見もの・読みもの日記

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日本橋三越本店・天女(まごころ)像

薩摩焼の『歴代沈壽官展』を見に行ったついでに。

本館の吹き抜け中央ホールにそびえたつ天女(まごころ)像。昭和35年(1960)、佐藤玄々(朝山)作。

東京育ちの私には、ものごころついた頃からのなじみの像だ。下町住人だった我が家にとって、「デパートに行く」といえば日本橋三越高島屋で、私は子供心に、この巨大な像が「あるほう」と「ないほう」で区別していた。

ずっと陶磁器かと思っていたら、木彫なのだ。









同店では、この巨大彫刻の存在感が圧倒的だが、実は、天井のステンドグラスなど、まわりの建築意匠もなかなか凝っている。建物はルネッサンス様式で、6年をかけて昭和10年(1935)完成。大阪の大丸心斎橋店(ヴォリーズ建築)が、大正11年昭和8年(1933)竣工だから、ちょうど同じ頃である。

※参考:日本橋三越本店の歴史再発見三越)…天女像全体像はこちらで。