理屈の要らない展覧会が見たくなって、日本民藝館に行ってきた。「江戸期の民藝」というのは、ずいぶん直球なタイトルだなと思いながら館内に入る。正面玄関…
〇佐藤信之『通勤電車のはなし:東京・大阪、快適通勤のために』(中公新書) 中央公論新社 2017.5 1970年代、中学から電車通学をするようになって、通勤電車に揺られる日々が始まった。高校、大学を経て、社会人になり、通算すれば40年以上、通勤電車を乗っ…
■永青文庫 春季展示『熊本城-加藤清正と細川家-』(2017年3月18日~6月4日) 3月からやっていた展覧会だが、滑り込みで見てきた。私は自分の手控えに「永青文庫・加藤清正」とメモしていたのだが、清正公に関する資料はあまり多くなかった。会場で、あらた…
○雑誌『芸術新潮』2017年3月号「秘められたミュシャ」 新潮社 2017.3 いまさらのようだが書いておく。国立新美術館の『ミュシャ展』は今週末までなので、ぎりぎりセーフと思いたい。第1特集は、世界で初めてチェコ国外で公開された連作『スラヴ叙事詩』全20…
■早稲田大学演劇博物館 2017年度春期企画展『テレビの見る夢−大テレビドラマ博覧会』(2017年5月13日~8月6日)+早稲田大学芸術功労者顕彰記念『山田太一展』(2017年5月13日~8月6日) 久しぶりに演劇博物館に行ってきた。本展は、テレビ創成期から現代に…
〇氏家幹人『増補版 大江戸残酷物語』(歴史新書) 洋泉社 2017.3 そろそろ暑くなってきたので、血みどろ残酷物語でぞっとしてみようと思った。表紙には「生首と旅する男」「生きている屍」などと、お化け屋敷の呼び込みみたいな謳い文句が並んでいるのだが…