俗離山(ソンニサン)国立公園に位置する法住寺は、新羅時代に創建された古刹。壬辰倭乱(文禄の役)の際、豊臣軍に対する抵抗の拠点となったため、建物は焼失したが、磨崖仏・石塔・石灯など、興味深い石造彫刻が残っている。とりわけ、阿吽形の2匹の獅子が支える双獅子石灯がかわいい。韓国の国宝第5号に指定されている(ガイドのチェさんの話では、高校生の頃、国宝第1号から10号までを暗記させられたそうだ)。

※降伏する倭兵(豊臣軍)を描いた壁画。
「捌相殿」の扁額を掲げた五重塔は、朝鮮時代(17世紀)の建造。上層を小さく、下層を大きく作ったピラミッド型のフォルムは、日本にはない様式である。魚を下げた風鐸や、屋根の四隅を支える隅鬼など、細部の見どころが楽しい。門・塔・大雄宝殿が一直線に並んだ伽藍配置は、四天王寺式と言えるのかな?

※火災避けの意味をもつ魚の風鐸。

※屋根を支える隅鬼。現地ガイドさんは「トッケビ」と呼んでいた。法隆寺や唐招提寺など、日本の寺院にも、ときどき潜んでいる。
今夜も温泉町の温陽に到着。夕食はプルコギ。ホテル前のコンビニで韓国産ワイン(焼酎のJinroブランド)の小瓶を購入し、テレビで北京オリンピックの総集編を見ながら嗜む。
(8/29記)