2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
○雑誌『芸術新潮』2017年2月号「春日大社 神の森と至宝と祭り」 新潮社 2017.2 東京国立博物館の『春日大社 千年の至宝』展にあわせた特集で「至宝どっさりの春日大社展を見る前に!」というキャッチコピーが、さりげなく表紙にも入っている。であるが、むし…
〇東京国立博物館 特別展『春日大社 千年の至宝』(2017年1月17日~3月12日) 約20年に一度の「式年造替」が平成28年(2016)に60回目を迎えた節目を記念して、奈良・春日大社の名宝の数々を、かつてない規模で展観する。 展覧会の構成は、まず大型モニタで…
〇澁谷由里『〈軍〉の中国史』(講談社現代新書) 講談社 2017.1 なんとなく不思議な内容だなあと思いながら最後まで読み、「あとがき」を読んで腑に落ちた。著者は、もともと「中国の軍閥」というテーマで書いてもらえませんか?という依頼を受けたのに対し…
〇東京国立博物館 アジアギャラリー(東洋館)8室(中国の書画)特集『董其昌とその時代-明末清初の連綿趣味-』(2017年1月2日~2月26日) 正月早々に見てきたこの特集陳列(※記事)。会場で、京都・泉屋博屋館所蔵の『安晩帖』(八大山人/朱耷(しゅとう…
〇林俊雄『スキタイと匈奴 遊牧の文明』(興亡の世界史)(講談社学術文庫) 講談社 2017.1 2006年から2010年にかけてハードカバーで刊行された「興亡の世界史」が、いつの間にか文庫本になっていた。私は、このシリーズがけっこう好きで、数えてみると全21…
〇喫茶店文化研究会監修『昭和喫茶のモーニング&ランチ:東京編』(TATSUMI MOOK) 辰巳出版 2016.6 いつの頃からか、喫茶店のモーニングというのが好物になった。厚めのトーストにコーヒー。バターとジャムはほしい。卵やサラダはついていてもいなくても可…
この週末は、あまり体調がよくなかったので、二日間とも家に引きこもって、テレビやビデオを見ていた。 ■『射雕英雄伝』全52集(2017年、浙江華策影視) 1月9日から東方衛視で放送が始まった『射雕英雄伝』(2017年版)、なんとYouTubeにすぐ流れてくること…
〇小泉武夫『醤油・味噌・酢はすごい:三大発酵調味料と日本人』(中公新書) 中央公論新社 2016.11 食文化に関する本は、時々読みたくなる。若い頃は全く興味がなかったジャンルで、あまり知識の蓄積がないので、1冊読むと、新しい知識がたくさん得られる。…
○沖浦和光『宣教師ザビエルと被差別民』(筑摩選書) 筑摩書房 2016.12 話題の映画『沈黙』を見る前に!というPOPに惹かれて、つい購入してしまった。本書は、フランスシスコ・デ・ザビエルを主とするイエズス会宣教師たちの海外布教の足跡をたどった著作。…
大阪東洋陶磁美術館の汝窯水仙盆を見たあと、ただちに京都に向かったら、空間がねじれているかのような天気の違い…。コートの雪を払いながら、京都国立博物館の平成知新館に入る。 ■平成知新館2F-1~2 新春特集陳列『とりづくし-干支を愛でる-』(2016年12…
〇大阪市立東洋陶磁美術館 特別展『台北 國立故宮博物院-北宋汝窯青磁水仙盆』(2016年12月10日~2017年3月26日) ずいぶん前から「人類史上最高のやきもの 海外初公開、初来日」という宣伝チラシを見かけて、大きく出たなあと苦笑する気持ちと、まあ当然だ…
○国立文楽劇場 平成29年初春文楽公演 第1部(1月14日、11:00~、16:30~) ・第1部『寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)』『奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)・環の宮明御殿の段』『本朝二十四孝(ほんちょうにじゅうしこう)・十種香の段/奥庭狐火…
○内海孝『感染症の近代史』(日本史リブレット) 山川出版社 2016.10 江戸時代の日本は清潔だったという言説がある。まあこれは、虚偽とは言わないけれど、清潔の基準によるのではないかと思っている。本書は、幕末から明治初期にかけての感染症(伝染病)流…
○根津美術館 コレクション展『染付誕生400年』(2017年1月7日~2月19日)・特別展示『再会-興福寺の梵天・帝釈天』(2017年1月7日~3月31日) まだ松の内のゆったりした空気の残る美術館に、いそいそと出かけたのは、染付磁器が大好きなのもさることながら…
〇水島治郎『ポピュリズムとは何か:民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書) 中央公論新社 2016.12 近年、世界各地でポピュリズム(大衆迎合主義)と呼ばれる政党や政治運動が躍進している。本書は、ポピュリズムを理論的に位置づけたうえで、ヨーロッ…
〇山種美術館 開館50周年記念特別展 山種コレクション名品選III『日本画の教科書 京都編-栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ-』(2016年12月10日~2017年2月5日) 会場に入って、まず迎えてくれるのは、竹内栖鳳の『斑猫』。京都の日本画といえば、やっぱりこの…
〇平山裕人『シャクシャインの戦い』 寿郎社 2016.12 これも年末に東京の書店で購入したもの。「シャクシャインの戦いは、1669年6月にシブチャリの首長シャクシャインを中心として起きた、松前藩に対するアイヌ民族の大規模な蜂起である。日本の元号で「寛文…
東京国立博物館の新年恒例企画。今年は1月2日にさっそく出かけた。 ■本館14室 特集『掛袱紗-祝う心を模様にたくす』(2016年12月20日~2017年2月19日) 祝い事で贈り物をする際に、お祝いの品の上に掛ける掛袱紗(かけふくさ)を特集。華やかでめでたい絵柄…
〇Bunkamuraギャラリー 『染付古便器の粋-青と白、もてなしの装い』(2016年12月28日~2017年1月9日) 常滑にあるINAXライブミュージアム収蔵の古便器の中から、美術品のように美しく華やかな染付古便器の逸品を展示するもの。年末、SNSに写真や感想が流れ…
〇大日堂(神奈川県秦野市) 「県指定重要文化財の木造大日如来坐像など、2017年元旦に特別公開」というニュースを年末に見て、ちょうど東京に帰省しているので、行ってみることにした。小田急線の秦野駅から蓑毛行きのバス(1時間に2本程度)に乗り、終点で…
〇石川禎浩『赤い星は如何にして昇ったか:知られざる毛沢東の初期イメージ』(京大人文研東方学叢書2) 臨川書店 2016.11 年末年始は東京の大きな書店をゆっくり回ることができたので、ちょっと変わった本を見つけて買うことができた。本書のテーマは、副題…