見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

柳宗悦展(そごう美術館)+対談・民藝の本質(山下裕二、尾久彰三)

○そごう美術館 山下裕二、尾久彰三『対談・民藝の本質』(2011年11月27日) 没後50年・日本民藝館開館75周年を記念する『柳宗悦展-暮らしへの眼差し』。9月の東京展を見逃した!と思っていたら、引き続き、横浜展(2011年10月22日~12月4日)がそごう美術館…

対談・民衆革命の実状と未来(酒井啓子、吉見俊哉)

○ジュンク堂書店新宿店トークセッション 酒井啓子×吉見俊哉『民衆革命の実状と未来』(2011年11月25日) 酒井啓子さんの著書『〈アラブ大変動〉を読む-民衆革命のゆくえ』(東京外国語大学出版会)の刊行記念イベント。外語大の図書館に勤める友人から情報…

ポスト3.11のジャーナリズム/原発報道とメディア(武田徹)

○武田徹『原発報道とメディア』(講談社現代新書) 講談社 2011.6 3月11日の東日本大震災で、私がいちばん強い動揺を感じたのは「メディア」の問題である。もちろん、福島第一原発にしても、日本のエネルギー政策にしても、農業や被災者救済についても考えた…

2011秋の九州遊:大分/耶馬渓、中津

○耶馬渓・羅漢寺~耶馬渓風物館~中津・福沢諭吉旧居記念館 週末、福岡旅行を決めたあと、あと1日をどう過ごすかをしばし考えた。唐津は春に行ったし、熊本はちょっと遠い。国東半島も車がないと…と考えて、そうだ、耶馬渓!と思い至った。この春、江戸博で…

2011秋の九州遊:福岡/地上の天宮 北京・故宮博物院(福岡市美)

○福岡市美術館 特別展示 日中国交正常化40周年記念『地上の天宮 北京・故宮博物院展』(2011年10月18日~11月23日) 九博の『草原の王朝 契丹』を見に東京から遠征したついでだったので、あまり期待はしていなかった。まあデパートの客寄せ展示くらいかな?…

2011秋の九州遊:福岡/常設展示・明の夢・清の華など(福岡市美)

○福岡市美術館 太宰府の九州国立博物館から、福岡市美術館に移動。目の前に大濠公園の水景が広がる、好きな美術館だ。調べたら、中国・西湖の風景を模したというけれど、それはちょっと規模が違いすぎ。むしろ揚州の痩西湖に近い感じがする。 九博でゆっくり…

2011秋の九州遊:福岡/トピック展示(九博)

○九州国立博物館 『草原の王朝 契丹』展といっしょに見てきたもの。 ■トピック展示『九州大学百年の宝物』(2011年11月15日~12月18日) 1911年(明治44年)に創設された九州大学の百周年を記念する展示会。文化交流展示室(平常展示)第11室では、古地図な…

2011秋の九州遊:福岡/草原の王朝 契丹(九博)

○九州国立博物館 特別展『草原の王朝 契丹-美しき3人のプリンセス-』(2011年9月27日~11月27日) 九博の秋の特別展が「契丹」だと知ったときは、必ず行こう!と思った。契丹は、Wikiによれば、4世紀から14世紀にかけて、満州から中央アジアの地域に存在し…

東京都庭園美術館

【gooフォトチャンネルから移行】2011年1月、東京都庭園美術館(建物公開)の写真です。

2011秋の九州遊:福岡

自分のスケジュールを見て、ほんとにこの時期に九州旅行なんて行けるだろうか、と思いながら、先月、強気で予約を取ってしまった週末旅行を強行。 金曜日、職場を18:00過ぎに出て羽田に直行、福岡に来ている。なるほど、こんなことができるんだ、と思った。…

伝統を遊ぶ/生誕130年 松岡映丘(練馬区立美術館)

○練馬区立美術館 『生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナー』(2011年10月9日~11月23日) 松岡映丘(1881-1938)の名前はもちろん知っていたが、特に好きでも嫌いでもなかった。古典的で端正な、逆に言うと、一目で、あ、松岡映丘だと…

初訪問/古典籍展観大入札会・一般公開(古書会館)

○古書会館 平成23年度 東京古典会創立100周年記念『古典籍展観大入札会』一般公開(プレビュー)(2011年11月11日、12日) 先だって、東京古典会の「和本シンポジウム」という貴重書展を見に行って、このイベントの存在を知った。13、14日の入札会は古書店業…

史官の役割/朝鮮王朝「儀軌」百年の流転(NHK取材班)

○NHK取材班編著『朝鮮王朝「儀軌」百年の流転』 NHK出版 2011.10 申し訳ないが、読み始めてすぐ、これ…ダメだろ…と思った。本書の執筆にかかわったNHKスタッフは3名。世界各地に点在する文化遺産の流転の歴史と、その文化遺産をめぐる攻防を取材しようとして…

町家リノベーション/そうだ、京都に住もう。(永江朗)

○永江朗『そうだ、京都に住もう。』 京阪神エルマガジン 2011.7 1958年生まれ、奥様と二人暮らし(たぶん)のフリーライター・永江朗氏が、京都の町家購入を思い立ち、ついに東京・京都の二重生活を開始するまで、1年余りの顛末記。永江さんの本は、『本の現…

見えない自己像/「上から目線」の構造(榎本博明)

○榎本博明『「上から目線」の構造』(日経プレミアシリーズ) 日本経済新聞出版社 2011.10 私にしては珍しく、苦手分野のビジネス書を読んでみた。なんとか最後まで読めた。本書は、いつの頃からか目立ち始めた「上から目線」という言いまわしを取り上げ、大…

壮大な冗談/万里の長城は月から見えるの?(武田雅哉)

○武田雅哉『万里の長城は月から見えるの?』 講談社 2011.10 万里の長城は、月から見える唯一の建築物である。――確かに私はこの言いまわしを、どこかで聞いたことがある。テレビのナレーションだったか、書物の上だったか、それとも中国旅行で出会ったガイド…

2011秋の展覧会など拾遺

仕事が押したり、関西に出かけたりしていて、このところレポートを書いていない「行ったもの」拾遺。 ■板橋区立美術館 江戸文化シリーズNo.27『実況中継EDO』(2011年9月3日~10月10日) 9月19日に榊原悟先生の講演会を聴きに行って、展覧会のレポートはまた…

ご近所散歩(竹虎図)@2011年11月

光琳の『竹虎図』×2。駐車場の竹林にて。

2011秋の関西遊:兵庫/中国の花鳥画(黒川古文化研究所)

○黒川古文化研究所 第106回展観『中国の花鳥画-彩りに込めた思い-』(2011年10月15日~11月13日) 関西展覧会めぐり小旅行の〆めは、迷った末に此処にした。今年の春に続いて、2度目の訪問。展示室に入って、あ、春よりずっといい、と感じた。やっぱり山水…

2011秋の関西遊:大阪/中国書画・阿部コレクション(大阪市美)

○大阪市立美術館 常設展『中国書画II-阿部コレクション』(2011年10月20日~11月23日) 9つの所蔵館が開催する「関西中国書画コレクション展」シリーズの中で、いちばん楽しみにしていたのがこれ。大阪市美のサイトを見て「常設展」(観覧料300円)と知った…

2011秋の関西遊:奈良/正倉院展+東大寺ミュージアム

■奈良国立博物館 特別展『第63回 正倉院展』(2011年10月29日~11月14日) 昨年の記事を読み返したら、私は、これで10年、正倉院展に皆勤らしい。今年は東京駅や新宿駅で正倉院展の宣伝を見なかったので、少し宣伝熱が引いたかな、と期待していたのだが、と…

2011秋の関西遊:京都/細川家の至宝(京博)

○京都国立博物館 特別展覧会『細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-』(2011年10月8日~11月23日) やっぱり今年の秋も、関西展覧会巡りに出かけることにした。週末1泊限りと思っていたが、スケジュール表を睨むと、どうやら4日は早退できそうだった…

鎌倉・宝物風入れ2011(円覚寺、建長寺)

久しぶりに鎌倉の宝物風入れを見に行った。2008年の参観以来、3年ぶりになる。今回は、少し詳しくレポートしておくことにする。 ■臨済宗・円覚寺派本山 円覚寺 第1会場1~3室は、ずらり並んだ、元の張思恭筆と伝える『五百羅漢図』33幅が見もの。全体に黒ず…

朝鮮飴売りの正体/飴と飴売りの文化史(牛嶋英俊)

○牛嶋英俊『飴と飴売りの文化史』 弦書房 2009.5 「飴売り」に関しては、年来、いくつか疑問に思っていたことがあった。朝鮮及び唐人飴売りのことだ。たまたま書店で本書を見て、私の疑問を解決してくれそうだったので、すぐ買ってしまった。 さて、本書で取…

東国の名宝をチェック/法然と親鸞 ゆかりの名宝(東京国立博物館)

○東京国立博物館 法然上人800回忌・親鸞聖人750回忌 特別展『法然と親鸞 ゆかりの名宝』(2011年10月25日~2011年12月4日) 春に京博の『法然』と京都市美の『親鸞展』を見てきたので、この二つが合体して、東博の『法然と親鸞』になるのだろう、と考えてい…

ご近所ディナー@2011年10月

以前、同じ職場にいたことのある友人が、わりと近所に住んでいる。 昨年、私が東京に戻ってきてから、ときどき、夕食を一緒に食べるようになった。 この日は、都心に住んでいる友人を逆に呼び出して、三人でディナー。 駅からやや離れた、住宅街のフレンチレ…