2021-01-01から1年間の記事一覧
講談社ブルーバックスのクラウドファンディングでGETしたマグカップが、クリスマスにちょっと遅れて届いた。Starbucksならぬ、Bluebacksのロゴ。安定感のある厚手のカップなので、来年4月以降の職場(また変わるかも?)で使おうかなと思っている。 よく見る…
〇吉見俊哉編著『検証 コロナと五輪:変われぬ日本の失敗連鎖』(河出新書) 河出書房新社 2021.12 本書は、東京五輪をめぐる全体状況を編者が論じたあと、若手研究者チームが国内外のメディア言説を分析する構成になっている。編者を代表とする科研費研究「…
〇君島彩子『観音像とは何か:平和モニュメントの近・現代』 青弓社 2021.10 本書は、新しい信仰対象である「平和を象徴する観音像」の誕生とその展開を明らかにするものである。我が国では、特にアジア太平洋戦争(第二次世界大戦)後に、戦没者の慰霊と平…
〇有田正規『学術出版の来た道』(岩波科学ライブラリー 307) 岩波書店 2021.10 仕事の関係で読んだ本だが、せっかくなので感想を書いておく。本書は、一般にはほとんど知られていない(研究者ですらよく知らない)学術出版の特異な産業構造とその問題点を…
そろそろ年内の展覧会めぐりも終了なので、記憶を手繰りながら、ひとことメモ。 ■府中市美術館 開館20周年記念『動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり』(後期:2021年10月26日~11月28日) 前期を楽しんだ展覧会だが、後期も行ってきた…
〇サントリー美術館 千四百年御聖忌記念特別展『聖徳太子 日出づる処の天子』(2021年11月17日~2022年1月10日) 2021年が聖徳太子(574-622)の1400年御聖忌に当たることを記念し、太子信仰の中核を担ってきた大阪・四天王寺の寺宝を中心に、今なお人々に親…
以前の職場の友人と少人数で忘年会。駒場に勤める友人が、夏場のランチに使っていたという「おでん割烹 ひで」で、コースをお願いした。メインのおでんが出る前に、前菜・お刺身・焼き魚・天ぷらなど、品のいいうつわに盛られた、美味しいお料理が続く。 銅…
〇大澤正昭『妻と娘の唐宋時代:史料に語らせよう』(東方選書 55) 東方書店 2021.7 中国の唐宋時代(7~13世紀)の妻と娘、つまり女性史や家族史に焦点を当てた7編の研究を紹介する。もともと学部の新入生向けに書いたものが主で、平明な文章で、興味を引…
〇東京長浜観音堂 『聖観音立像(長浜市余呉町川並 地蔵堂蔵)』(2021年11月17日~2022年1月10日) 日本橋の長浜観音堂に3回目の訪問。現在の展示は、余呉町川並の地蔵堂に祀られる聖観音像である。前回、安念寺のいも観音を拝見したとき、学芸員の方が「次…
〇辻本雅史『江戸の学びと思想家たち』(岩波新書) 岩波書店 2021.11 江戸の学びは、素読という「型にはまった」学びを前提としながら、なぜ豊かで個性的な思想を生み出すことができたのか。本書は7人の思想家を取り上げ、「学び」と「メディア」の観点から…
〇山種美術館 開館55周年記念特別展『奥村土牛-山﨑種二が愛した日本画の巨匠第2弾-』(2021年11月13日~2022年1月23日) 山種美術館の土牛コレクションは何度も見ているのだが、好きな画家なので、やっぱり見たくなって出かけた。全69件、だいたい制作年…
〇柿沼陽平『古代中国の24時間:秦漢時代の衣食住から性愛まで』(中公新書) 中央公論新社 2021.11 人々がどこに住み、何時に起き、何を食べていたか。物価はいくらか。飲み会にはいかなるルールがあったのか。このような人々の暮らしに焦点をあてる歴史学…
今年もいつもの花屋さんで手作りリースを買ってきた。花屋さんがあるのは、むかし住んでいた幡ヶ谷の街で、久しぶりに行ったら、ずいぶんお店が変わっていた。昭和の名残りを感じる商店街だったのに、なんだかオシャレな店が増えていた。 今年は、贅沢を避け…
〇永青文庫 秋季展『柿衞文庫名品にみる芭蕉-不易と流行と-』(2021年10月2日~12月5日) これも最後の週末に駆け込みで行った展覧会。柿衞文庫(かきもりぶんこ、兵庫県伊丹市)が所蔵する芭蕉の名品を一堂に公開し、あわせて飯尾宗祇や松永貞徳、西山宗…
〇東京国立博物館・東洋館8室 特集『中国書画精華-仏教文化の粋-』(2021年10月19日~12月5日) 毎年秋の恒例となっている中国書画の名品展。前期は、寒山拾得を描いた作品がたくさん出ていた。東博所蔵の名品『寒山拾得図軸』(因陀羅筆、元時代)や『四…
〇『笑傲江湖』全40集(張紀中制作、CCTV放映、2001) 『笑傲江湖』は武侠小説の古典だが、私は小説(翻訳)を読んだことも映像作品を見たこともなく、ずっと気になっていた。先だって佐藤信弥氏の『戦乱中国の英雄たち』で、2019年のドラマ『陳情令』は『笑…
〇五島美術館 町田市立博物館所蔵陶磁・ガラス名品展『アジアのうつわわーるど』(2021年10月23日~12月5日) 「アジアのうつわ」と聞いて、五島美術館の陶磁器は何度も見ているからいいかな、と思っていたら違った。休館中の町田市立博物館が所蔵する、中国…
〇国立歴史民俗博物館 企画展示『学びの歴史像-わたりあう近代-』(2021年10月12日~12月12日) 下調べなしに出かけたので、いい意味で戸惑うところが多かった。タイトルだけ見て、近世の寺子屋から近代の学制の誕生あたりがテーマなのかと推測していたが…
〇佐野眞一『渋沢家三代』(文春新書) 文藝春秋 1998.11 今年の大河ドラマ『青天を衝け』をかなり楽しんで見ている。10月の半ば頃だったか、終盤のキャストとして、栄一の息子の渋沢篤二役や孫の渋沢敬三役の俳優さんが発表された。そのあと、SNSで本書が面…
〇会田大輔『南北朝時代:五胡十六国から隋の統一まで』(中公新書) 中央公論新社 2021.10 中国の南北朝時代とは、五胡十六国後の北魏による華北統一(439)から隋の中華再統一(589)までの150年を指す。「はしがき」の説明に従えば、「『三国志』と隋・唐…
今の賃貸マンションで暮らして5年目になる。 南に面した窓の外に桜の大木があるので、春は花が咲き始めるとわくわくする。夏は気持ちよく葉が茂って多少なりとも陽射しを遮ってくれる。 そしてこの晩秋の時期は、早起きした朝、朝陽に映える紅葉が美しい。 …
■京都国立博物館 特別展『畠山記念館の名品-能楽から茶の湯、そして琳派-』(2021年10月9日~12月5日) 週末関西ツアー2日目は終日京都で過ごす計画で、まず京博に赴く。本展は、荏原製作所の創業者である畠山一清(1881-1971、即翁)が蒐集した美術品を収…
〇大和文華館 特別企画展『雪村とその時代』(2021年11月19日~ 12月26日) 京セラ美術館から奈良へ。3週間前に『天之美禄 酒の美術』展を見に来たばかりだが、次の企画が雪村と聞いて、また来てしまった。同館は、これまでも何度か雪村を中心にした企画展を…
〇京都市京セラ美術館 開館1周年記念展『モダン建築の京都』(2021年9月25日~12月26日) 大津歴博から京セラ美術館へ移動。本展は、明治以降に建てられた洋風建築や近代和風建築、モダニズム建築など、いわゆる「モダン建築」を通して京都を知る大規模建築…
〇大津市歴史博物館 聖徳太子1400年御遠忌・伝教大師1200年御遠忌記念企画展(第85回企画展)『西教寺-大津の天台真盛宗の至宝-』(2021年10月9日~11月23日) 週末関西旅行、当日朝まで訪問先と順番を迷ったあげく、土曜日は、まず大津歴博に直行した。同…
土日を使って、今月2回目(3週間ぶり)の関西旅行に行ってきた。どうしても前回の2泊3日では見たいものが見切れなかったのである。しかし、もう1回行こうと予定を立てたあとで、行きたいところが増えた結果、涙を呑んで諦めた展覧会(和歌山!比叡山!)もあ…
〇『諸星大二郎:デビュー50周年記念トリビュート』 河出書房新社 2021.9 刊行後すぐ購入したのだが、ゆっくり読みたかったのと、ビニールのパッケージを破らないと中が開けられない仕様になっていたので、ずっと飾って表紙を眺めていた。表紙は、総計18人の…
〇2021NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(11月12-14日、国立代々木競技場第一体育館) 最初の売り出しで1日目と3日目(エキシビション)をゲットし、2日目は、トレードを申し込んで粘ってみたが、駄目だった。今年はコロナ対策で入場者を定員のおおむね5…
〇佐藤亮『米中対立:アメリカの戦略転換と分断される世界』(中公新書) 中央公論新社 2021.7 悩ましいテーマなので、読み進むのがつらく、途中で放棄しようかと思いながら、なんとか読了した。本書は、緊張高まる米中対立のゆくえを考えるために、1979年の…
■天台宗別格本山 浮岳山昌楽院深大寺(調布市) 東京国立博物館「出開帳」記念・元三大師胎内仏「鬼大師」特別公開(2021年11月3日~11月21日) いま、東博の特別展『最澄と天台宗のすべて』に慈恵大師(別名は元三大師)良源坐像が出陳されていることを記念…