2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
■「行ったもの」拾遺…行ったけどレポートを書く余裕がなかったもの。覚えている範囲。 東京都美術館『冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展』(後期:2009年11月25日~12月20日) 国立新美術館『THE ハプスブルグ』(2009年9月25日~12月14日) 上野の森美術館…
○南伸坊、糸井重里『黄昏(たそがれ)』 東京糸井重里事務所 2009.10 南伸坊と糸井重里。いつの間にか還暦を超えた、昔なじみの2人のおじさんが、鎌倉、日光、松島などを小旅行しながら、どうでもいい無駄話に花を咲かせる。まさにそれだけの本。観光地で撮…
○山岸俊男、吉開範章『ネット評判社会』 NTT出版 2009.10 立ち読みしていて、やれやれ、学者って、変なことを証明するために、変な実験を考えつくんだなあ、と思って呆れた。あんまり「変」なので、詳しく読みたくなって買ってしまった。 まず前提である。著…
○ 坂野潤治編『自由と平等の昭和史:1930年代の日本政治』(選書メチエ) 講談社 2009.12 本書は、1930年代の日本政治史を「自由」と「平等」の相克として描こうとしたものだという。一見、常識を混乱させるような見取り図だが、編者の坂野潤治の著作を読ん…
○東京都写真美術館 『東京オペラ映画フェスティバル2009~モーツァルト4大オペラ~』(2009年12月5日~12月27日)より 今年も、写真美術館のシアターで、オペラ映画フェスティバルが開かれている。昨年の「イタリアオペラ名作の森」に続き、今年はモーツァル…
○今田洋三『江戸の本屋さん:近世文化史の側面』(平凡社ライブラリー) 平凡社 2009.11 近世以前、印刷(プリンティング)という文化現象はあっても、出版業(パブリッシング)はなかった――という説明になるほど、と思った。一般に「出版文化史」は、この二…
■書道博物館 企画展『顔真卿特集』(2009年10月6日~12月23日) 中国の書家も、いろいろ名前だけは知っているが、このひとの作品が好き、と言える書家は少ない。その中で、顔真卿(709-785)の楷書は、男っぽくて、四角四面で、確実に私好みである。顔真卿の…
■青蓮院門跡(京都市東山区) 歳末巡礼2日目(12/20)、いつもの友人2人と落ち合うべく、青蓮院に向かう。一足先に到着した友人から、携帯メールで「予想外の行列」という報告が入る。ええ~?行列って…。開門(9:30)直前、青蓮院に到着すると、確かに、知…
年の瀬を前に、年内最後の西国巡礼へ。年末までご開帳の続く大和の三札所(長谷寺、岡寺、壺坂寺)をまわってこようと思ったが、冬季は路線バスの便が極端に少なくなる壺坂寺は断念。まあ2箇所なら余裕だろうと思い、金曜の夜に京都入りする。土曜の朝は早起…
○鶴見俊輔『戦後日本の大衆文化史1945~1980年』(岩波現代文庫) 岩波書店 2001.4 今年は『1968』や『戦後日本スタディーズ』で、べ平連の活動について知ることが多かったので、あらためて鶴見俊輔を読んでみようと思った。本書は、カナダのマッギル大学で…
○東大情報学環主催 シンポジウム『闘いとしての政治/信念としての政治』(2009年12月14日 18:00~) 11月初め、この企画を後援する毎日新聞社のネットニュースで告知を見つけた。行きたいけど、平日じゃ難しいな…と思っていたら、直前の週末に出勤命令が下…
○ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督・脚本 映画『世界』(シネマート六本木、ジャ・ジャンクー特集上映) 『長江哀歌』『四川のうた』で、すっかり日本でも有名になったジャ・ジャンクーの監督作品。見たい見たいと思っていたこの映画を、ようやく見ることがで…
○NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』第1部全5回 大河ドラマ『天地人』の後枠に始まったスペシャルドラマ、第1回から第3回までを見た。すごい。毎回90分間、テレビに釘づけである。役者がいいのは、誰が見てもすぐ分かる。主役の3人はもちろん、その家族や友…
○丸谷才一『人形のBWH』 文藝春秋 2009.11 雑誌「オール読物」2007年10月号~2009年3月号に連載。丸谷さん、おいくつになられたのかなあ、と思って調べたら、1925年8月生まれ、御年84歳でいらっしゃる。古今の書物を博捜し、自由な発想で、学問の愉楽にいざ…
先週、大雨の土曜日、東京まで出かけて、クリスマスリースを買ってきた。 年に1回だけ買い物をする、いつもの花屋さん。 お正月過ぎまで、我が家の玄関を飾る。 →2008年のクリスマスリース(そうだ、こんなのだった)
○大倉集古館 特別展『根来(ねごろ)』(2009年10月3日~12月13日) 紀州(和歌山県)根来寺を発祥の地とする朱漆器「根来」。私がその存在を知ったのは、山下裕二先生と赤瀬川原平さんの『日本美術応援団』(2000)である。オジサン2人が、この「手擦れ」の…
○根津美術館 新創記念特別展 第2部『根津青山の茶の湯:初代根津嘉一郎の人と茶と道具』(2009年11月18日~12月23日) 根津美術館のコレクションの基礎をつくった実業家・根津嘉一郎(1860-1940)は、青山(せいざん)と号した茶人でもあった。本展は、嘉一郎…
○出光美術館 『ユートピア-描かれし夢と楽園-』(2009年10月31日~12月20日) ユートピア(理想郷)をテーマに、古来描かれてきた「夢」と「楽園」の特質を探ります、って具体的にどんな作品が出ているのか、まるで分からない。こういう曖昧模糊としたタイ…
○三井記念美術館 特別展『江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵』(2009年12月5日~2010年2月7日) 幕末から明治期に活躍した漆芸家・画家、柴田是真(1807-1891)の魅力を紹介する展覧会。薄暗い会場の冒頭には『宝尽文料紙箱』が展示されていた。つるりとし…
○今尾恵介・原武史監修『日本鉄道旅行地図帳:歴史編成:朝鮮・台湾』『同:満洲・樺太』(新潮「旅」ムック) 新潮社 2009.11 「日本の鉄道、全線・全駅・全廃線のすべての位置を正確に記載した初の地図」として人気(100万部超え)の「日本鉄道旅行地図帳…
○飯泉太子宗『壊れても仏像:文化財修復のはなし』 白水社 2009.5 仏像ブームの昨今、ありそうでなかった本。というか、私が気づいていなかっただけなのだろう。1974年生まれの著者は、東北芸術工科大学の文化財保存修復学科を卒業後、美術院国宝修理所など…
○菊池嘉晃『北朝鮮帰国事業:「壮大な拉致」か「追放」か』(中公新書) 中央公論新社 2009.11 私の場合、そもそも「在日コリアン」という問題系を意識したのは、90年代以降ではないかと思う(遅っ!)。であるので、1959年から84年まで、四半世紀にわたって…
○五島美術館 大東急記念文庫創立60周年記念特別展『伝えゆく典籍の至宝』(2009年10月24日~11月29日) この秋は、会期途中で大幅な展示替えをする展覧会が目立つ。同展も、数では全体の2割程度だが、かなり目をひく「見どころ」が入れ替わるので、欲張って…