2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
○東京都美術館 美連協25周年記念『日本の美術館名品展』(2009年4月25日~7月5日) 公立美術館のネットワーク組織である美術館連絡協議会の創立25周年を記念して、各館選りすぐりの名品220点(西洋絵画50点、日本近・現代洋画70点、日本画50点、版画・彫刻50…
○サントリー美術館 NHK大河ドラマ特別展『天地人-直江兼続とその時代-』(2009年5月30日~7月12日) 今年の大河ドラマ『天地人』は、ちっとも面白くない。もはやネタとして視聴するのも飽きてしまった。なので、サントリー美術館がこんなヘボドラマに便乗…
○諸星大二郎『西遊妖猿伝・西域篇』1 講談社 2009.6 ああ、とうとう…とうとう、私の悟空が戻ってきた! 『西遊妖猿伝』は、言わずと知れた諸星大二郎の代表作。「西遊記」を元にしたパロディ・翻案・新解釈は数々あるが、これぞ極めつけの傑作だと思う。 『…
先週末は新潟で仕事があったので、そのまま、男性1人・女性2人の友人と連れ立って、佐渡に渡って1泊してきた。いつもの文化財探訪ツアーと違って、こういう「ゆる旅」もいいものである。 佐渡の国分寺。本尊の薬師如来(国重文)には、長岡市の新潟県立近代…
○東浩紀、北田暁大編『思想地図』Vol.3:特集・アーキテクチャ(NHKブックス別巻) 日本放送出版協会 2009.5 同誌Vol.2の第二特集「胎動するインフラ・コミュニケーション」で突如として現れた(と私は思った)言葉「アーキテクチャ」が、今号の特集になって…
○ダニエル・リー監督 『三国志』 昨年、『レッドクリフ PartI』が公開される前から、この映画の情報は耳に入っていて、見に行こう行こうと思いながら、終了直前になってしまった。主人公は、蜀の劉備の軍にあって、関羽・張飛らとともに五虎大将軍の1人に唱…
○野中広務、辛淑玉『差別と日本人』(角川Oneテーマ21) 角川書店 2009.6 政治にも政治家にも興味のなかった私が、魚住昭氏の『野中広務:差別と権力』(講談社、2004)を読んでみようと思ったのは、たまたま朝日新聞で短い書評を目にしたためである。そのこ…
○出光美術館 日本の美・発見II『やまと絵の譜』(2009年6月6日~7月20日) 外国人から見たら、日本人が描いた絵は全てJapanese paintingではないかと思うのだが、そこが日本文化の不思議なところ。近代以降「洋画」に対して「日本画」があるように、近代以前…
○昭和女子大学光葉博物館 『昭和女子大学図書館貴重書展』(2009年5月15日~6月13日) 宣伝用リーフレットを見たときは、これはチカラが入っているなあ、と感じた。A2版、4つ折り×両面の8ページにわたって、カラー図版満載である。絵巻、奈良絵本、有名作家…
■日経ビジネス:赤瀬川原平、山下裕二『東京、オトナの修学旅行』 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090319/189502/ 『日本美術応援団』(日経BP社、2000年)に始まる両氏の対談シリーズは、ずっと愛読させていただいている。美術品から修学旅…
鎌倉・おんめさま(大巧寺)は、ほっとするような花の寺。先週末は色とりどりの星雲のようなガクアジサイが盛りだった。今週はどうかな? 駅前のカトレアギャラリーでは『横須賀線120年記念写真展』(2009年6月3日~20日)を開催中。これも、なかなかの見も…
○ひろたまさき、キャロル・グラック監修;酒井直樹編『ナショナル・ヒストリーを学び捨てる』(歴史の描き方1) 東京大学出版会 2006.11 「学び捨てる」って、過激なタイトルだなあ、と苦笑しながら買ってみたら、タイトルページの裏に「Unlearning national…
○天野郁夫『大学の誕生(上)帝国大学の時代』(中公文書) 中央公論新社 2009.5 近代日本の黎明期における「大学」の誕生は、なかなか面白いドラマである。本書が扱うのは、おおよそ明治年間。明治19年(1886)の「帝国大学」創設と、明治36年(1906)の「…
○神奈川近代文学館 特別展『森鴎外展-近代の扉をひらく』(2009年4月25日~6月7日) 10代~20代の頃、鴎外のよさは全く分からなかった。なんでこんな退屈な小説家を「文豪」なんて持ち上げるんだろう、と本気で思っていた。けれども、自分自身が40歳を過ぎ…
■早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 企画展示 日中文化交流『上海演劇の精華』展(2009年6月1日~6月30日) 会津八一記念博物館の次は演劇博物館へ。「上海演劇」と聞いてもピンと来なかったが、中国の伝統演劇が取り上げられているらしい。展示室に入ると、…
○早稲田大学會津八一記念博物館 『早稲田考古学-その足跡と展望』(2009年5月12日~6月6日)、富岡重憲コレクション開室記念展示『富岡重憲の蒐めたもの』(2009年5月12日~6月29日) 会津八一記念博物館(※以下、この表記とする)は、話に聴くばかりで一度…
○淡交社編集局『決定版・御朱印入門』 淡交社 2008.12 友人からのお薦め本。私が「御朱印」という習慣を知ったのは、高校の修学旅行である。思えば、あの修学旅行が私の人生に与えた影響は大きかった。それまで神社仏閣には何の興味もない高校生だったが、二…
○新宿歴史博物館 『錦絵から見た幕末・明治の東アジア像』(2009年5月23日~6月21日) 在日韓人歴史資料館館長の姜徳相(カン・ドクサン)氏が所蔵する錦絵を通して、幕末・明治における日本の東アジア観を考える展覧会。私は、同氏の著書『カラー版 錦絵の…
○天理ギャラリー 第137回展『うたのほん-箏・三味線音楽を中心に-』(2009年5月17日~6月14日) この時期、東京・神田にある天理ギャラリーには、前年の秋に天理図書館で行われた展覧会(の一部)が巡回してくる、と知ったのは最近である。天理図書館の展…
○岩崎稔ほか編著『戦後日本スタディーズ2:60・70年代』 紀伊国屋書店 2009.5 書店で手に取って、思わず、フッと鼻で笑ってしまった。いかんいかん、ごめんなさい。黒地に緋文字の「かつて『革命』を信じた時代があった」という、おどろおどろしいキャッチコ…