見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜も見ごろ/杉浦非水(近美)、The 備前(同・工芸館)

3月最後の週末は、お別れする職場に休日出勤して最後の片づけ。竹橋の近くだったので、ようやく全て終わってから、近代美術館に寄った。 ■国立近代美術館 企画展『イメージコレクター・杉浦非水展』(2019年2月9日~5月26日) 日本のグラフィックデザインの…

2019年三月尽

2年目ごとの異動のサイクルに当たる今年。 かわいい花束をいただきました。 週末を挟んで、月曜から新しい職場。 今年は引っ越しはしないのだが、やっぱり忙しくて、本は読めないしブログも書けない。まあ来週から少しずつ復活したい。

隣人としての移民/ふたつの日本(望月優大)

〇望月優大『ふたつの日本:「移民国家」の建前と現実』(講談社現代新書) 講談社 2019.2 この数年、東京では外国の方を見かける機会が本当に増えた。それも飛行場や観光名所ではなく、普通の街角で。近所のコンビニやファストフード店の店員さんは外国の方…

2019今年も門前仲町の桜

今のアパートに越して来て2年目を迎えた。4月から職場が変わることが決まったが、同じ東京なので転居は不要。あと2年はここに住み続けることになった。今日、不動産屋さんで更新の手続きをしてきた。 窓の外の桜を眺めるのは3回目。一昨日の春分の日くらいか…

稀少な仏画多数/ほとけをめぐる花の美術(根津美術館)

〇根津美術館 企画展『ほとけをめぐる花の美術』(2019年2月28日~3月31日) 蓮華、無憂樹、沙羅など、仏教絵画に描かれたさまざまな花に注目する展覧会。沙羅にはサラソウジュ、ナツツバキなど、写真と植物学的な説明も添えられていたが、「花を見た」とい…

春から幸せ!/へそまがり日本美術(府中市美術館)

〇府中市美術館 企画展『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで』(2019年3月16日~5月12日) 恒例、府中市美術館の「春の江戸絵画まつり」に行ってきた。何しろ昨年の『リアル:最大の奇抜』展のときから、来年のテーマは『へそまがり日本美術』だと予告…

この街にしかない味/京都の中華(姜尚美)

〇姜尚美『京都の中華』(幻冬舎文庫) 幻冬舎 2016.12 表紙の糸仙(いとせん)の酢豚の写真に惹かれて、京都の美味しい中華屋さんの情報を仕入れておけば、いつか役に立つかもしれないと思って読んだ。そうしたら、京都の中華の歴史について、いろいろ思わ…

101年の画業回顧/奥村土牛(山種美術館)

〇山種美術館 広尾開館10周年記念特別展・生誕130年記念『奥村土牛』(2019年2月2日~3月31日) 2019年に生誕130年を迎える日本画家・奥村土牛(1889-1990)に焦点をあて、最初期から晩年まで101年の生涯を60点余りの作品で振り返る。全て山種美術館の所蔵品で…

新しい政治参加の必要/アンダークラス(橋本健二)

〇橋本健二『アンダークラス:新たな下層階級の出現』(ちくま新書) 筑摩書房 2018.12 橋本先生の本は好きで、ずっと読んできている。私が「アンダークラス」という言葉を知ったのはいつだったかなと探してみたら、2007年に読んだ著者の『階級社会:現代日…

身分制なき近代へ/江戸東京の明治維新(横山百合子)

〇横山百合子『江戸東京の明治維新』(岩波新書) 岩波書店 2018.8 昨年2018年は明治元年(1868)から150年に当たり、さまざまな記念行事や関連図書の出版が行われた。その中には、くだらない一過性のものもあったけれど、これは普通に読み継がれる価値のあ…

2019年3月:承久本『北野天神縁起』を見る(京都文博)

■京都文化博物館 特別展『北野天満宮 信仰と名宝-天神さんの源流-』(2019年2月23日~4月14日) 関西旅行2日目は奈良を出発して京都へ。見たかったこの展覧会に直行する。朝イチだというのに思ったより人が多い。冒頭は『菅家文章』や『寛平御遺誡』などの…

2019年3月:週末関西旅行・京都から奈良

年度末でいろいろ仕事が押していて、なかなかブログが書けない。先週末(3/2-3)の京都奈良旅行から。 ■京都国立博物館 日中平和友好条約締結40周年記念・特別企画『中国近代絵画の巨匠 斉白石』(2019年1月30日~3月17日)ほか 京都に着いて、まず京博に寄…

愛と嫉妬に生きる人々/中華ドラマ『九州・海上牧雲記』

〇『九州・海上牧雲記』全75集(2017年、九州夢工廠国際文化伝播有限公司) このところ中華圏ドラマにハズレなしという感じだったが、これはちょっと微妙。しかし駄作というわけではない。理由はゆっくり説明する。 本作はジャンルでいうと「玄幻ドラマ」(…

2019年3月:修二会のお松明と聴聞

3月のカレンダーを見ながら、今年は修二会の前半を聴聞に行こうと決めていた。後半に行くよりも、いくらか混雑が緩和されるのではないかと考えていたのだ。しかし、その見通しはあまり当たらなかった。 土曜日は、京博、薬師寺、唐招提寺をまわって、夕方、…