2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
■NHK木曜時代劇『鞍馬天狗』 第7回「角兵衛獅子 前編」 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kuramatengu/ テレビの『鞍馬天狗』にハマっている。と言っても、第1回(1/17)を途中から見て以来、帰りの遅い木曜日が続き、録画しか見られなかった。昨日の第7回は…
○高島俊男『天下之記者:「奇人」山田一郎とその時代』(文春新書)文藝春秋社 2008.2 山田一郎(1860~1905)は、明治の新聞界で「天下之記者」を名乗ったフリージャーナリストの走りである。早稲田大学の前身、東京専門学校の創立に深くかかわり、教壇では…
○紺野大介『中国の頭脳:清華大学と北京大学』(朝日選書) 朝日新聞社 2006.7 中国を代表する有名大学といえば、清華大学と北京大学。ただし、日本人にとっては、北京大学の知名度のほうがずっと高いのではないかと思う。 両大学は、いろいろな点で対照的で…
○国立劇場 2月文楽公演『冥途の飛脚』 2006年に、10年ぶりくらいで文楽公演を見て、やっぱり面白いなあ、また以前のように劇場に通おう、と思ったが、なかなか果たせない。結局、昨年2月の『摂州合邦辻』以来、1年ぶりの文楽である。 大阪淡路町の飛脚問屋・…
○世田谷文学館 企画展『永井荷風のシングル・シンプル・ライフ』 http://setabun.jp/exhibition/kafu/ 上に貼ったのは、この企画展トップページのURLである。開いてみると、白磁金彩のコーヒーカップと、皿にのったクロワッサンの写真。「<ひとり>の悦楽、…
○日経ビジネスオンライン:宮島新一『日本美術と道づれ』 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070316/121231/ 日本美術ファンなら、一度は著者の名前を聞いたことがあるだろう。東京、京都、奈良、九州の四つの国立博物館に勤務した学芸員、美術…
○姜在彦『西洋と朝鮮:異文化の出会いと格闘の歴史』(朝日選書) 朝日新聞社 2008.2 日本の洋学と西洋思想の受容史というのは、なんとなく気になっているテーマである。また、先行例(結果的には失敗例?)として、中国の洋学受容史にも興味がある。しかし…
○本田由紀、内藤朝雄、後藤和智『「ニート」って言うな!』(光文社新書) 光文社 2006.1 刊行された直後は、当時、書店にあふれていたニート本の1冊だと思って、手に取ることをしなかった。先日、本田由紀さんの『多元化する「能力」と日本社会』(NTT出版…
○多木浩二『肖像写真:時代のまなざし』(岩波新書) 岩波書店 2007.7 19世紀後半のナダール、20世紀前半のザンダー、20世紀後半のアヴェドン。3人の写真家を通して、肖像写真の意味を考える。私が知っていたのはナダールだけだが、本書の図版を見て、あとの…
○高島俊男『しくじった皇帝たち』(ちくま文庫) 筑摩書房 2008.1 天下をパーにした二代目皇帝を論じた2編を収録。最初が隋の煬帝。悪逆非道、暗愚な浪費家として悪名高いが、史実は、特別ひどい皇帝だったわけではない。死んだあとで、悪いことは全て押し付…
○岩村暢子『普通の家族がいちばん怖い:徹底調査!破滅する日本の食卓』 新潮社 2007.10 刊行まもなく、何かの書評で本書の内容を知って、うわあ、これは大変なことだ、と驚愕した。本書は、1999~2000年と2004~2005年の2回にわたり、総計223世帯を対象に実…
横浜に行った。県立歴史博物館の『瓦が語る-かながわの古代寺院-』と、大佛次郎記念館の特別展『21世紀の鞍馬天狗』(w)を見て、中華街へ。山下町公園特設ステージで中国伝統芸能の表演あり、という情報を得ていたので。どこ?と思ったら、関帝廟の隣り…
○京都国立博物館 特別展覧会 修好通商条約締結150周年『憧れのヨーロッパ陶磁-マイセン・セブール・ミントンとの出会い-』 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html 関西に行くときは、京博の催しものは必ずチェックを入れるのだが、今回は「なんだ、…
細見美術館の一角、吹き抜けの地下庭園に面したレストラン「カフェ・キューブ」。 美術館がオープンした当初から、一度入ってみたいと思いながら、満席だったり、時間がなかったりで、まだ機会がなかった。今回、初入店。 写真はパスタセットの前菜。丁寧に…
■琵琶湖文化館 収蔵品特別公開:近江の美術 第2期『かざり kazari』 http://www2.ocn.ne.jp/~biwa-bun/ 琵琶湖文化館に行ってきた。同館が直面している「存続の危機」については、以前、書いたとおりである。休日の朝の館内には、数人の先客があった。お互い…
収穫の多い関西遊だったので、取り急ぎ。 ■大和文華館 『宋元と高麗-東洋古典美の誕生-』 http://www.kintetsu.jp/kouhou/yamato/index.html 今回の目的はこれだった。李迪筆『雪中帰牧図』が出るのね!と思ったら、どうしても行きたくなってしまったのだ…
旅はひとりが気楽だけど、美味しいものを食べるには連れがいたほうがいい。 ということで、今回は、同じく東京から来ていた友人に、初日(土曜日)の夕食だけ付き合ってもらった。 雪で新幹線が遅れたため、30分待たせて、合流。(いまどき携帯を持たない相…
○唐招提寺(奈良県奈良市) いま、京都駅前のネットカフェ。三連休のところ、昨日の午後は仕事が入ってしまったので、夕方、東京を発った。雪の影響で新幹線が止まるんじゃないかと危ぶまれたが、予定より30分ほどの遅れで奈良着。尼ヶ辻のビジネスホテルに…
○内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』 文藝春秋 2008.1 内田樹(うちだ・たつる)さんの名前を初めて知ったのは、武道的身体論の本だったと思う。実はフランス現代思想の先生だと知ったのは最近のことだ。これまで私が読んだのは『街場の中国論』…
○武田晴人『仕事と日本人』(ちくま新書) 筑摩書房 2008.1 われわれは「労働」の第一義を「収入を得るための手段」と考えている。少ない労働で、多くの収入を得、余暇を楽しむことが「望ましい生活」であるのに対して、「労働」には、できれば回避したいが…
○丸善・丸の内本店ギャラリー 慶應義塾創立150年記念貴重書展示会『いま鮮やかに甦る明治~ボン浮世絵コレクション~』 http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/1876.aspx 慶応義塾大学図書館が、毎年この時期に、丸善本店で行っている貴重書展示会…
○サントリー美術館 開館記念特別展『ロートレック展-パリ、美しき時代を生きて』 http://www.suntory.co.jp/sma/ モンマルトルの歓楽街に暮らし、ダンスホールのポスターや、芸人、踊り子、娼婦たちの肖像を描いたロートレック(1864~1901)。身体的障害を…
○NHK「美の壺」制作班編『表具』(NHK美の壺) 日本放送協会 展覧会好き、と言っても、そもそもは仏像くらいにしか興味はなかった。それが、いつの間にか、絵画、陶磁器、古筆、印材など、どんどん興味が広がってきた。そして、最近発見した新しいフィールド…
○伊藤郁太郎著『美の猟犬:安宅コレクション余聞』 日本経済新聞社 2007.10 こんなブログを書いているが、美術について、私はただの素人である。昨年、『美の求道者 安宅英一の眼』という展覧会(東京展)を見るまで、安宅英一という名前を全く知らなかった…