全長36メートル、重さ3トンの龍蛇が、300人の男衆に担がれて、池に入水するところは、なかなか迫力があったが、あとがいけない。「ここでしばらく休憩をいただきます」というアナウンスがあって、龍蛇は水に浸かったまま、呆然と動かず。その間に、鶴ヶ島市長とか埼玉県知事とか県議会議長とか、次々と行政屋が現れ、「力を合わせて事をやりとげるのは日本民族の美点だ」みたいな田舎くさい挨拶をして、「この神事に参加すると、次の当選は間違いなしと言われております」などと、ぬけぬけと言う。
本当は、最後に龍蛇を解体するのが見どころなのだが、うんざりして帰ってきてしまった。東京育ちの私は、生活の不便には耐えられても、こういう田舎芝居は我慢できないのである。あ~あ。やだやだ。