2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
○内田樹、姜尚中『世界「最終」戦争論:近代の終焉を超えて』(集英社新書) 集英社 2016.6 この二人の本を読みなれている読者でも、新鮮な感じのする一冊ではないかと思う。私は、ずいぶん前から内田先生も姜先生も好きで、おふたりが同じ1950年生まれだと…
○SEALDs『民主主義は止まらない』 河出書房新社 2016.6 参議院選挙が公示され、期日前投票も始まった。このところ、投票前に読んでおこうと思った本を集中的に読んでいるので、できるだけ現時点の感想と内容紹介を書いておく。本書はSEALDsとその周辺の人々…
○Fantasy on Ice 2016 in 長野(2016年6月25日14:00~) アイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)、今年の最後の開催地である長野に行ってきた。茨城の自宅を朝9時前に出て、長野駅に11時半頃着。公演会場のビッグハットまでは、シャトルバスで運ん…
長野に行ってきた。土曜日に長野ビッグハットで行われたアイスショーを見るのが主目的で、日帰りもできたのだが、1泊して観光してきた。まず、朝から善光寺さんにお参り。公開されていた山門にも登る。 長野駅からバスで松代へ。終点・松代駅で下りると、だ…
○夏目漱石『私の個人主義』(講談社学術文庫) 講談社 1978.11 1ヶ月前くらい前、SNSで「行き過ぎた個人主義」という言葉を見かけた。戦後民主主義を否定して、憲法改正をもくろむ現政権とその支持者に近いあたりから出た言葉らしいが、明確な出典はよく分か…
○鈴木邦男『〈愛国心〉に気をつけろ!』(岩波ブックレット) 岩波書店 2016.6 高校生の頃から〈愛国心〉に目覚め、50年以上も「愛国運動」をやってきて、そのために逮捕されたこともある著者が、近年の排外的な〈愛国心〉と自由のない改憲論を真っ向から批…
○出光美術館 開館50周年記念展『美の祝典III-江戸絵画の華やぎ』(2016年6月17日~7月18日) 開館50周年記念展の第三部。出光美術館の江戸絵画と聞いて、私が最初にイメージしたのは浮世絵だった。冒頭には、歌麿、北斎などの華麗な肉筆浮世絵が並ぶ。北斎…
○泉屋博古館分館 住友春翠生誕150年記念特別展『バロン住友の美的生活-美の夢は終わらない。』第2部「数寄者住友春翠-和の美を愉しむ」(前期:2016年6月4日~7月3日) 住友春翠(15代当主友純、1865-1926)の生誕150年を記念する特別展。第1部『バロン住…
1泊2日出張で仙台へ。めずらしく仕事以外はどこへも寄り道せず、仙台駅周辺から離れなかった。 なので、唯一の収穫は、駅ビル内の青葉亭で食べた牛たんランチ。 あとは、お土産に買ったずんだ餅と萩の月。
○酒井順子『子の無い人生』 角川書店 2016.2 ベストセラーになった『負け犬の遠吠え』は2003年刊行。今、「負け犬」の条件が「30代以上・未婚・子ナシ」だったことに少し驚いている。2016年現在、そんな女性は世の中にあふれている。40代になると、さすがに…
○東京ステーションギャラリー 『川端康成コレクション 伝統とモダニズム』(2016年4月23日~6月19日) 作家・川端康成(1899-1972)が、美術品のコレクターだったということを知ったのは、雑誌『芸術新潮』の特集(2007年2月号)だったと思う。雑誌は立ち読…
○角岡伸彦『ふしぎな部落問題』(ちくま新書) 筑摩書房 2016.6 私は部落問題をほとんど知らずに育ち、最近になってから関心をもつようになった。最初のきっかけは、著者の『はじめての部落問題』(文春新書、2005)だったような気がする。著者は被差別部落…
○八代尚宏『シルバー民主主義:高齢者優遇をどう克服するか』(中公新書) 中央公論新社 2016.5 私は団塊世代のすぐ下の世代に当たるので、あまり多数派のうまみを味わうことなく生きてきた。そうしたら、最近、若者の声が政治に反映されにくいことに対して…
○日本民藝館 特別展『朝鮮工芸の美』(2016年4月2日~6月12日) 日本民藝館創設80周年を記念する最初の特別展として、同館の所蔵する朝鮮時代の諸工芸品の中から優品約300点を選んでの展観。絶対見逃すわけにはいかないと思っていたけど、会期最後の週末にす…
○根津美術館 コレクション展『鏡の魔力 村上コレクションの古鏡』&特別企画『若き日の雪舟 初公開の「芦葉達磨図」と拙宗の水墨画』(2016年5月26日~7月10日) 展示室1では、平成22年(2010)に村上英二氏より寄贈された中国古鏡コレクションから約60件の…
○橋本健二『はじまりの戦後日本:激変期をさまよう人々』(河出ブックス) 河出書房 2016.4 本書は、戦後社会の形成を社会移動(階級間移動)の観点から調査分析したものである。戦前期には戦前期の、安定した階級構造があった。しかし戦中・戦後の混乱の中…
○藤森照信、山口晃『探検!東京国立博物館』 淡交社 2015.12 東博のミュージアムショップで、何度か本書は見かけていたけれど、雑誌掲載時(『なごみ』2014年10月号)に読んだものだ、と思って、買い控えていた。そうしたら、先月、友人がこの本の「出版記念…
○『射雕英雄伝』(2008年、上海唐人電影) 『隋唐演義』を見終わったあと、引き続き何か中華ドラマが見たくて探していたら、GYAO!ストアで『射雕英雄伝』(2008年版)の配信が始まっていた。とりあえず第1話を見ての感想は、あ~これダメかもしれない、とい…
○東京芸術劇場 中国国家京劇院日本公演『京劇 白蛇伝2016』(2016年6月5日) 久しぶりに京劇を見に行った。2012年に日経ホールで『孫悟空大鬧天宮』を見て以来。東京芸術劇場の京劇公演は2010年以来である。今年は「白蛇伝」がかかると知って、名作だけど、…
○静嘉堂文庫美術館 『よみがえる仏の美~修理完成披露によせて~』(2016年4月23日~6月5日) リニューアルオープン展の第3弾。もちろん見に行くつもりだったのに、気がついたら会期最後の週末になっていた。あぶないあぶない。本展の見ものは、浄瑠璃寺旧蔵…
○出光美術館 開館50周年記念展『美の祝典II-水墨の壮美』(2016年5月13日~6月12日) 開館50周年記念展の第二部。「水墨の壮美」って、すいぶん肩肘張ったタイトルだなと思いながら、見に行った。まず玉澗の『山市晴嵐図』、牧谿の『平沙落雁図』など、中国…
○梅林秀行『京都の凸凹を歩く:高低差に隠された古都の秘密』 青幻舎 2016.5 京都高低差崖会(がっかい)崖長(がけちょう)を肩書に持つ著者は、NHK「ブラタモリ」の京都編・奈良編・京都嵐山編・京都伏見編に出演し(最多出場)、同番組ファンにはおなじみ…
○三上修『スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?』 誠文堂新光社 2012.12 松原始さんの『カラスの補習授業』を読んで、ほかの鳥のことも知りたくなったので、大規模書店の生物学のコーナー(めったに行かない)で本書を見つけた。イラストの多いカラフルな装…