見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

お台場にガンダムを見に行く

お台場の潮風公園に設置された等身大ガンダムを見に行った。機動戦士ガンダム誕生30周年を記念する「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の最終日。予定されていたクロージングセレモニーは、台風11号の接近で中止。でも、激しい雨風の中、けっこうな数の人…

夏休み最後の週末旅行:見仏編(夜)

地蔵盆に当たる先週末(8/23)、ちょうど奈良にいたので、元興寺の万燈供養に出かけた。暗くなるのを待って、涼しい風に吹かれながら、奈良町の元興寺に赴く。 塀の外からは分からなかったが、一歩門を入ると、「元興寺文化財研究所」(笑)と書かれたテント…

夏休み最後の週末旅行:見仏編(昼)

奈良博の特別展『聖地寧波』の展示替えを目当てに、関西に出かけた。京都→奈良を往復するついでに、ふと宇治に行きたくなった。帰ってから、この前、宇治に行ったのはいつだったかなあ、とブログ検索をかけたら、2005年3月に記事があった。黄檗山万福寺のこ…

夏休み最後の週末旅行:美術館編

今週の土日は出勤予定なので、私にとって、先週が、この夏最後の週末となった。そこで、可能な限り、夏休みの宿題(!?)をクリアすべく、以下のように行動。 ■三井記念美術館 特別展『道教の美術』(2009年7月11日~9月6日) 7月に続く再訪なので、展示替…

座談会・幟旗を語る(北村勝史、鈴木忠男、林直輝、矢島新)

○松濤美術館 座談会『幟旗を語る』 講師:北村勝史(幟研究家)、鈴木忠男(美術コレクター)、林直輝(吉資料室学芸員)、矢島新(跡見学園女子大学教授) 『江戸の幟旗(のぼりばた)』は、まれに見る魅力的な展覧会である、というレポートは既に書いたが…

清水安三と2人の妻/朝陽門外の虹(山崎朋子)

○山崎朋子『朝陽門外の虹:崇貞女学校の人びと』 岩波書店 2003.7 本書は、子安宣邦さんの一風変わった書評エッセイ『昭和とは何であったのか』(藤原書店、2008.7)で知ったタイトルである。厳格な学風のイメージのある子安さんが、なんだか手放しで感動さ…

未完の8月15日/1945年の歴史認識(劉傑、川島真)

○劉傑、川島真編『1945年の歴史認識:「終戦」をめぐる日中対話の試み』 東京大学出版会 2009.3 > この領域(近代の日中関係)の出版情報には、かなり熱心に網を張っているつもりなのだが、本書の刊行には全く気づいていなかった。1ヶ月ほど前、ジュンク堂書…

お盆旅行(3):嵯峨野~清涼寺~一条通

お盆旅行3日目、昨日は通り過ぎただけの嵯峨嵐山に再び行ってみる。野々宮神社~常寂光寺~落柿舎~二尊院と、定番コースを歩くのは何年ぶりになるだろう。平日の朝、ほかに誰もいない竹林を独り占めする贅沢。 ■五台山清涼寺(京都市右京区) 先月、奈良博…

お盆旅行(2):松尾寺~京都大文字送り火(鳥居形)

■西国第二十九番 青葉山松尾寺(京都府舞鶴市) この旅行、初日(8/15)の夜は奈良で春日大社の万燈籠と東大寺の万灯会を見ること、2日目(8/16)の夜は京都で大文字を見ることが目的だったので、昼間の予定は全く考えていなかった。さて明日はどうしよう、…

お盆旅行(1):春日大社万燈籠~東大寺万灯供養会

大勢の人が日本列島を移動したこの週末(8/15-17)、私も関西方面に行ってきた。 ■MIHOミュージアム 夏季特別展『仏たちの物語』(2009年7月11日~8月16日) ガンダーラの石仏、中国の浮彫仏の拓本、奈良時代の絵因果経、仏画、仏像、経巻など、バラエティに…

紙の上の王城/北京を見る読む集める(森田憲司)

○森田憲司『北京を見る読む集める』(あじあブックス) 大修館書店 2008.7 1993年から、北京で発行されていた日本語フリーペーパー『北京かわら版』、そのあと『北京トコトコ』に移って、現在(2008年)まで連載中の「中国を見る集める読む」が元ネタ。著者…

地域研究者の役割/イスラームはなぜ敵とされたのか(臼杵陽)

○臼杵陽『イスラームはなぜ敵とされたのか:憎悪の系譜学』 青土社 2009.8 私はイスラームについて何も知らない。とりあえず、何も知らないことだけは自覚しているので、最初の一歩と思って、本書を読み始めた。しかし、私が知りたいと思った疑問「イスラー…

美味しいアート/和の菓子(高橋睦郎)

○アートディレクション:高岡一弥、選と文:高橋睦郎、写真:与田弘志『和の菓子』 ピエ・ブックス 2003.9 この本、東京国立博物館の地下にあるミュージアムショップで見つけた。なぜ、博物館に和菓子の本? ぱらぱらとページをめくって、すぐ納得した。これ…

祭りと祈り/江戸の幟旗(松濤美術館)

○松濤美術館 『江戸の幟旗(のぼりばた)-庶民の願い・絵師の技-』(2009年7月28日~9月13日) たまたま渋谷区の住宅街を歩いていて、この展覧会の予告ポスターを見つけたときは、文字通り色めきたった。おお!松濤美術館、やるなあ、というところ。 端午の…

茶道具だけではありません/知られざる畠山コレクション(畠山記念館)

○畠山記念館 夏季展 開館45周年記念『知られざる畠山コレクション―唐三彩から秀吉像まで―』(2009年8月1日~9月23日) これまで紹介される機会の少なかった中国の仏像や唐三彩など、畠山記念館の知られざるコレクションの一端を公開する展覧会、だそうだ。も…

伊勢・熊野・沖ノ島/伊勢神宮と神々の美術(東京国立博物館)

○東京国立博物館 第62回式年遷宮記念 特別展『伊勢神宮と神々の美術』(2009年7月14日~9月6日) 平成25年(2013)に行われる第62回式年遷宮を記念しての展覧会。会場に入ると、冒頭の展示室は文書類が多くて、意外と地味。一般客にはアピールしないだろうな。…

愛された校長/コレクションの誕生、成長、変容(芸大美術館)

○東京藝術大学大学美術館 『コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―』(2009年7月4日~8月16日) 東京芸術大学の前身、東京美術学校が、明治22年(1889)の開校に先立ち、教育研究資料としてのコレクション収集を開始して以来120年余り、その誕…

死後の生活を彩る/中国の陶俑(出光美術館)

○出光美術館 やきものに親しむVII『中国の陶俑―漢の加彩と唐三彩―』(2009年8月1日~9月6日) 金曜日の夕方、めずらしく都内で仕事が終わったので、延長開館(19時まで)している出光美術館に向かった。この時間帯に訪ねたのは初めてのことで、けっこう人の…

幕末の海外視察/西洋事情(福澤諭吉)

○福澤諭吉著;マリオン・ソシエ、西川俊作編『西洋事情』 慶応義塾大学出版会 2009.6 Wikiの説明が簡にして要を得ているので、そのまま引くと「福沢は江戸幕府の命により1860年(万延元年)にアメリカに渡り、1862年(文久2年)にはヨーロッパに渡ったのち、…

読み継がれる幸せ/中島敦展 ツシタラの夢(神奈川近代文学館)

○神奈川近代文学館 企画展『生誕100年記念 中島敦展―ツシタラの夢―』(2009年6月13日~8月2日) 私が中島敦(1909-1942)の「山月記」を高1か高2の教科書で読んだのは、もう30年もむかしのことになる。あんまり面白かったので、「李陵」「名人伝」と読み進み…

絵画か写真か/画家の眼差し、レンズの眼(神奈川近美・葉山)

○神奈川県立近代美術館(葉山) 『画家の眼差し、レンズの眼-近代日本の写真と絵画』(2009年6月27日~8月23日) 写真と絵画の関係を、近代日本の美術を素材に考える展覧会。19世紀・幕末、西洋から日本に伝わった写真技術は、人々の「ものを見る」という知…

講演会・東京国立博物館収蔵の古写真と写真師小川一真

○東京国立博物館 月例講演会『東京国立博物館収蔵の古写真と写真師小川一真』(2009年8月1日) 東博には、しょっちゅう通っているのに、月例講演会を聴くのは初めてである。こんな地味なテーマで大講堂が埋まるのかな、と思ったら、それなりに人が入っていた…

青と白に魅せられて/染付(東京国立博物館)

○東京国立博物館 特別展『染付-藍が彩るアジアの器』(2009年7月14日~9月6日) 夏にふさわしく、青と白の器「染付(青花)」の展覧会。ポスターを見て、おや、と思った。私の最も好きな染付『青花蓮池魚藻文壺』(元代、大阪市立東洋陶磁美術館蔵)が大き…