2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
○興福寺:南円堂~国宝館 週末奈良紀行の2日目。まず、特別開扉中の興福寺南円堂に向かう。ふだんは年に1回、10月17日にしか開扉しないのだが、私は、何だかんだで3回くらい中を拝観した経験がある。 南円堂は治承4年(1180年)に一度焼失し、文治5年(1189年)…
○奥千本~金峯神社~西行庵~吉野水分神社~喜佐谷~宮滝~吉野神宮 蔵王堂の下から、1時間に1本のバスに乗って、奥千本に到着した。あたりには人家もまばらな山間のバス停である。急坂を少し登ると金峯神社。さらに道標をたどって、アップダウンの多いコー…
○金峯山寺蔵王堂(奈良県吉野郡吉野町) 思い立ったが吉野路。この数週間、6月のカレンダーを見るたびに、ああ、蔵王堂の秘仏・金剛蔵王大権現のご開帳も、いよいよ、この月末までだなあ、と思ってやきもきしていた。今年1月、三尊の威容に接したときの感動…
週末、全くの思いつきで1泊2日の奈良旅行に行ってきた。 目的は、いよいよ6月30日で1年間のご開帳が終了する、吉野蔵王堂の金剛蔵王権現に、もう一度お会いしておくため。 加えて、なぜかこの1ヶ月、特別ご開扉の興福寺南円堂を見て、奈良博の特別陳列「宿院…
地味な展覧会を2題。 ○根津美術館 特別展『唐物茶入』 http://www.nezu-muse.or.jp/ 茶入は、濃茶を入れる陶製の小壺。会場で見たものは、どれも渋い茶褐色で、釉薬の微妙な濃淡が味わいどころらしい。形状も、わずかな差異によって「茄子」「文琳」(リンゴ…
○ワタリウム美術館『岡倉天心展-日本文化と世界戦略』 http://www.watarium.co.jp/ 岡倉天心というのは、なんとなく困った存在だ。古美術好きの私にとっては、日本の伝統美術の再認識と復興に尺力してくれた大恩人である。フェノロサとともに、法隆寺夢殿の…
梅雨の始まるこの季節、アジサイやアヤメ以外にも好きな花がある。 イワタバコと言って、湿度の高い、日陰の岩壁に生える。小さな紫色の星のようだ。 私は逗子のハイランドから鎌倉浄明寺の旧華頂宮邸に下る道筋で、この花を見るのが好きだ。ここはゆるやか…
○子安宣邦『「アジア」はどう語られてきたか:近代日本のオリエンタリズム』 藤原書店 2003.4 2000年から2003年にかけて、雑誌『環』に連載された論考「東洋について」に一部加筆したものである。 著者は、近代日本の歩みに1850年、1930年、1980年という3つ…
買い物のついでに安い切り花を買ってきたのが、ちょうど1週間経ってきれいに咲いた。 1本100円のユリ2本。花瓶は100円ショップのパスタ容器。シメて300円也。 甘い香りに誘われて、蟻が入り込んで困る。
○金沢文庫 企画展『頼朝・範頼・義経-武州金沢に伝わる史実と伝説-』;特別公開『慶珊寺の遺宝-武州富岡の古刹-』 http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm いろいろ理由があってのことだとは思うが、2つの展示が同時に同スペースで行われ…
○森茂暁『南朝全史:大覚寺統から後南朝へ』(講談社選書メチエ) 講談社 2005.6 今年の1月、久しぶりに吉野を訪ねた。蔵王堂の特別拝観が目的だったが、如意輪寺、後醍醐天皇陵など、南朝ゆかりの旧跡もまわった。それから4月は河内長野の観心寺(後村上天…
○池上本門寺霊宝館 特別展示『狩野常信・周信・養信の遺品』 http://www.honmonji.or.jp/ 池上本門寺には、江戸幕府に仕えた狩野派(奥絵師四家)の墓所があるのだそうだ。その縁で、本門寺に伝えられた狩野派の作品を展示しているというので行ってみた。 行…
○鎌倉国宝館 特別展『鎌倉の古絵図-新重文・浄光明寺絵図公開-』 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/top.html 鎌倉およびその周辺にかかわる絵図を集めたもの。有名社寺の境内図を中心に、村や荘園の地図、名所旧跡を記した遊覧用の絵図も…
6月といえば紫陽花。紫陽花といえば鎌倉。 まだ少し早いかなと思いながら、成就院の様子を見に行った。 それにしても不思議だ。春はサクラ、秋はモミジというのは、万葉以来のニッポンの伝統だが、こんなふうにアジサイ見物にどっと人が繰り出すようになった…
○藤森照信『天下無双の建築学入門』(ちくま新書)筑摩書房 2001.9 藤森照信氏は、1980年代、近代洋風(および擬洋風)建築を語る「建築探偵」として、私の前に現れた。赤坂離宮、駒場公園の旧前田侯爵邸、松本開智学校など、有名どころの魅力再発見に加えて…
○48集電視連続劇 《鉄歯銅牙紀暁嵐3》 http://ent.sina.com.cn/v/f/jxl3/index.html さあ、お楽しみが始まった。スカパーで接続しているCCTV(中国中央電視台)で《鉄歯銅牙紀暁嵐3》の放映が始まったのだ。本国では2004年秋に放映され、同年、北京で視聴率N…
○丸谷才一『綾とりで天の川』 文藝春秋社 2005.5.30 私は丸谷才一ファンである。学生時代から読み始めて、かれこれ20年のつきあいになる。主要な著作はひととおり読んでしまったので、今は新刊を待つことが愉しみになった。 まず書店の棚で、その洒落たタイ…
○町田市立博物館『東南アジアの壺―仮面とともに―』展 http://www.city.machida.tokyo.jp/shisetsu/cul/d_cul02_y/cul02/index.html 学芸員をしている知人から「こんなのやっているんですけど」と教えられて、初めて行った博物館である。町田駅からバスで15分…
○東京大学総合研究博物館 特別展示『東京大学コレクションXX:関野貞アジア踏査―平等院・法隆寺から高句麗古墳壁画へ』展 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/ 関野貞(ただす)という建築史家の名前は、どのくらい知られているのだろうか。総合研究博物館のニュー…
○西牟田靖『僕の見た「大日本帝国」:終わらなかった歴史と出会う旅』情報センター出版局 2005.2 かつて日本の領土は広かった。北はサハリン(樺太)の南半分、南はミクロネシアにまで広がっていた。本書は、2000年の夏、原付バイクで走ってみたくてサハリン…
○そごう美術館『円空展 庶民の信仰・慈愛の微笑み』 http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/ 江戸時代初期、全国を巡り、数多くの神仏像を作った遊行僧円空の作品展である。円空といえば「庶民にも親しみやすい素朴な造型」「慈愛に満ち溢れた優しい微笑…
○神奈川近代文学館 春の特別展『生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫 ドラマティックヒストリー』 http://www.kanabun.or.jp/ 鎌倉文学館の企画展『漱石山房の日々』について書いたときに、Wokoさんのコメントで教えてもらった展示会である。おもしろかった…
先週後半はちょっと厳しい仕事があって、精神的に疲れました。 なので、今週末はいつも以上にのんびり、だらり。 この白い花はバイカウツギでしょうか。「ウツギ」と、和歌や唱歌にうたわれた「卯の花」が同じものであると知ったのは成人してからでした。好…
○三の丸尚蔵館 第37回展『雅楽-伝統とその意匠美』 http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-04.html 雅楽の装束、楽器、楽譜に加えて、絵画や工芸品などの関連資料を展示したもの。雅楽の装束の華やかさは実に独特である。時代も地域性も越えていて、見ている…