見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

赤坂氷川祭2011・神武天皇の山車

先週末は、連休の3日間つぶしてレポート書いていたし、今週末は出勤。 夏休みのツケで何かと慌ただしい9月だった。 UPしそびれていた写真をお蔵出し。9月16日(金)(宵宮)~9月18日(月)に行われた赤坂氷川神社の祭礼。 17日(土)のお昼頃、新調された神…

暴走する敵意/中華人民共和国誕生の社会史(笹川裕史)

○笹川裕史『中華人民共和国誕生の社会史』(講談社選書メチエ) 講談社 2011.9 こんな中国史が書けるのか。しかも日本人に!という驚きの1冊である。中華人民共和国誕生(1949年10月)直前の中国基層社会の様相を、徹底して「普通の人々」の側から描き出す。…

創意と技巧/華麗なる京蒔絵(三井記念美術館)

○三井記念美術館 特別展『華麗なる〈京蒔絵〉-三井家と象彦漆器-』(2011年9月17日~11月13日) とりあえず、蒔絵だ~と思って見に行った。8月末に、大和文華館の『漆工展』を見にいって、蒔絵のほかにも螺鈿・平脱・沈金など、さまざまな類似の技法がある…

BS時代劇『テンペスト』のない日曜日

○NHK BS時代劇『テンペスト』(2011年7月17日~9月18日、全10回) ドラマ『テンペスト』について書くのは3回目である。序盤の3回までを見たところで一度記事を書き、中盤の6回までで、もう一度書いた。残る4回を先週で見終わったが、終盤も面白かった。ただ…

二大絵巻光臨!ボストン美術館 日本美術の至宝(2012年・東博)を待つ

○東京国立博物館 公式サイト>『ボストン美術館 日本美術の至宝』 東博の『空海と密教美術』展は明日で終わり。次は『法然と親鸞 ゆかりの名宝』展だが、すでに京博の『法然』を見てきたこともあって、私の期待は、来春の『ボストン美術館 日本美術の至宝』…

「昼」に潜む「夜」/江戸人の精神絵図(野口武彦)

○野口武彦『江戸人の精神絵図』(講談社学術文庫) 講談社 2011.9 「幕末バトル・ロワイヤル」シリーズをはじめとし、軽妙な語り口で、江戸・幕末史に関する史談エッセイを書き継いでいる野口武彦氏の新刊。と思ったら、新作ではなく、1984年、筑摩書房から…

大作・三十六歌仙図屏風/絵画コレクション展(センチュリーミュージアム)

○センチュリーミュージアム 『センチュリー文化財団 絵画コレクション展』(2011年8月15日~11月26日) 二度目の訪問は絵画コレクション展。受付の方が、前回と同じく「4階と5階の展示室へは、エレベータでお上がりください」と説明したあと、わざわざ追いか…

板橋区立美術館・粉本と写生(榊原悟)

○板橋区立美術館 『実況中継EDO』記念講演会「楽しい江戸絵」(講師:榊原悟)(2011年9月19日、14:00~15:30) 展覧会『実況中継EDO』にあわせた連続講演会の1回目。榊原先生の講演は、2008年にも一度、同じ板橋区立美術館で聴いて面白かったので、ぜひま…

国民雑誌キングの表紙/講談社の表紙絵・挿絵『原画』展(野間記念館)

○講談社野間記念館 『講談社の表紙絵・挿絵「原画」展』(2011年9月3日~10月23日) 初訪問。ご近所の永青文庫や関口芭蕉庵を訪ねるたびに、同館の案内板を見ていたが、ついでに寄ってみようという気持ちが、いつもあと一歩起きなかった。今回は、以前から興…

ニュース二題:『魚籃観音像』と神奈川仏教文化研究所

■日々の新聞:いわき Biweekly Review 第204号「『魚籃観音像』の不思議な運命」 先だって、2009年夏に三鷹市美術ギャラリーで行われた『牧島如鳩展-神と仏の場所-』のレビュー記事にコメントをいただいて、ハッとした。返信にも書いたとおり、3月11日の東…

笑える?日本の文人画/大雅・蕪村・玉堂と仙(出光美術館)

○出光美術館 日本の美・発見V『大雅・蕪村・玉堂と仙-「笑(わらい)」のこころ』(2011年9月10日~10月23日) 池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂、仙と聞いて、日本美術史を正当に学んだことのない私は、目を白黒させてしまった。全く流儀の異なる(ように見…

おじさんワールド/今夜もひとり居酒屋(池内紀)

○池内紀『今夜もひとり居酒屋』(中公新書) 中央公論新社 2011.6 偶然なのか、飲む・食べる関係の本を、続けて3冊読むことになった。穂村弘さんの『君がいない夜のごはん』(NHK出版、2011)を読みながら、なんかオジサンっぽい、なんて失礼な感想をもった…

歌のように/君がいない夜のごはん(穂村弘)

○穂村弘『君がいない夜のごはん』 NHK出版 2011.5 ぜんぜん知らない著者の書いた、知らない本なのに、たまたま開いた箇所を読んでみたら面白い。立ち読みがやめられなくなって、これは当たりだ!と思って買って帰る。そういう本との出会いが、ときどきある。…

聖と俗の交わるところ/居酒屋の世界史(下田淳)

○下田淳『居酒屋の世界史』(講談社現代新書) 講談社 2011.8 古代オリエント、ギリシャ、ローマに始まり、ヨーロッパ中近世、近現代は国別にドイツ・フランス・イギリス・ロシア・アメリカを渡り、東に進んでイスラム圏、さらに中国・韓国・アジアまでを視…

なつかしい街/暮らしの手帖別冊・徒歩旅行

○暮らしの手帖別冊 若菜晃子編・著『徒歩旅行』 暮らしの手帖社 2011.9 写真と文章で構成された、小さな旅のガイドブック。品のいい作りである。写真の構図や大きさが、奇を衒ってガタガタしていない。本文に、大きな字や色つきの見出しを添えたりしない。ど…

ほおずき収穫

夏休み中国旅行→関西旅行→新潟アイスショー観戦→昨日(土曜)は某資格試験。 今週もまだ、宿題(原稿2件)に追いまくられる日々が続くが、ブログ更新も、少しずつ平常ペースに戻したいと思う。 ↑7月のほおずき市で買った鉢から収穫。一年生植物なので、あと…

アイスショー"Fantasy on Ice 2011 新潟"

○Fantasy on Ice 2011 in Niigata(2011年9月3日、18:30~) あまり得意分野ではないので、こっそり書いておく。昨年、バンクーバーオリンピックの余波で、フィギュアスケートって面白いじゃん、と思うようになり、とうとう人生初のアイスショー観戦(鑑賞…

平等の代償/解放令の明治維新(塩見鮮一郎)

○塩見鮮一郎『解放令の明治維新』(河出ブックス) 河出書房新社 2011.6 解放令とは、明治4年8月28日(1871年10月12日)に明治政府が行った穢多非人等の称や身分の廃止などの旨を記した太政官布告である(Wiki)。本書は、解放令に先立つ幕末体制下で、差別…

三国志早わかりアイテム/『図解雑学 三国志演義』『CG再現 三国志』

■渡邉義浩『図解雑学 三国志演義』 ナツメ社 2007.1 友人の企画で、赤壁など三国志ゆかりの地をめぐる中国旅行に出かけてきた。これまで「三国志」本は、何種類も読んでいる。もはや日本の古典ともいうべき吉川英治を手始めに、柴田錬三郎、陳舜臣のリライト…

2011関西遊:大和文華館+奈良博

先週の日曜深夜、11日間の夏休み中国旅行から帰って、そのまま通常の社会生活に突入。さすがに、次の週末は休養したいところだったが、また出かけてしまった。何だろうねえ、いいトシをして、このわがまま。でも、京都の友人から、奈良博『天竺へ』の無料招…