2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
〇五島美術館 館蔵・夏の優品展『清涼消暑の美』(2021年6月26日~8月1日) 「涼」をテーマに絵画、書跡、陶芸など、さまざまなジャンルの優品約50点を展観。こういうテーマ設定は、同館ではちょっと珍しいのではないかと思う。 冒頭は書跡。書跡で「涼」と…
土曜日の続き。下谷神社のあと、本郷三丁目に出て、菊坂のフレンチレストラン「プティット メゾン ド アリー(Petite maison de Harry)」で久しぶりに友人とランチ。 サラダをひとくち食べて、美味しさに驚く。考えてみれば、緊急事態宣言中は、平日も休日…
今週土曜日は珍しく予定の詰まった1日だった。 朝は上野・稲荷町のかかりつけ医のところへ生活習慣病の薬をもらいに行く。近傍の下谷神社に、夏越の祓に向けて茅の輪が設置されているのを見かけたので、参拝していくことにした。 説明書に従い、くぐって左へ…
〇根津美術館 企画展『茶入と茶碗:「大正名器鑑」の世界』(2021年6月1日~7月11日) 高橋義雄(1861-1937、箒庵)が編纂した『大正名器鑑(たいしょうめいきかん)』(大正10/1921年~昭和2/1927年刊)の刊行開始百年を記念し、同書の成立過程を概観し、同…
〇尾崎秀和『氏名の誕生:江戸時代の名前はなぜ消えたのか』(ちくま新書) 筑摩書房 2021.6 SNSで評判を見て読んでみた。評判どおり面白い上に分かりやすくて、いろいろなことが腑に落ちた。われわれ現代日本人は、人名とは「氏」と「名」で構成されるもの…
〇インターメディアテク 特別展示『蘭花百姿-東京大学植物画コレクションより』(2021年6月19日~9月26日) 東京大学の学術資源や学術成果を発信するインターメディアテク。上野の科博の『昭和天皇の生物学ご研究』最終日を参観したあと、そうだ『蘭花百姿…
〇国立科学博物館 ご生誕120年記念企画展『昭和天皇の生物学ご研究』(2021年4月20日~6月20日) 緊急事態宣言で一時中断を余儀なくされた展示だが、最終日に見に行けてよかった。昭和天皇(1901-1989)は、生涯にわたる標本収集と、変形菌類や植物、ヒドロ…
〇劉慈欣;大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、泊功訳『三体III:死神永生』上下 早川書房 2021.6 第1部、第2部が、基本的に古典的な物語の構成に則っており、【ネタバレ】の急所が分かりやすかったのに比べると、第3部はそうでない。起承転結の「転」が何度…
〇板橋区立美術館 館蔵品展『はじめまして、かけじくです』(2021年6月5日~7月4日) いつも新鮮な企画で楽しませてくれる板美(イタビ)。本展は、縦長・横長といった画面の形による表現の違いや、対(セット)で鑑賞する面白さ、作品とともに現代まで伝わ…
〇『猟狼者-Hunter-』全8集(芒果TV、湖南衛視、2021) 西暦2000年、新疆の高山地帯。雪の岩山で、森林警察の警官である魏疆(秦昊)と趙誠は、密猟団「狼子」と銃撃戦を繰り広げていた。魏疆は狼子のひとりを射殺するも、撃たれて崖下に落下する。狼子に追…
〇東京国立博物館 特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』(2021年4月13日~5月30日※6月20日まで会期延長)+本館・特別1-2室他 特集『鳥獣戯画展スピンオフ』(2021年3月23日~6月20日) 甲乙丙丁全4巻の全場面を会期を通じて一挙公開し、断簡や模本の数々を含め…
〇大倉集古館 企画展『彩られた紙-料紙装飾の世界-』(2021年4月6日~6月6日) 文字や絵をより美しくみせるために料紙(用紙)を加工した「彩られた紙」を取り上げ、そこに託された祈りや夢、そして美の移り変わりを探る。昨年度、コロナ禍で開催中止にな…
〇静嘉堂文庫美術館 『旅立ちの美術』(2021年4月10日~6月6日※6月13日まで会期延長) 来たる2022年、美術館展示ギャラリーを丸の内の明治生命館1階に移転することになった同館が、世田谷区岡本で開催する最後の展覧会。所蔵の国宝7件が全て展示される(前期…
世田谷区岡本にある静嘉堂文庫美術館が、丸の内の明治生命館1階に移転することになった。そんな噂は全く聞いていなかったので、いきなり「世田谷岡本での最後の展覧会」という告知が出て、びっくりした。2014~15年に展示室をリニューアルしたばかりではない…
〇東京ステーションギャラリー 『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』(2021年4月24日~6月27日) コロナ禍で休館していた美術館・博物館が再開し、先週末は大忙しだった。まず再開のお知らせとともに、土曜の朝イチの予約をとったのが…
〇『御賜小仵作』全36集(企鵝影視、霊河文化、2021) 軽めの古装ドラマが見たくなって、評判のいい本作を見てみた。仵作(wu3zuo4)は、中国古代の官衙で働いていた専門職で、現代でいう検死官、監察医のことだ(日本の「検視官」は遺体解剖をしない役職だ…
〇国学院大学博物館 特別列品『神の新たな物語-熊野と八幡の縁起-』(2021年5月13日~7月3日) 中世には、時代の潮流・信仰を基盤として、古代の神話に描かれる神々に加え、当時、信仰圏を広げていた熊野や八幡といった神々の新たな物語・ 神話が作り出さ…
〇吉見俊哉『五輪と戦後:上演としてのオリンピック』 河出書房新社 2020.4 あとがきの日付は2020年2月24日、まだ著者は2020年の東京オリンピック開催を疑っていない。そのあとに追加された短い「補記」は3月24日、「もはや誰も今年七月に東京五輪が開かれ得…