朝起きてカーテンを開けたら雪景色だったので、びっくりした。地方暮らしから東京に戻ってきて10年近くなるが、これだけ見事な雪景色を見たのは初めてだと思う。 しかし今日は衆議院選挙の投票に行かなければならないし、雪景色の写真も撮りたかったので、勅…
〇五島美術館 館蔵『茶道具取合せ展』(2025年12月16日~2026年2月11日) 毎年この時期に開催される同館の館蔵・茶道具取合せ展。最後に見たのが2023年だから、3年ぶりに見に行った。冒頭の単立ケースに展示されていたのは、『井戸茶碗(美濃)』と『粉引酢…
見に行った展覧会が溜まってきたので棚下ろし。 ■千葉市美術館 企画展・開館30周年・千葉開府900年記念『千葉美術散歩』(2025年11月1日~2026年1月8日) 千葉市美術館が在る千葉という「場」をテーマとした展覧会。よく分からずに行ったのだが、大変おもし…
〇泉屋博古館東京 『生誕151年からの鹿子木孟郎(カノコギ タケシロウ):不倒の油画道』(2026年1月17日~4月5日) 近代の日本洋画に本格的な「写実」表現をもたらした鹿子木孟郎(1874-1941)の足跡をたどる特別展。なぜ切りのいい生誕150年記念でなかった…
〇『大生意人』全40集(愛奇藝、2025年) 清朝末年、古平原は徽州(安徽省)の農家の倅だったが、科挙を受けるために上京した際、古平原の名前を呼ばわり「母親が病気だ!」と告げる声を聞いて取り乱し、試験会場を騒がせてしまう。その罪により、極寒の流刑…
〇永青文庫 早春展『アジアの仏たち-永青文庫の東洋彫刻コレクション-』(2026年1月17日~3月29日) 永青文庫の設立者である細川護立が蒐集した中国彫刻、インド彫刻を7年ぶりに転換するという。7年前、2019年の展覧会『石からうまれた仏たち』はもちろん…
〇静嘉堂文庫美術館 『たたかう仏像』(2026年1月2日~3月22日) 静嘉堂文庫所蔵の「たたかう仏像」といえば、浄瑠璃寺旧蔵の十二神将立像である。本展では、その十二神将が久しぶりに展示されると聞いたので楽しみにしていた。しかしポスターなどのメインビ…
門前仲町で暮らし始めて、そろそろ9年になる。春夏秋冬お世話になっている和菓子屋の深川伊勢屋さん(本店)が、建て替え工事のため2月6日で営業を終了し、2月16日から少し離れた仮店舗で営業することになった。 そろそろ現店舗は最後になるかもしれないと思…
〇日本民藝館 『抽象美と柳宗悦』(2026年1月6日~3月10日) 柳宗悦(1889-1961)の晩年にあたる1950年代は、日本の美術界で抽象美術が大きな注目を集めた。柳も抽象美についての論考を発表し、雑誌『民藝』での抽象紋特集に発展した。本展は、特集に掲載さ…
〇根津美術館 企画展『綾錦(あやにしき):近代西陣が認めた染織の美』(2025年12月20日〜2026年2月1日) 同館コレクションから、能装束や古更紗など、近代の西陣で認められた染織の粋を展観する。根津美術館では数年に1回くらいのペースで染織をテーマにし…
〇大谷亨『中国TikTok民俗学:スマホからはじまる珍神探訪』(NHK出版新書) NHK出版 2025.12 本書の冒頭にある自己紹介によれば、著者は厦門に暮らす日曜民俗学者で、日本語教師のかたわら、休みになれば各地へフィールドワークに出かけ、「民間信仰」の調…
〇中條献『アメリカ史とレイシズム』(岩波新書) 岩波書店 2025.10 読み終えたあと、すぐに感想を書きたい本もあれば、書きたくない本もある。これは完全に後者だった。本書は、アメリカという国家を「セトラー・コロニアリズム」に基づく社会と定義し、そ…
〇NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』全48回 私がこのブログで大河ドラマについて書くのは、2017年の『おんな城主直虎』以来、8年ぶりである。この間、楽しんだ作品はいくつかあるが、作品との出会いを書き残して…
〇山種美術館『LOVE いとおしい…っ!』(2025年12月6日~2026年2月6日) 恋人同士の燃え上がるような愛、親子や夫婦など家族への愛、生まれ育った故郷への愛、身近な動物への慈しみの愛など、さまざまな愛のかたちを描いた日本の近代・現代絵画を中心に取り…
〇板橋区立美術館 戦後80年『戦争と子どもたち』(2025年11月8日~2026年1月12に日) 戦時中から終戦直後にかけて制作された、子どもを主題とする作品や、子どもたちに向けた絵本、教科書、紙芝居などの大人が提供した印刷物、さらには子どもたち自身が戦時…
年末の台湾旅行のレポートを書き終えたので、ようやく今年の話題に移る。今年も1月3日に正月特別開館の深川江戸資料館で獅子舞を見て来た。今年も、まずは再現された江戸の街並みを訪ね回ったあと、火の見櫓前で、立ったり座ったり倒立したりのパフォーマン…
12月27日から29日まで、2泊3日の台湾旅行に行ってきた。2025年は故宮博物院が開館100周年に当たるため『甲子万年』と題した超ド級の特別展が開催されると分かったのは10月初め。特別展は台北の故宮本館と、嘉義の故宮南院の両方で同時開催され、南院には北宋…
2泊3日の台湾旅行はあっという間に最終日。朝食後、ホテルをチェックアウトする。これは玄関ロビーのクリスマスツリー(鏡に私の姿が映っていたのはAIで補正した)。 大した荷物はないので、そのまま故宮博物院(本館)に直行。最終日は3日間でいちばん天気…
初訪問の故宮博物院南院の続き。S203室の北宋山水画を見たあとは、3階の入口に戻って順番に見ていくことにした。 【S301】「導覧大庁」 【S302】「甲子万年:国立故宮博物院開館100年記念特別展」 故宮博物院の選りすぐりの名品を展示する「甲子万年」展、南…
2日目は、故宮南院の「甲子万年」展、とりわけ、この日が展示最終日となる北宋山水画の「神品」を見るため、嘉義へ向かう。台北駅8:21発の高速鉄道で1時間半ほどの快適な列車旅を楽しみ、嘉義駅に到着した。空港のように広くて未来的な駅でびっくりしたが、…
初日続き。中正紀念堂を出て、徒歩で国立台湾博物館に向かう。2020年の正月に来て以来なので6年ぶりになる。前回のレポートには「もっぱら建築意匠に注目」と書き残しているが、歴史系と自然科学系の融合した博物館で、展示もけっこう面白かったことを覚えて…
早朝5時、暗いうちに家を出て羽田空港に向かう。もう少し遅い時間の出発でもよかったのだが、ぎりぎりに決めたので、フライトを選べなかった。10か月ぶりの松山空港に到着。ちょっときれいになっている?と思ったら、2025年10月に展望デッキなどのリニューア…
ブログ内を検索したら、クリスマスケーキの投稿をしたのは、札幌にいたときとつくばにいたときで、東京に引っ越してからは一度も投稿していなかった。 今年は「江東区お買い物券」が余っていたこともあって、昨日は在宅勤務の昼休みに、近所のケーキ屋さんで…
〇弥生美術館 生誕120周年記念『伊藤彦造展~美剣士の血とエロティシズム~』(2025年9月20日~12月21日) 最後の週末に滑り込みで見てきたもの。伊藤彦造(1904-2004)は、大正末期にデビューし、昭和40年代まで活躍した挿絵画家である。いま、この紹介を展…
今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜』を1年間楽しませてもらった。序盤からずっと面白くて、台東区民会館にできたという大河ドラマ館にいつ行こうか、迷っていたのだが、夏が暑すぎたり、秋以降仕事が忙しかった…
〇『唐朝詭事録之長安』全40集(愛奇藝、2025年) 人気シリーズの第3季。今季も面白かった! 老獪な頭脳派の蘇無名と、頑固な武闘派青年・盧凌風のバディを中心に、おなじみの仲間たちが、さまざまな怪事件を解決していく。今季は「康国的金桃」「成仏寺的哭…
〇『羅小黒戦記2(ロシャオヘイせんき2):ぼくらが望む未来』(2025年) 2019年に公開された中国アニメ映画『羅小黒戦記』の第2作である。お?続編が制作されたんだ?と思ってぼんやりしていたら、日本のアニメ・映画ファンの「面白い」「素晴らしい」「大…
〇荏原畠山美術館 新館開館1周年記念『「数寄者」の現代-即翁と杉本博司、その伝統と創造』(2025年10月4日~12月14日) 冷たい雨の中、最終日に駆け込みで見てきた展覧会。現代の「数寄者」とも呼ぶべき美術作家・杉本博司の作品と同館コレクションとのセ…
〇田所昌幸『世界秩序:グローバル化の夢と挫折』(中公新書) 中央公論新社 2025.9 子供の頃からなんとなく、世界は試行錯誤しつつも望ましい方向に進んでいくように思ってきたのだが、この10年くらい、期待が裏切られることが多くて、悲観的になっている。…
むかし住んでいた幡ヶ谷の花屋さんで、この10年くらい、ずっとクリスマスリースを買っていたが、今年は、行ってみたらあまり好みのタイプがなかったので、同じ幡ヶ谷駅近くの別の花屋さん「Stella」で買ってみた。 リース(円形)に作らず、枝を束ねただけな…