見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本陶磁器の名品いろいろ/出光美術館名品展II

○出光美術館 開館40周年記念展『出光美術館名品展II』 http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html アメリカ旅行記を書いている間に、いろいろ「見たもの」「行ったもの」の未掲載分が溜まってしまった。取り急ぎ、行こう。 出光美術館では、所蔵名品展の…

書物とともに/中国出版文化史(井上進)

○井上進『中国出版文化史:書物世界と知の風景』 名古屋大学出版会 2002.1 このところ、アメリカ関連本ばかり読んでいたので、漢字文化の本が読みたくなって、つい買ってしまった。しかし、手を出すのは出張が終わってから、と自分に禁じていたら、著者の久…

祖国への呪詛/ふらんす物語(永井荷風)

○永井荷風『ふらんす物語』(岩波文庫) 岩波書店 2002.11改版 アメリカ行きが決まったときから、まず『あめりか物語』を読んでおくとともに、帰路は、この本を読みながら帰ろう、と決めていた。しかし、結局、飛行機の中ではあまり読めなくて、日本の日常生…

東海岸見聞録(8):NY続き/ブロードウェイ

アメリカ東海岸最後の夜は、ブロードウェイでミュージカルを楽しむことになった。何の下調べもしていなかったので、行き当たりばったりにブロードウェイに行ってみたところ、見たかった「Cats」はやっていないし、「ライオン・キング」はソールドアウト。結…

東海岸見聞録(7):NY続き/MoMAなど

以下は全くの観光記。 昼食のあとは、おのぼりさんらしく、エンパイアステートビルに登ることにする。入場券売り場で「Inside only, OK?」と言われても、私は事情が飲み込めなかったが、晴れている日は屋外展望台に出ることができるらしい。この日は、次第に…

東海岸見聞録(6):ニューヨーク公共図書館

日付は11月16日。この日もホテルを早立ちして、ニューヘブンからアムトラックでニューヨークに向かう。朝食は駅のベンチでダンキンドーナッツとコーヒー。 2時間ほどで、マンハッタンのペンステーション(ペンシルバニア・ステーション)に到着。ホテルに荷…

東海岸見聞録(5):ニューヘブン探訪

明けて11月15日。朝食もとらずにボストンのホテルを後にする。昨夜、ネットをつないでいた上司が「松坂、レッドソックスだって」というので、街売りの新聞をチェック。「ボストン・グローブ」の1面に写真が載っていたので、買ってお土産にする。 サウス・ス…

東海岸見聞録(4):2日目/ワイドナー図書館

お仕事2日目もハーバード大学へ。Harvard-Yenching Libraryにスタッフとして滞在中の同僚の案内と通訳を得て、さまざまな図書館を見て歩いた。戦艦のように巨大なワイドナー図書館から、小さなコレクション室まで、訪ねたところは、順不同で以下のとおり。 …

東海岸見聞録(3):初日続き/ボストン公共図書館

ボストン美術館を出ると、既に日が落ちてあたりは暗く、冷たい雨が本格的に落ちていた。ホテルに戻って傘を取り、ボストン公共図書館を見に出かける(月~木は21:00まで開館)。 ボストン公共図書館のあるコープリー・スクエアは、高級ホテルやショッピング…

東海岸見聞録(2):初日/ボストン美術館

ボストンでのお仕事初日。朝から薄暮のような曇り空の下、ハーバード大学のキャンパスに向かう。上司とともに、東アジア専門のHarvard-Yenching Libraryと図書館のOffice for Information Systemsを訪ね、担当者と会談。きちんと仕事はしてきたと思うのだが…

東海岸見聞録(1):ボストン到着まで

このブログを始める前は、ちょっとした海外旅行に出かけると、旅行記を書いて、別サイトで友人知人に公開していた。今回は、仕事以外のネタは少ないので、こっちに統合してしまおうと思う。 成田を出発したのは12日(土)の夕方。ワシントン(ダレス空港)で…

帰国しました。

本日、アメリカ出張より帰国しました。 さて、どうするかな? フリータイムに見たもの・行ったもののことは書きたいが、仕事で見たもののことも少し書きとめておきたいと思う。 とりあえず、ハーバード大学の生協で買ったお土産のクマをご紹介。そして、今日…

管理人不在です。

ようおいでませ。まあ、ご一服。 今週はアメリカ出張中のため、記事の更新はありません。 旅は大好きで苦にならないのだが、やっぱり、休暇と出張では違うなあ。 出発当日(本日)の朝まで関係資料を読んでいたが、読みきれないので、飛行機の中で続きを読む…

学者から研究者へ/出版と知のメディア論(長谷川一)

○長谷川一『出版と知のメディア論:エディターシップの歴史と再生』 みすず書房 2003.5 これも出張前に書棚から引っ張り出した本の1冊。著者は、晶文社、東京大学出版会で書籍編集に従事した経験の持ち主である。本書の内容は、「出版メディア」をめぐって、…

ハーバードで語られる世界戦略(田中宇、大門小百合)

○田中宇、大門小百合『ハーバードで語られる世界戦略』(光文社新書) 光文社 2001.11 出張が近いので、新しい本に手を出すことを自らに禁じて、古い本棚から、アメリカの大学に関係したものを拾い読みしている。いや、ホントは古い本を読んでいる時間もない…

敢えてするオプティミズム/ウェブ進化論(梅田望夫)

○梅田望夫『ウェブ進化論:本当の大変化はこれから始まる』(ちくま新書) 筑摩書房 2006.2 グーグル、アマゾン、オープンソース、ブログ、そしてWeb2.0に表象される、インターネットの新しい変化について論じたもの。同じテーマを扱った、森健さんの『イン…

「公共」の意味/未来をつくる図書館(菅谷明子)

○菅谷明子『未来をつくる図書館:ニューヨークからの報告』(岩波新書) 岩波書店 2003.9 著者の菅谷明子さんには、とある研修の講師をお願いしたことがある。そのとき、ビジネス支援を中心に、日本の公共図書館ではまず考えられないような、積極果敢な市民…

関西・秋の文化財めぐり(7):おまけ色々

楽美術館を出たあとは、まだ少し時間があったので、野々村仁清をしのんで仁和寺に寄った。仁清は、仁和寺の門前に窯を開き、本名(通称)清右衛門の「清」に仁和寺の「仁」を合わせて、仁清と名乗ったという。ざっと門前を眺めた限りでは、何も見つからなか…

関西・秋の文化財めぐり(6):光悦と楽道入

○楽美術館 『光悦と楽道入 二つの楽茶碗 ふたりの交友』 http://www.raku-yaki.or.jp/museum/index-j.html 「関西文化財めぐり」2日目。行きたいところはいろいろあったのだが、前日の「京焼」がよかったので、今回は焼きものつながりで行こう!と決断して、…

女たちの国/あめりか物語(永井荷風)

○永井荷風『あめりか物語』(岩波文庫) 岩波書店 1952.11 「関西・文化財めぐり」のレポートは、まだ完結しないのだが、先週、読んだ本の記憶が薄れてしまうので、とりあえず。 さ来週、仕事でアメリカに行く。ボストンに入り、鉄道で移動して、ニューヨー…

関西・秋の文化財めぐり(5):京焼

○京都国立博物館 特別展覧会『京焼-みやこの意匠と技-』 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html 「京焼」という用語をきちんと覚えたのは、2005年の秋に出光美術館で『京の雅び・都のひとびと』という展覧会を見たときのことだ。京都で作られたやき…

関西・秋の文化財めぐり(4):応挙と蘆雪

○奈良県立美術館 特別展『応挙と蘆雪-天才と奇才の師弟-』 http://www.mahoroba.ne.jp/~museum/okyo/okyo/index.html 今回の関西旅行の目的は、何をおいてもこの展覧会だった。長沢蘆雪は、いま、個人的にイチ押しの画家である。この夏は、和歌山の無量寺…